フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

秋のポカポカ陽気

2011-11-02 | フルート

昨夜少し飲み過ぎたのか、寝覚めが悪い。今日も天気がよさそうだ。
外気温1度、室温17度、湿度30%。デッキから畑を見ると、霜で真っ白になっている。

寒さは感じないが、薪ストーブを焚こう。まずは薪ストーブの灰を使ってガラスを磨く。ガラスが煤けていては、楽しさが半減する。奇麗になったら薪とたきぎをセッティングして火をつける。直ぐに、パチパチと燃え始めた。薪ストーブの焚きつけには、細い薪が最適だ。細かいたきぎが勢いづいてくれば、やや太いたきぎを入れる。部屋は直ぐに暖まるというわけにはいかないが、火を見ているだけで、なんとなく気持ちが暖かくなってくるから不思議だ。

最初のうちは、薪ストーブの表面温度が250度になるまでどんどんたきぎを燃やす。250度になると空気流入量を絞って、「安定燃焼」に切り替える。続いて、コーヒーを淹れ、すすりながらアルビノーニのフラウト・トラヴェルソを聴く。この優雅さと素朴さが朝にはぴったりだ。

余り食欲はないが、朝食だけは、きっちり食べておこう。

今日はフルートレッスンの日なので、気を入れて練習しておこう。ロングトーン、「毎日の練習」NO7、各調のスケールとアルペジオ、アルテ21課トリル練習。左手の小指、薬指の動きが特に遅いので、重点的に動かしておこう。その後、複合タンギングの練習曲をやる。スムーズさに欠けるのが気にかかる。
それが終わると、今日も「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「愛の挨拶」を吹く。

11時過ぎに練習を終えて、外の散歩に出た。朝方は少し冷えたが、この時間になると、なんだか11月とは思えないほどの暖かさだ。空には、秋らしい何とも言えない形の雲が浮かんでいた。

青空を背景にした庭の木々紅葉は、美しい。

向かいの森のカラマツ林の黄葉も大分進んできた。

昼からは、フルートレッスンに行く。妻の陶芸教室は、先生の展示会が東京であるためお休みだ。今日のレッスン、先ずは、アルテ21課の複合タンギングの練習曲。少しリズムが甘いが、一応○を貰った。次はトリルの練習曲NO1.問題は、トリル終結部の入れ方、次の小節の頭はきっちり抑えることだ。これが、なかなかうまくいかないので次回も続いてやることになった。先生から、次の練習曲NO2、および22課「短いトリル」のさわりを吹いていただいた。自発的に先を練習するためである。

家に帰えり着く頃、空が少し曇ってきた。夕方になると、二人で薪ストーブのたきぎ拾いをする。伐採して整理した小枝はいくらでもあるので、それを薪ストーブに入る大きさに折って段ボール箱に入れる。これが、いいたきぎになるのだ。それが終わると森の中をゆっくり散歩する。森の木々が紅葉する姿は何度も見ているが、何度見ても見あきないのが不思議だ。

夕食は、またまたお好み焼きを焼いて、このところ少しご無沙汰している地元のAさん宅に、少しだがおすそ分けをお届けした。Aさんは、農業法人の事務所におられて、なにやら細かい数字を書き込んでいた。日焼けした顔はつやつやしていて元気だ。奥さんから、能登半島のホタルイカの沖漬けと取れたてのイチゴをいただいた。これでは何をしているのか分からないが、村では、「物々交換」で心が通い合うのである。ホタルイカの沖漬けは、私の大好物なので嬉しい限りだ。