先日の母の 週一の注射日のことです。
第1幕 病院の待合室
娘 母ちゃん 今日は あたしの誕生日じゃよ
母 ありゃ そうじゃったかねぇ そら なんぞ 買ぉちゃらないかんね
娘 なにを 買ぉてくれる?
母 帰りに おまんじゅうでも 買いなさい
母ちゃんの通帳から 引いて買いなさい
娘 うん うん いやじゃねぇ~ どんどん おばあさんになっていく~
いつ死んでも おかしゅうない歳に なったきね
母 縁起でもない! 親が生きちゅうに まだ 死なれるかね!
死ぬるじゃゆうて 口に出すもんじゃ ない!
第2幕 診察室のベッドの上
先生 〇〇さん どうですか?
母 先生 この子が 死ぬるじゃゆうて 言いますらぁね もぉ~
先生 はっ! はぁ?
娘 あっ いやっ こっちの話です
先生 そうですか‥‥ お母さんも 娘さんも お大事にね
娘 ありがとうございます
第3幕 病院を出た直後
母 死ぬるじゃゆうて いいよったら ことだまに 連れていかれるきね
ゆうたらいかん! お父さん 〇〇(娘の名)を 守っちゃってよ ←空を仰ぎつつ
娘 ゆわん ゆわん もう ゆわんことにする
母 そう そう ゆわざったら 死にゃせん!
こうして 死ねない娘は 母ちゃんの治療費から1,000円もらい
くりまんじゅうを買い 帰ってきました