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井戸のある風景

2012-01-18 | まち歩き

 広瀬川沿いの道路に面したお家の庭に井戸があった。滑車を使うつるべ井戸だ。つるべ(釣瓶・釣る瓶)とは井戸から水を汲み上げる時に使う桶の事である。井戸からの水くみ上げは、つるべに付けた縄と滑車を使う方法、つるべに付けた縄と天秤様の竿を使う方法がある。
 まだ使われているのかなと思って井戸底を見たら埋まっていた。もう使わないで埋めたようだ。
 道路脇から見た「井戸のある風景」はとても情緒があり絵画的だ。このお家から見たら、広瀬川・川岸の林などの借景でもっと素晴らしいと思う。

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 つるべ井戸

 井戸枠は大谷(おおや)石
 滑車は見えるが縄はない


 最近、昨年の地震(3.11)での断水で難儀したので井戸設置をした・考えている方が増えているとの事だ。トイレの水では苦労しましたよ。適当な設置場所と水が出る場所であれば欲しい・・庭木の水やりにも使える。
 機械(ボーリングマシン)で掘削して井戸設置したマンションや自分の庭に一人で井戸設置した方などがTVで紹介されていた。前者での設置費用は25万位から、後者は材料費のみ(自分1人で10日かかった)で3000円との事だ。揚水ポンプ費用は入ってない、と思う。
 井戸の手掘り方法には2方法がある。1つは、スコップなどで掘って井戸を作る(掘り抜き井戸)方法だ。深さは数m以上・径は作業できる程度の1~2mなので複数者の作業となる。もう1つは、小径の孔をパイプ打ち込みで掘って井戸を作る(打ち抜き井戸)方法だ。上総(かずさ)掘りとも言われる方法で浅い井戸(深さ10m前後)なら1人でも可能な方法だ。紹介されたのはこの方法だ。