一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

名乗り出るなら今のうち?

2007-11-01 | よしなしごと

気がついたらこんなにあるんですね。

goo Newsの「編集部のピックアップ」から

まさかあの老舗まで…。全国各地で食品偽装が続々発覚。あまりにも軽い賞味期限やブランド名。
創業300年・赤福 偽装34年、苦難の秋(毎日新聞)
三重の御福餅、JAS法違反=製造日改ざんなど偽装27年間 (時事通信)
在庫管理バイト任せ 商品の製造日記録なし 船場吉兆(朝日新聞)
比内鶏社 「わたしが偽装指示」不明の社長会見が謝罪 (河北新報)
中国産大根地元産と偽る 鹿児島漬物(西日本新聞)
ウナギ産地偽装問題 生産履歴提供確立へ 県シラス協 安全安心委員会(西日本新聞)
教諭、購入米を「生徒栽培」と“偽装” 保護者らに販売 /岐阜(毎日新聞)
ミートホープ、DNA鑑定でウサギ肉混入発覚(読売新聞)
コロッケ材料に黒毛和牛偽装(中国新聞)
ペットフードも偽装…使ってないのに「ササミ」「ビーフ」(読売新聞)「食品表示110番」で発覚、産地不正表示2社に改善指示


昼時になると職場の近くのビルの前にワゴン車に積んだ弁当売りが並ぶところがあります。
個性的な店もあるのですが、それはいつも行列ができてます。
一方で、業務用のコロッケなどを適当に詰め込んだとおぼしき、食品を売りそうにない人相風体の人が妙に安い値段の弁当を大量に平積みにしている店もあります。
値段も安く、あたったという話も聞いたことがないので時間のない人には結構人気です。

先日その怪しげ弁当を買ってパッケージを見たところ、一応「本日中にお召し上がりください」というシールが貼ってありました。

ところが、肝心の製造年月日や賞味期限が書いてありません。

まあ、そんなもんです(笑)


「コンプライアンス経営でブランドを守る」などと言われますが、期待されない、というのもひとつの競争戦略かもしれません。

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ゾーイの箱舟

2007-11-01 | よしなしごと



「救出」名目で“誘拐”か チャド、フランス人ら16人訴追
(2007年10月31日(水)03:22 産経新聞)

アフリカ中部のチャドで、フランス人とスペイン人の計16人が29日、子供103人の誘拐などの罪で訴追された。フランス通信(AFP)などによると、訴追されたのはフランスの人道団体「ゾーイの箱舟」のメンバー6人とフランス人記者3人、チャーター機のスペイン人乗員7人。チャドのデビ大統領は「人身売買が狙いだ。厳重に制裁する」と言明した。欧州連合(EU)が計画していたダルフール難民支援のためのチャドへの部隊展開に影響が出る可能性もある。  

フランス人らは、チャドの隣国で紛争が続くスーダン西部ダルフール地方の孤児を救出し、フランス国内の里親が面倒をみる計画だったと主張。25日にチャド東部のアベシェから1歳から10歳の子供103人をチャーター機に乗せて出国する直前に拘束された。しかし、仏外務省筋は30日、子供は全員がチャド人で両親がおり、ダルフールの孤児ではないと述べた。  

サルコジ仏大統領はデビ大統領に電話で、同団体の行為は「違法で受け入れがたいもの」と表明。スペイン政府も違法行為として団体を非難した。  

EUは近く、ダルフール周辺の難民支援を目的に、チャド東部に「人道回廊」を設置するため、フランス、スペインを主力とする3000人の部隊を派遣する計画だった。

ここ数日、世界のニュースのヨーロッパ諸国では連日報じられています。

当初はテレビ局もこのNPOの評価について慎重だったのですが、実際に連れ出そうとした子供のほとんどがダルフールでなくチャドの、しかも親がいる子供だったことが明らかになるにつれ、批判的な論調になってきていました。

創設者はフランスの元消防士で、スマトラ沖地震での津波被害救済の赤十字活動にボランティアとして従事した後(職員としては採用されず)、この団体を創設したそうです。
当時から熱意と周りを巻き込むカリスマ性はあるものの、組織の中での役割を無視しての行動が目立ったと(今だからそう言うのかもしれませんが)当時の同僚のインタビューにありました。

この団体の当初の目的やメンバーの意識が何であったにせよ、チャド政府にしてみれば、(たとえ孤児であったとしても)自国民の子供を不法に連れ去ろうとする誘拐以外のなにものでもない行為であります。

ヨーロッパでの報道も、チャドの国内法による裁き自体には何ら疑問が呈されておらず、また、両国の政府とも政府間の関係には影響を与えないようにしているようです(BBC Newsなど参照)。
このあたりは、チャドという国がヨーロッパ諸国から民主主義国家として認知をされている国ということなんでしょう(これがスーダンとかナイジェリア政府だと違った反応になるんでしょうかね。)。


結局、創設者が当初から営利目的で始めたのか、活動しているうちに「アフリカの子供をフランスにつれてくること」が自己目的になってしまったのか、メンバーの自覚はどうだったのか、などこれからの調査で明らかになってくるのでしょうが、善意や熱意を軸に成り立っている団体がおちいりやすい陥穽なのかもしれません。

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