今日は午前中お天気がよかったので自転車でおでかけ。
シネモンドで橋口亮輔監督の 「 恋人たち 」観てきました。 公式HP
不器用だがひたむきに日常を生きる人々の姿を、時折笑いを交えながらも繊細に描き出した。通り魔事件で妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判のために奔走するアツシ。そりがあわない姑や自分に関心のない夫との平凡な生活の中で、突如現れた男に心揺れ動く主婦・瞳子。親友への想いを胸に秘めた同性愛者で完璧主義のエリート弁護士・四ノ宮。3人はもがき苦しみながらも、人とのつながりを通し、かけがえのないものに気付いていく。(映画Com.より)
橋口監督の映画というと、セリフがセリフっぽく聞こえてこなくて、ドキュメンタリーっぽい感じ。
オーディションで選ばれたという3人の俳優さん(アツシ、瞳子、四ノ宮役)が顔があんまり知れ渡ってない方たちなので、余計にそんな感じがしました。
妻を失ったアツシ。パート主婦の瞳子。弁護士でゲイの四ノ宮
この3人の物語が並行して(交差するとこも)すすみます。
瞳子はお弁当屋さんでパートをしている平凡な主婦。そこで知り合った出入り業者の男藤田。
ちょっとおしゃれをして藤田と出かける瞳子は普段と違う顔になっている。
四ノ宮は、昔からの男友だち(サトシ)にある誤解を弁明しようと電話して、結局誤解されたまま切られてしまう。
電話を切られた後もずっと好きだった話とか延々と話し続ける。サトシの耳にはいることのない告白。
どちらかというとメンドくさくて嫌なヤツキャラの四ノ宮なんですが、泣けた。
突然の妻との別れから立ち直れないアツシの独白シーンが観てるこっちも苦しくて仕方ない。俳優さんが演技しているって気が全くしなかったです。
自分を追いつめているアツシに職場の先輩が、
「人生笑って食えればいいんだよ」
みたいなこと言います。
この先輩穏やかに見えますが、でも人生いろいろあった人。
そんな先輩の言葉はちょっとだけ心を軽くしてくれるような、優しい言葉でした。