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日々の恐怖 4月17日 中古の家(3)

2022-04-17 17:33:03 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 4月17日 中古の家(3)





 それでいろいろと思い出した俺は、友達にその話をしてみた。
ちょうどそれくらいのときに、ばったりその家を発見した。
まあ遠目からだったもんで、友達に、

「 たしかあそこだ。」

と教えた。
 ビビリな俺はちょっと怖くなっていたので、すぐに、

「 帰ろう。」

と言った。
 すると友達は住所だけ確認して、

「 おもしろい話聞いたら教えるわ。」

と付け加えた。
 友達はずっと地元にいて、金融系の営業をしているので顔が広く、仕事でもわりと広範囲で動くため、

「 なんか聞けたらいいねえ~。」

と言っていた。


 それからちょっとして去年の冬だ。
その友達から、

『 冬は帰省すんの?』

とメールが来た。

『 たぶんする。』

と返すと、

『 日にち決まったら教えて。
飲もうぜ。』

ということになった。
まあいつも帰省時に電話一本で会ってるし、家も近いのに、

” 何を今更・・・・?”

と思った。
結婚でもするんで、婚約者でも紹介するのかな?と考えていた。








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