ユナイテッドシネマ金沢で「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」 を観ました
2023年 アメリカ映画
監督:アレクサンダー・ペイン
ポール・ハナム:ポール・ジアマッティ
メアリー・ラム:ダバイン・ジョイ・ランドルフ
アンガス・タリー:ドミニク・セッサ
舞台は1970年、ボストン郊外の寄宿学校バートン校。
気難しくて生徒や同僚から煙たがられているハナム先生はクリスマス休暇の期間中、家に帰れない生徒たちのため寮の舎監を任されることになります。
休暇中も朝の体操やら補習やら、強要する先生にみんなウンザリ。(そういうとこだぞ)
母親が再婚相手と新婚旅行に行くからと休暇直前になって帰宅できなくなったアンガスひとりが最終的にクリスマスを寮で過ごすことになります。料理長メアリー(ベトナム戦争で息子を亡くしている)、ハナム先生と共に。
最初は反抗的で不平だらけだったアンガス(当然といえば当然の気持ち)も先生の知らなかった一面を知ってちょっと見直したり、3人で過ごす休暇中にお互いにちょっとだけ分かり合えるようになります。
クリスマスの朝「ボストンへ行ってクリスマス気分を味わいたい」というアンガス。
外出はよろしくないのですが先生は「社会見学」という名目で連れて行ってくれました。
(これまでの先生ではあり得ないくらい融通きかせてくれた )
でもアンガスには他の目的があったのです…
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気持ちがぽかぽかするようなお話でした。
初めのうち反抗的なアンガスに「君には帰るところがない」と言う先生に「クリスマスに帰れない子にそんなことは言わないで」と諭すメアリーが優しくて悲しい。
メアリーにもクリスマスに帰って来る息子がいたはずなのに…
部屋にThe Whoのポスターが貼ってあったり
ショッキング・ブルーの「ビーナス」、ドーンの「ノックは3回」とか懐かしい曲が流れていたのもうれしいところでした。