フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

久しぶりに薪を割ろう

2011-11-27 | 薪ストーブ・焚火

今日は、うす曇り。南アルプスや八ヶ岳はうっすらと浮かんでいる。庭はそれほどでもないが、畑は一面の霜だ。外気温マイナス3度、室温12度、湿度24%。

朝食を食べた後、何やら外が騒がしいなと思って、窓の外を見ると、軽トラックが何台もこちらの方に向かってやってくるのが見える。何かと思って見ていると、畑の溝や用水路付近の草刈や、泥さらいをやっているようだ。

しばらくすると、アダージョの森を巡る用水路の前で皆さんが休憩を取っているので、挨拶をしに行く。草刈をしているエリアに、庭で伐採した枝を置いたままにしているので作業の邪魔になりませんかと声をかける。「用水路に落ちないのであれば、特に問題はないです」とのこと。お聞きすると用水路は、防火用水にもなっている。最近は、米を作らなくなったので、水田用の用水はあまり必要ではなくなってきているが、防火用水として村の中のいたるところに水が回っているとのことだ。ほとんど会ったこともない人たちばかりだが、しばらく立ち話をし、休憩時間が終わったのでお別れした。

その後、フルート練習をする。昨日、寄席の前座でのフルート演奏が終わったのだが、実は第2弾の演奏会が待ち構えている。私が習っているフルート教室の発表会・演奏会が、12月11日(日)に、同じペンション「ミュー」さんのダイニングをお借りして開催することになっている(詳細は別途案内を参照してください)。それに向け、ロングトーン、「毎日の練習」、各調のスケールとアルペジオ、トリルなどの基礎練習をしていると昼になってしまった。

昼からは、久しぶりに薪割りをする。先日丸太を作って薪置き場に置いているが、割っていないので、これでは、いくら乾燥させても薪としては使えない。薪割りが待っているのだ。先ずは、薪小屋の前列左側に、仮に積んで置いた丸太を割ることにする。斧を振ってみると、忘れていた感触が蘇ってきた。スパッと割れるとなかなかいい気持ちだ。今日は暖かいので、割っていると汗が出てきた。やはり慣れていないので、1時間もやると腕と腰が痛くなってきたので終えることにした。

割った薪を薪置き場に並べ直すと、なかなかいい眺めだ。割ることができない細い薪や、節のある丸太は、明日、家の西側薪置き場に移動することにしよう。

次は、薪ストーブ用の柴、この間使ってしまったのでそれを拾い集める作業だ。落ち葉の降る積もった森の中に入っていく。枯れている樹木を40センチぐらいの長さに足で折る。細いのは手で折ろう。太いのはチェーンソーで切る。夕暮れが近づく4時までやると、2日分ほどの柴が出来上がった。

部屋に戻って休憩していると、甲斐駒ケ岳の右手あたりが、驚くほどの紅色に染まってきた。今日の夕焼けはひと際美しい。

夕食後、時間があったので、フルートを吹く。12月の発表会で演奏しようと思っている「アルルの女メヌエット」「ユーモレスク」「シチリアーノ」をゆっくり吹いた。