昨日、娘にメールをした時に
ソバリエさんが留守なので
「ネズミにひかれないようにするわ」と書いたら
「ネズミ?何それ。今度教えて」と返って来た。
は~?わが娘の教養のなさ。
でもこれは教養なのか?私たちの間では普通に使っている言葉。
教えてと言われて、はたと考えたけど
これって大阪弁なのか?本当はどういう意味なのか?語源は?
色々疑問がわいてきたのです。
それで調べてみました。
NHKの言葉おじさんの気になる言葉には
「ねずみにひかれる」とは?
一人で留守番をする時に「ねずみにひかれないように!」
と声をかけられた経験はありますか?
初耳の人もいるかもしれません。
辞書の中には「ねずみにひかれそう」=【家の中に1人きりで
寂しく心細い様子(親しみをこめてからかう時に用いる)】と説明するものがあります。
実は、江戸中期の国語辞書『俚言集覧』にも載っているほど
古い表現なのですよ。しかし、なぜこのような言い回しが?
「ひかれる」とは「引かれる」?「惹かれる」?「轢かれる」?
想像が膨らみますが、これは「ねずみが塩を引く」という
慣用句に由来すると考えられています。昔は、戸棚に入れておいた物が
ねずみに食い荒らされ、いつの間にかなくなるという事がよくありました。
一度に"引く"量は少なくても度重なると大量になる、
そこから【ささいな事でも繰り返すと大事になる】【大量にあった物が、
最後になくなってしまう】ことを慣用的に「ねずみが塩を引く」というのです。
つまり、「ねずみに引かれる」とは"そこにあった物が神隠しにでもあったように、
いつの間にか姿を消してしまうこと"。家に1人きりという状態は、
神隠しにでもあいそうなほど寂しそうに見える。
そこから、"油断していると神隠しのような災難にあうかもしれないよ
、気をつけなさい!"という意味で「ねずみに引かれないように」と
声をかけるようになったというわけです。
他にも、夜更かしをしている子どもに「早く寝ないと、ねずみに引かれるよ」
と脅し文句として使ったり、"道中気をつけて(変なものに引っかからないように)"
という意味の見送りの言葉として使うこともあるようです。
今ではあまり耳にしなくなったこの言葉。いずれ消えてしまうのでしょうか。
こう書いてありました。
やっぱり今はあまり使われないようで
ある人が周りの人に聞きまわったところ
40代以下の人は知らないようです。
日本語もこうやってだんだん変わっていくのですね~。
でも最近の変わり方はスピードを増しているように思いますね。