フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

楽しいコーヒー教室

2011-11-04 | グルメ・クッキング

今日も素晴らしい快晴の朝を迎えた。外気温5度、室温17度、湿度35%。
起きぬけに冷たい牛乳を飲む。その後、ガレージに置いている焚き木と薪を運び込み薪ストーブにセッティング。火をつける前に、ガラスをキュッキュッいわせて磨く。切りこみを入れた牛乳パックに火をつけると、あっという間に燃え上がる。しばらくパチパチいう火を見ながら焚き木をどんどん入れていく。燃え方が安定すると太い焚き木を加える。次はコーヒーを淹れ、アルビノーニのフラウト・トラヴェルソを流す。

朝食を食べた後は、

フルートの練習をしよう。メニューは昨日と同じ。ロングトーン、「毎日の練習」、各調のスケールとアルペジオ、アルテ21課トリル練習および練習曲NO1。その後は、「亡き王女のためのパヴァーヌ」「愛の挨拶」「アルルの女 メヌエット」バッハ「ポロネーズ」などを吹く。

10時半過ぎに練習を終えて、外に出る。赤岳の裾野は錦に染まった。

アダージョの森もかなり色づいてきた。

写真を撮っていると、散歩しているKさんご夫婦を立ち話になった。お聞きすると、お近くに別荘があり、東京から来られているとのこと。立ち話もなんですからと、庭にご案内し、デッキで一緒にお茶話となった。Kさんは、まだお仕事をされているので、こちらにこれるのは月に1,2回程度とか。またこちらに来られたらお寄りくださいと言って、お別れした。

余りに暖かいので、今日の昼食はざるそばを食べる。付いていた出汁は、少し甘過ぎるのが気になった。

昼からは、原村のCOCOさん宅で「コーヒー教室」があるというので、参加させていただいた。途中、八ヶ岳高原牧場で、牛の放牧の光景に出合った。ものすごい数の牛たちだ。

2時にCOCOさん宅着。既に皆さんお揃いだ。先ずは、「本場イタリアのビスコッティ」作り。アーモンド、オレンジピール、それに「サンブッカ」という香草酒を入れる。この「サンブッカ」生で飲むと強烈に強い酒だった。

皆さんが、「ビスコッティ」を作っている間に、私は、COCOさんのご主人=PAPAさんに、建築中の家を案内していただいた。前回来させていただいた時からは、2階の間仕切り柱が出来上がっていた。サンルーフがたっぷりとある家には、太陽が燦燦と降り注いでいた。

「ビスコッティ」を焼いている間に、コーヒー教室が始まった。先生は、「バラクラ」近くで珈琲豆工房をされている「珈(こお)」さん。年代物のプジョーのミールに豆を入れて参加者が一人ずつ豆を挽く。この時の香りがいいのだ。

コーヒーフィルターを折る時は底が三角形になるように工夫する。次に沸騰したお湯をフィルターにかけ、「パルプ臭」を取り除く。成程、プロの方はこうするのか。その間置いておいたお湯が90度ぐらいになる。豆をフィルターに入れ、真ん中にクレーターを作り、クレーターを壊さないように、お湯を回し入れる。小さな泡が立って、豆が膨らむ。いい豆は、この膨らみ方が違うのだ。豆が膨らんでから、ゆっくりとお湯を「のの字」に回し入れ、適当なところで止める。ビーカーに滴り落ちるのが終わると、またお湯を回し入れる、を繰り返す。飲んでみると、ほどよい苦みですっきりしていた。

続いて、参加者の方から淹れてくださいと言われたので、私がやってみた。コロンビアの豆を使って、教えていただいた様にクレーターを作り、お湯をゆっくり注ぎ入れて豆を膨らませる。


膨らんだら、お湯を「のの字」に注そぎいれる。淹れ終わったら、各自のコップに注ぎ、焼き上がった「ビスコッティ」を食べながら珈琲談義となった。「珈さん」がいうのには、安くて美味しいコーヒーは無く、高いからと言って美味しいとは限らない。要は、自分が美味しいと思うことが大事とのことだ。「ビスコッティ」はコーヒーをに浸して食べると美味しい。例の「サンブッカ」の味が仄かに効いているのがいい。

話は尽きなかったが、陽が西の入笠山に沈んで赤っく染まってきた頃、お暇させていただいた。帰りに、今夜は握り寿司にしようと思って「ひまわり」によったが、生憎ほとんど売り切れていて、盛り合わせしかなかった。

今夜は、お寿司の盛り合わせと、マグロの刺身、野菜鍋とする。暖かいので、鍋を食べると、身体が火照ってきて、思わず半袖になってしまった。