一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

どん兵衛

2007-11-10 | 飲んだり食べたり
今週どこでだったか「どん兵衛」の味が東西で違う、という話を聞きました。

最近はカップ麺はめったに食べないのでなかなか実感がわかないのですが、日清食品のHPを見たら詳しく書いてありました。


マーケティングして何がわかったの?
3. うどんのスープは東西で違った!!!
東日本と西日本ではうどんやそばのスープの味は違うということから、東西のうどんの嗜好にあわせて東西で味の異なる2種類のスープを開発しました。

東西でスープの味は違うの?
「1964年に新幹線が開通したこともあり、東西の味覚の差はまもなくなくなるのではないか」という意見もありましたが、うどんやそばの歴史的な嗜好の特徴を重視して、どん兵衛は東西でスープの味に変化をつけました。
カツオ、昆布、醤油を基本にしていますが、東日本ではカツオの割合を多くして濃口醤油のスープに、対して西日本では昆布の割合を多くして薄口醤油で仕上げています。そのため東西のどん兵衛のスープは見た目にも色が違っています。
開発当時はスープだけの違いでしたが、今は、具材のおあげも東西で味を変えています。どん兵衛は、全国展開の商品において地域別に味を分けた初めての商品です。

スープの味は東西でどうやって分けたの?
どん兵衛の開発にあたりどん兵衛のマーケティングと研究所の担当者は、東海道新幹線の「こだま」で新横浜から各駅で途中下車をしては駅の近くとその郊外のそば屋に立ちよってはうどんの試食を繰り返しながら、西に向かって進んでいきました。
彼らのニックネームは“ベロメーター”。舌で味覚を調査することからそう命名されました。小田原、熱海、三島…と進みながらうどんの味を舌で調査してどん兵衛の東西の境界線をきめました

東と西はどこで分けたの?
関が原を境界線とし、 ここより東(東:愛知県、岐阜県、三重県を含む)を東日本味、ここより西(福井県、富山県、石川県、を含む)西日本用として 販売しています。
東西の見分け方は、 商品パッケージにある「原材料」の囲み枠下に(E)または(W)と記号を表示していますが、 この(E)と(W)が東西を見分ける記号で、(E)=東日本用、(W)=西日本用という意味になります。


こんな感じだそうです。




関が原を境界線にしたあたりには象徴的な意味をこめているのかもしれませんが、ちょうど「アホ」と「バカ」の境界線にあたる(参照)というのも興味深いものがあります。


「アホ・バカ」については、実は境界の愛知・岐阜に「タワケ」ゾーンがあるのですが、残念ながらどん兵衛には中京バージョンとして「味噌煮込みうどん」が無いのが残念です。

商品ラインナップ(こちら)をみると、中国・四国・九州限定の「ごぼう天うどん」というのもあります。
消費期限や販売数量の問題もあるのかもしれませんが、ポッキー同様「ご当地どん兵衛」のシリーズ化に期待したいところです。
(でもお土産にはかさばるかw)
コメント
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