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年賀状ありがとう

2012-01-03 | 日記・エッセイ・コラム

 今年も年賀状が元旦・2日・3日と届いた。1年に1回の消息確認の方も多いので1枚づつ確認しながら見るのが楽しい。出した方其々に個性があり、その個性を見せた年賀状は面白い。でも中には名前も住所も無いのがある。困った。字体や癖から判断するしかない。
 年賀状の始まりは平安時代の公家社会からで、年始の挨拶周りの習慣と1月2日の書初めのコラボの様だ。明治初期に郵便葉書が発行されたので葉書の年賀状が普及したとの事。現在では40億枚の年賀葉書が発行されている。

 本年のお年玉付年賀はがき(平成24年・辰年年賀状)は、2011年11月1日(火)から発売され、追加発行を含め約36億7千万枚との事。発行数は、終戦からの昭和時代には増加傾向だったが平成では40億枚前後と横ばい状態だ。
 年賀葉書の発行枚数(総務省、日本郵便より)
 昭和(年用)   25   30   40   50   60   64  平成2年
 発行(億枚)   1.8  5.8  10.9   27  31.6  34.3   39.0
 過去最多の発行は平成12年用の42.5億枚で、パソコンの普及率が50%を超えた年との事。判るな・・宛名書きは大変だったから。

 

 この時期になるとお庭のナンテンの赤い実が良く目につく。ヒイラギ・ヒイラギナンテンと共に玄関付近に植えられている。ナンテン(南天)は「難転・・難を転ずる」から厄除けや縁起の良い木(吉祥木)として植栽されるからだ。お正月の飾り付けで、ナンテンの実と福寿草の花の組み合わせは「災い転じて福となす」の縁起物との事。
 ナンテンの花(H23.7.29ブログで紹介)は地味で余り目立たない。花より秋から冬に赤い色となる実を鑑賞するものだろう。今年はナンテン(難転)に肖って、難なく実り多い良い年でありますように。

Nanten01031  ナンテン(南天)
メギ科ナンテン属
半常緑性の低木
樹高は1m~3m
開花期は6月~7月
花色は白色(中央は黄色)、花径は数mm
果実径は6mm~7mm位、秋頃から赤くなる
実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種があると言う


Nanten01032  別名には南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)、山南天(やまなんてん)など。
 南天の果実はアルカロイド(窒素を含む特殊な植物塩基の総称、少量でも動物に強い生理作用を及ぼすことがある)であるイソコリジン・ドメスチン・プロトピン・ナンテニンなどの成分を持つ。含まれるドメスチンには鎮咳作用がある。このため漢方の咳止め薬の原料とされる。