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本年の十二支は辰

2012-01-05 | 日記・エッセイ・コラム

 私に届いた年賀状に書かれている絵・文字の大部分(9割位)は、本年の十二支の”辰”を題材としている。斯く言う私も、平成24年の年賀状に”辰”を使った文面にしている。
 干支(えと:十干十二支のこと)は殷時代の甲骨文に見られる。この時代での干支は日付として使う紀日法(干支紀日法)であった。年は順序数(1~12)を使用し、月も順序数を基本としていた。十干は卜旬(ぼくじゅん:10日毎に占う)からの順序記号で十二支と併せると60日が記録できる。
 十二支の動物は、王充(おういつ:後漢(紀元1世紀)の思想家)の論衡(ろんこう)で記述したのが始まりとされる。十二支の動物(十二生肖:じゅうにせいしょう、と言う)は広く伝わり、日本には6世紀には伝わっていたと見られる(もっと以前からとも考えられる)。地域的には中国・日本だけでなくモンゴルやロシアなど、タイ・ベトナム・インドなどにも十二支はある。しかし、使われている動物は各国によって様々に違う。中国・タイでは亥は豚、ベトナムでは卯は猫、アラビアでは辰はワニ、・・など。
 ☆殷(いん)の時代
 紀元前17世紀頃~11世紀頃に存在が確認された中国での最初の王朝である。商(しょう)若しくは商殷とも言われる。
 殷は祭政一致の神権政治である。祖先の霊や自然界の神々への祭祀は王にとって政治と不可分であった。祭祀の占い(卜い)には最古の漢字である甲骨文字(亀甲獣骨文字:きっこうじゅうこつもじ)が使われている。この時代後半に作られた青銅器にも甲骨文字の後にあたる文字”金文”が使われている。
 農耕文化では祭祀=五穀の豊穣を祈る農耕儀礼と言って良いであろう。この祭祀にとって太陽の運行である暦は重要であり、発展した(太陰太陽暦が基本)。

 

 最近の寒さと今日の朝からの雪にもシッカリと咲いているイソギク(磯菊)。葉や花が独特だ。名のとおり日本の磯などに自生するキク科の植物だ。でも咲いているのは展示場の庭だ。園芸種・野生種とも流通しているとの事。

Isogiku01051  イソギク(磯菊)
キク科キク属
多年草、地下茎で増える
茎は木化して越冬する
原産地は日本(固有種)
丈は0.3m~0.6m
(1m位になることもある)


Isogiku01052 名は磯に咲く菊からの命名
開花は10月~12月
花は鮮やかな黄色で茎先端に咲く
キク属では珍しい筒状花だけの花
小花が沢山集合し数mmの大きさとなり、この集合花が集まって散房状の頭花となっている


Isogiku01053 葉は肉質で、白い縁取りがある
葉裏には細かい毛が密生し銀白色