金曜日年度末のクソ忙しいときにお休みをもらってシネモンドで「6才のボクが大人になるまで」を観てきました。公式HP
一人の少年成長とその家族の12年の記録。といってもドキュメンタリーじゃなくて・・・。
1年に1度俳優+スタッフが集まって何日か撮影してつくられた映画、だそうです。
12年もの間よく続けられたもんだとまず感心。
パパと姉のサマンサとメイスン。
パパとママは離婚して、ママと暮らしているふたり。ときどきパパがやって来るのを楽しみにしている。
ママの仕事の関係で何回か転校を経験し、暴君のようなママの再婚相手とかけっこう苦労している子供たちですが、ぐれることもなくすくすくとよく育ったなぁ・・・と親戚のおばちゃん気分でしみじみしている自分がいました。
12年の歳月が過ぎ小さかったメイスンは18歳の青年になり、親元を離れて大学へ。
子供の手が離れたママはほっとするよりも淋しさを感じる。メイスンの卒業パーティを終えて巣立ちの時がやってきます。
「もう自分のお葬式しか残っていないわ」
というママに
「あと40年はあるよ」
と答えるメイスンはすっかりたくましい青年に育っていました。
映画のシーンじゃないけどママとボク
なんというか1年に1度夏休みにやってくる遠方の親戚の子供の成長を見ているような気分。
スタッフも大人の俳優さんもそんな気持ちだったんじゃないでしょうか。優しく見守っているような映画でした。
昨日はレートショーで「ジュピター」を観てきました。 公式HP
「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟のオリジナルSF超大作。
毎日朝早くから起きて家族と家政婦の仕事をしているジュピター。トイレの掃除をして、コーヒーをいれて・・・毎日同じことの繰り返し。
ある日ジュピターは突然得体のしれない何者かに襲われます。
さえない毎日を過ごしているジュピターですが実は宇宙最大の王朝の遺伝子を持つ人物。
女王亡き後、王族のアブラサクス一族は跡目争いでもめているのですが、女王と同じ遺伝子を持つジュピターは次期女王の最有力候補。
バレム、タイタス、カリークのアブラサクス兄弟
自分たちが全宇宙の支配を続けるためにはジュピターに消えてもらう必要が・・・。
バレム役エディ・レッドメインが絞り出すような声で、危ない目つきで演じています。
わけもわからないまま襲われたジュピターを助けてくれたのがケイン。オオカミの遺伝子を持つ戦士。
アブラサクス一族から送り込まれた戦士だったのですが、寝返ってジュピターを守る立場になります。
姫の窮地には空飛ぶブーツでキーンと飛んできて、助けてくれる。(なんとなくターミネーターのカイル・リースみたいな感じ)
ジュピターに対しては ” Your Highness " と呼ぶ。(きゃ~) 姫としもべの関係・・・なんですけどLOVEへと発展。
CGを多く駆使した映画って観終わってみれば頭の中CGばかりが残ってた・・・というのもあるんですけど、この映画はそんなことなかったです。
大音響が心地よくて、やっぱこういうのは映画館で観るのがいいのかな。
さて、ワタクシの最大の萌えどころ・・・
アブラサクス家の末っ子 タイタス ダグラス・ブース
タイタスと姉のカリークはどうなったのかなぁ・・・。なんとなくもやっとが残りましたけど。