大阪あそ歩(おおさかあそぼ)のプログラムで
天王寺動物園のぶらぶら歩きというのがあって参加しました。
動物園の門をくぐるのは何年振りでしょう?
子供が小さいころはこの動物園によく来ましたが・・・。
もう25年位ご無沙汰していました。
この日は天王寺動物園の元園長、現名誉園長の
宮下実氏の案内で楽しいお話がたくさん聞けました。
そもそも私が知っている天王寺動物園といえば
日影がなく、結構匂うという印象でしたが
全く様変わりしていて驚きました。
こんなに緑の多い園になっていて、匂いも全くなし。
2006年にオープンしたサバンナゾーンから
案内してもらいました。
最初はかば君
このきれいな水!これにもびっくり。
かばは水の中でフンをするので、どうしても水が濁るそうです。
1日に40キログラムの干し草や果物を食べて30キロフンをするそうですから
濁るのは仕方ないですよね。
ここでは濾過してきれいな水を保っているそうです。
なので水の中のカバの様子をはっきり見ることができます。
手前が2850キロもあるオスのテツオ君と向こうにいるのがメスの ティーナちゃん。
仲良くじゃれあっているところでした。
このきれいな場所はかばのお母さんが赤ちゃんにおっぱいを上げる様子を
観察できる場所ですが、作ってから13年間
まだ赤ちゃんが生まれていないそうです。
近いうちにティーナちゃんがお母さんになって
おっぱいを上げる様子を見ることができるかもせれませんね。
そうなってほしいです。
次はサイでしたが、チョロッと出てきてウンチをしてまた帰って行ってしまったので
カメラに収めることができませんでした。
そこで園長先生が持っていた紙袋から取り出したのは
象のフンです。
乾燥させてニスを何度も塗ったものだそうです。
これ1個1キロで象さんは1日に60個も出すそうです。
他に
キリンのフン コアラのフン
キリンのフンは体に似合わず小さいです。
コアラのフンはゆうかりの匂いがするらしいですが
もちろんこれらは匂いなしです。
これは象のフンを乾燥させたもの。たい肥として使うと
植物がすごく育つそうです。
この園では毎週土曜日2時からこれを2キロ入れたものをプレゼントしてくれるそうです。
フンのお話のあとは草原のゾーンへ
シマウマ、エランド、キリン、ダチョウ、ハゲコウなど自然のままに見せています。
3か所の見学場所があってそれぞれ違った角度から眺めることができます。
園長さんの熱心なお話でここまでで、予定の半分以上の時間を費やしてしまい
あとは駆け足でアジア熱帯雨林ゾーンへ。
ここはタイの国立公園をモデルに作っているそうです。
看板もタイ語で。
象のヒロコ
こちらはハルコ
2匹は仲が悪くて今は別々に暮らしているそうです。
ハルコは63歳。や~同い年やん。がんばれ~。
象の場所に向かう途中オオカミをちょっと覗きました。
あれ~?ななちゃんやん?
なんだかどの子もななちゃんだ~。
そうか、やっぱりななちゃんはオオカミの血が濃いのかも。
人にこびず、マイペースなところも野生的だもん。
でも、ななちゃんみたいにのんびりしてたら
オオカミの仲間ではやっていけないけどね~。
そうだ、ライオンもいました。
暑いくらいのいいお天気なのでピクリとも動かず寝ていましたね。
ライオンはほとんど寝ているそうです。
冬には大きな岩の上で寝ていることもあるそうです。
何故かというとその岩は作り物で、ヒーターが入っているんですって。
こんな裏話もたくさん聞けました。
若いころは動物園好きでよく足を運んで
子供が小さいころは、子供に見せたくてまた足を運んだのに
すっかりご無沙汰していた動物園。
最近の動物園ブームで旭山動物園に行ってみたいと思っていたけど
近くの動物園も素晴らしい。
また、ときどき足を運びましょうと思いました。