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道知るべ石

2011-08-03 | まち歩き

 宮城野区の市道原町本通り(旧宿場通り)の東端の交差点に「原町苦竹の道しるべ石」がある。この石は幕末に建てられた安山岩の円頂方柱(高さ165cm)で仙台市指定有形文化財である。設置地点は塩釜街道と八幡街道の十字路東南角である。方柱の四面(約1尺角)に東西南北・至る地・距離が刻まれている。距離は当然尺貫法である。刻まれた距離をメートルに換算してみよう。1里=36町=約3.93km、1町=60間=360尺=約109mである。
 西 御城下 二十六丁=26x0.11km=2.86km
 北 松嶋(松島) 六里十五丁=6x3.93km+15x0.11km=25.23km
 北 塩可満(塩釜) 三里十九丁=3x3.93km+19x0.11km=13.88km
 東 八幡八満ん(多賀城市八幡) 二里十六丁=2x3.93km+16x0.11km=9.62km
 東 七者満(七ヶ浜) 四里廿四丁=4x3.93km+24x0.11km=18.36km。
 南 長町 宮城野以てふ道 一里=3.93km
 江戸時代の移動は徒歩が基本である。旅行における1日の行程は男性で10里(約40km)が目安となっているから、塩釜・松島までは半日程である。

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 道標のちょっと北に梅田川が流れている。その川岸に大きなクルミの木に沢山の実がなっていた。近くの庭にはモミジアオイが一輪咲いていた。
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 クルミ(胡桃、クルミ科)
 実は果皮が割れてきた頃が収穫期
 仙台で「くるみ餅」は胡桃餡の餅である

R0010944 モミジアオイ(紅葉葵、アオイ科)
 別名は紅蜀葵(こうしょっき)
 草丈は高く(約2m)、花は大ぶりである
 葉は紅葉に、花はハイビスカスに似る