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日々の出来事 6月13日 戸塚ヨットスクールと人間失格

2018-06-13 09:19:51 | A,日々の出来事_








  日々の出来事 6月13日 戸塚ヨットスクールと人間失格








 今日は、戸塚ヨットスクールの戸塚宏校長が傷害致死容疑で逮捕された日です。(1983年6月13日)
このヨットスクールは、問題行動を起こす青少年の治療法として、訓練生を不安定なヨットに乗せ、極限的状況での自己対処を経験することによって人格を矯正することを目指していました。
 しかし、訓練生の死亡・行方不明事件が複数発生し過度の体罰が明るみに出ました。
そして、マスコミにも大きく取り上げられ、戸塚ヨットスクールの方針が教育的な体罰なのか、過酷な暴行だったのかが議論されました。

「 私が直す!!」
「 戸塚先生、どうしたんですか?
こんな夜中に叫んだりして・・。」
「 あっ、起こしてしまったか・・。
脳のドーパミンが活性化して眠れないのだ。」
「 それじゃ、この睡眠薬のカルモチンで熟睡できますよ。」
「 それはありがたい。」

“ ごっくん。”

「 直ぐに効いてきますよ。」
「 ん、効いてきたかな?」
「 どうですか?」
「 あっ、あっ、うわあ~、トイレ、トイレ。」
「 戸塚先生、どうしたんですかあ~。
トイレに走って行っちゃった。
おかしいなァ。
あれぇ~、しまった。
これは、下剤のヘノモチン。
また、間違えた。
ホント、人間失格。」





 今日は、太宰治が玉川上水に山崎富栄と共に入水心中した日でもあります。(1948年6月13日)
太宰治は、人生で五回自殺未遂を繰り返しました。
作家の中井英夫が、新思潮の編集に関連して太宰と交際していたとき、死について太宰を問い詰めました。

「 先生はよくもうすぐ死ぬ、と仰いますが、いつ本当に死ぬんですか?」

それに対して太宰治は答えます。

「 人間、そう簡単に死ねるもんじゃない。」

でも、そう言いながら、太宰治は一ヵ月後に自殺してしまったのです。












 
太宰治(どうしよっかな・・。) 戸塚宏(来る?)


















☆今日の壺々話
















鳥居みゆきのコント






 白装束に身を包み、包帯を巻いたクマのぬいぐるみを抱え、何かが憑依しているかのような異様な表情で、フラフラと登場した鳥居みゆきの自己紹介。

「 戸塚ヨットスクールの生き残り、鳥居みゆきです!」

かなりシュールな出だしで、ここだけ妙に笑ってしまいました。
 アコムのCM出演のオーディションで、鳥居みゆきは最終選考まで小野真弓と争いました。
鳥居みゆきがアコムのCMに決まっていたら、放映されたCMは、“まともなCMにもかかわらず、何か変?”と言う感じになっていたと思います。




















ニート






 なぁお前ら、ちょっと聞いてくれ。
単細胞生物っているだろ?あのアメーバみたいなやつ。
すごい昔、あいつらはバラバラに単細胞のまま生きるより、寄り集まって多細胞生物として生きるほうが有利なことに気づいて、塊になって生きる道を選んだんだ。
 そして、ただ塊になって生きるよりも、各自が機能を専門化して分業したら、もっと生きるのに効率が効率がいいことに気づいて組織ってやつを分化したわけだ。

“ ボクは筋肉になって歩けるようになるよ!”
“ 私は神経になって情報を伝えるわ!”
“ じゃぁ、俺は骨になって体重を支えるぜ!”

ってな感じだな。
 でも、そんな細胞たちの中にも、特に何もするでもなく、昔のアメーバ型のまま、ふらふらしている細胞たちが少し残っていたんだ。
今で言うニートだな。

 で、こっからが大事な話。
ある生物Aは、そんな何もしないくせに、栄養だけもらってぬくぬくしているなんてケシカラン!といってそんな細胞たちを無くしてしまったんだ。
別の生物Bはそんな細胞たちにも温かい目で、いつか役立つ日もあるさ、なんて放っておいたんだ。
 ある日、そんな多細胞生物たちのもとに病気の元となる細菌たちがやってきた。
細菌たちは体の中に入ってきて栄養を奪い取り、細胞たちを殺して暴れまわる悪いやつらだ。

