フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

雨の一日

2011-11-19 | フルート

今日は天気予報通り、雨の一日になった。こうなれば、家にこもっているしかない。

昔よく聴いた古いレコードをかける。ベートーヴェン弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」ハ長調と
第11番「ヘリオーソ」へ短調。演奏はスメタナ四重奏団だ。若い時にはあまり感じなかったひそかなヴァイオリンの音もなかなかいいものだという気がする。季節が秋ということもあり、静かに沁み入ってくるような音楽がぴったりだ。八ヶ岳では、残念ならレコードは聴けないので、こればかりを何度も聴いた。

それが終わると、明日八ヶ岳に戻るので、タイヤをノーマルからスタッドレスにつけ変えることにする。。雨の中、倉庫からスタッドレスタイヤを持ちだしてきて、「タイヤって何故こう重いのか」と、ぶつぶつ言いながら車に積み、いきつけのガソリンスタンドに車を預ける。作業が終わると家へ届けてくれることになっている。

午後からは、時折、激しい雨音を聴きながら、フルートを練習する。練習メニューは毎日ほとんど同じだ。今週はコンスタントに練習しているのでロングトーンをやると、フルートの音が心持安定してきたような気がする。「毎日の練習」はゆっくり力を抜いて吹く。各調スケールとアルペジオもややスムーズになってきたか。それでも高音のファ♯やシがらみが安定していない。トリルは指の力を抜いて、バタバタさせず、フルートをぐらつかせないことを意識する。左手小指がよく動いた。

アルテ21課の練習曲、トリルの終結部の入れ方が少しましになったか。つかえずに旋律が流れるようになってきた。もう少しだ。

続いて曲の練習に移る。先ず中野真理「フルートの調べ」から、「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ユーモレスク」「千の風になって」をやる。「千の風になって」がフルート用にアレンジされているところがやや吹きにくかった。
「Flute best100」からは、「ある愛の詩」「グリーンスリーブス」「コンドルは飛んでいく」「フランスの古い歌」「星に願いを」「慕情」「見上げてごらん夜の星を」「魅惑のワルツ」などを吹く。難しい曲は無いが、要はどう歌うかということだ。「愛唱名歌」からは「牧場の朝」「久しき昔」「故郷を離るる歌」「旅愁」「星の界」などの懐かしい曲を吹いてみた。フルート1本で演奏するとなると音色と歌う技術がなければ、来ていただいたお客さんは「なんじゃい」ということになるだろうな。