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放出された放射性物質の挙動を試算

2011-08-30 | 学問

 (独)国立環境研究所は2011年8月25日に福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質の積算沈着量などのシュミレーション結果を公表した。日本原子力研究開発機構による放射性物質の放出量の時間変化をもとに、3月11日~3月30日まで試算したものである。
 これによると、放射性物質であるヨウ素131の13%、セシウム137の22%が国内の陸地に降下し、残りは海上に拡散と試算された。積算量が多いのは福島県東部・中央部だけでなく、宮城県南部や栃木県北部などでもホットスポットと呼ばれる高濃度地点があった。粉塵状で飛散するセシウム137は風向きと降雨の有無がホットスポットの形成となった。ヨウ素131の多くはガス状であったので雨の影響を受けずセシウムより小さい。

注)セシウムの沸点は658℃、ヨウ素の沸点は184℃である
注)半減期(はんげんき)
 半減期とは物質の量が半分と成るに要する期間である。一般的には放射性物質が放射線を出してその物質が半減する期間を言う。生物が体内に取り込んだ物質が代謝で半減する期間は生物学的半減期と言っている。
放射性物質であるセシウム137の半減期は約30年、ヨウ素131は約8日である。


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資料等は下記を参考に
独立行政法人 国立環境研究所 http://www.nies.go.jp/

2011年8月25日の記者発表
東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中での挙動に関するシミュレーションの結果について(お知らせ)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2011/20110825/20110825.html

研究結果の解説記事・ヨウ素131とセシウム137の大気濃度、沈着量、沈着積算量の空間分布(動画) 
http://www.nies.go.jp/shinsai/index.html#title04
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 散歩道でベロペロネが咲いていた。大分前から咲いているから花期が随分長いね。

Koebisou0830  コエビソウ(小海老草、キツネノマゴ科)の別名がある。明るい赤褐色の苞(ほう、葉が変化したもの、苞葉とも言う)が鱗状に重なってエビの様な姿だ。
 花は穂の様な苞の先に小さく咲いている。花を見るより苞を見る観葉植物であろう。
 苞の色は赤褐色だけでなくピンクや黄色(イエロー・クイーンと言う品種)があるようだ。葉に斑が入ったのもあるとの事。私はまだ黄色のベロペロネを見たことがない。