「 ちょっと誰かあいつらをやっつけてよ!」
「 頭脳派の私としては戦うのはちょっと・・・。」
「 そもそも俺骨だから動けないし・・・。」

そんな細胞たちの右往左往の中、みんなの注目はニート細胞に集まった。

「 お前、まだアメーバ型だから動けるじゃん?」
「 アメーバなら貪食もお手の物だろ?」

ということで、周りから白羽の矢の立ったニート細胞は、見事細菌たちを駆逐し、以後、体を侵入者から守る白血球としてみんなから一目置かれる存在になったんだ。
 もちろん、生物Aは細菌にやられて死んでしまい、生物界の生存競争で勝ちのこったのは生物Bのほうだった。

つまり何が言いたいかというと、おまえら俺達ニートにはやさしくしろってことだ。























コンビニ






 駅前のコンビニでバイトしてたハタチくらいの清楚な娘。
彼女に会いたくて、俺は毎日コンビニに通ってた。
代アニ生の俺は金が無いから、買うのはいつも缶コーヒー1本。

「 袋にお入れしますか?」
「 そのままでいいです。」

コミュニケーションはいつもその会話だけだったけど、俺にとって何より大事な時間だった。

 なのにその夏の終わり、彼女は突然髪を茶髪にし、化粧をしてレジ打ちをしていた。
俺の中で何かが壊れた。

「 そのままがいいって、何度も言ったじゃねーかよォ~!!」

叫びながらコンビニ中の棚を倒して回る俺。
泣き叫ぶ彼女。
そして聞こえてくるパトカーのサイレン。

今でも思い出す。
5年前、36歳の夏の日。






















お話






 ブスには普通に喋れんのに、凄い好みの子だと喋れなくなる。
“あんなかわいい子には当然のように彼氏がいて、お前なんかはなにも心をかけてない”
心の中で何度唱えても無理だorz。


逆にかんがえるんdふぁ。
“あの子はかわいいし彼氏もいない、むしろ今がチャンス。”


いや、異性として意識しちゃうと駄目なんだよ。。


おまえは俺か?w。


おまえも俺か?w。


なんだ、お前ら俺じゃんwww。


ちょっwww俺何人いるんだよwwwwww。


俺もお前らと同じだwww。


まて、こう考えろ…。
俺たちは…、
ド ッ ペ ル ゲ ン ガ ー。


何!そーだったのか……。
いや…俺たちはもしや………。
違う時間の流れの中で生きる、
同 一 人 物、
なのでは…?


アホスwwwww。






















    結婚と独身と幸福と不幸と男と女  






「「男女同権」とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。」
(太宰治)


「独身者とは妻を見つけないことに成功した男である。」
(アンドレ·プレヴォー)
 

「裕福な独身者には重税が課されるべきであろう。
ある人間が他人よりも幸福であるというのは不公平だ。」
(オスカー·ワイルド)
 

「女を腕の中に抱くと――やがて腕にぶらさがられ――そのうち背負うことになる。」
(サシャ·ギトリー)
 

「女たちは私には象と同じように思える。眺めるのは好きだが家に欲しいとは思わない。」
(W·C·フィールズ)
 

「私は男でなくて幸せだ。もし男だったら、女と結婚しなければならないだろうから。」
(スタール夫人)
 

「結婚した人々の唯一の楽しみは、他人の結婚に立ち会うことである……悪魔的な楽しみだ。」
(ラモン·ゴメス·ド·ラ·セルナ)
 

「離婚の動機ですって? ありますとも、弁護士さん、私が結婚しているということです。」
(エミール·ポラック弁護士)
 

「人は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。」
(アルマン·サラクルー)

 
「頭のいい男は良い夫ではありえない、なぜなら彼らは結婚しないから。」
(アンリ·ド·モンテルラン)
 

「女たちを知れば知るほど、私は自分の手の方をいとおしく思う。」
(ショロン)


「男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない」
(フレデリック·リット)
 

「結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。宝くじなら当たることもあるのだから。」
(バーナード·ショウ)
 

「結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った。
今考えると、あのとき食べておけばよかった。」
(アーサー·ゴッドフリー)
 

「できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、できるだけ結婚しないでいることは男のビジネスである。」
(バーナード·ショウ)
 

「ずいぶん敵を持ったけど、妻よ、お前のようなやつははじめてだ。」
(バイロン)
 

「夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである。」
(ドストエフスキー)
 

「一人でいるとき、女たちがどんなふうに時間をつぶすものか。
もしそれを男たちが知ったら、男たちは決して結婚なんてしないだろう。」
(O·ヘンリー)
 

「三週間互いに研究しあい、三ヶ月間愛し合い、三年間喧嘩をし、三十年間我慢しあう。
そして子供達が同じことをまた始める。」
(テーヌ)
 

「恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる。」
(リヒテンベルグ)
 
 
「君がよい妻を持てば幸福になるだろうし、悪い妻を持てば哲学者になれる。」
(ソクラテス)
 

「地球上における男女両性の共同生活は¸はなはだ頼りない現実であり¸
たんに見せかけにすぎないといっても過言ではあるまい。」
(ラ=ロッシェル『夢みるブルジョワ娘』)
 

「男というものは嘘の国の庶民であるが¸女はそこの貴族だ。」
(アペル=エルマン)
 

「女はみんな結婚するほうがいい、男は一人も結婚しない方がいい。」
(ベンジャミン·ディズレーリ)
 

「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と【推定】する。」
(日本国民法第772条)
 

「結婚は鳥カゴのようなものだ。カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、
カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。」
(モンテーニュ)
 

「結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。」
(リヒテンベルグ)
 

「結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。」
(フラー)
 

「男から追いかけられているときは、女は天使である。しかしひとたび男のものになるとすべてはおしまいである。」
(パスカル)
 

「男が妻に対して不実をおこなったら、女は同情のまとになる。女が不貞を犯したら、男は嘲笑のまとになるだけだ。」
(モーム)
 

「ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である。」
(アメリカの諺)
 

「女とは驚くべき存在だ。なにも考えていないか、別の事を考えているか、そのどちらかだ。」
(デュマ)
 

「女性が弱いというのは嘘である。
世の中に何が強いと言って、無神経な事ほど強いことはない。」
(亀井勝一郎)
 

「三つのものが強く女を動かす。利害と快楽と虚栄とである。」
(ディドロ)
 

「普通の倫理――この人は私を愛している。だが私には夫がいる。したがって彼を愛してはならない。
女性の倫理――私には夫がいる。したがって彼を愛してはならない。しかしこの人は私を愛している。」
(レールモントフ)
 

「君の人生に女が入ってくる。素晴らしいことだ。出ていってくれたらもっと幸福なのに。」
(ポール·モラン)
 

「ああ、世の中には面白くないことがたくさんある。
神様、あなたは女までお作りになりました。」
(ロシアの諺)



























 おれの妹の話なんだが、妹は小学校6年くらいから学校行かなくなった。
理由は深く聞けなかったし、本人はめんどくさいだけって言ってた。
親も、どうしていいかわからなかったみたいだった。
おれは家出てたから、どんな状況だったかわからなかったけど、かなり大変だったみたい。
 たまたま帰省した時にバイクで帰省したんだが、その時に妹を後ろに乗せてツーリングにでかけた。
本人は嫌がってたけどな。
 だけど、家に帰ってきた時には表情変わってた。
初めはもっと乗せてって言ってたけど、そのうち自分で運転したいって言い始めた。
 そして今は学校にも行くようになったみたいで、本人は高校に行きたいとも言っているらしい。
バイトして免許取って、いろいろなとこ行きたいって言っている。
 久々にこの前会ったときにこう言われた。

「 世界って広いんだね。
私はバイクでいろんなとこに行きたい。」

 おれもバイクで北海道行って人生観変わったよ。
世間って狭いし、つまらないことばっかり。
でも、一歩外に出て周りを見ると、キレイなものがたくさんある。
 おれはお前の気持ちはわからん。
だけど、おれを含めておまえのことを少しでも考えてくれるやつらがここにはいるし、おまえの周りにもいるはずだよ。

世の中って汚いことばっかだけど、がむしゃらに生きてればなにか見つかるよ。



















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