ホタルイカの内臓(所謂ワタ)に肝臓脂質を減らす成分が含まれていることが、富山短期大学食物栄養学科竹内教授らの研究グループの実験で分かったとの事(4月8日の報道)。研究成果は、第67回日本栄養・食糧学会大会(平成25年5月24日~26日名古屋大学)で発表される。
竹内教授らは、香川大学農学部および富山県農林水産総合技術センター食品研究所と動物実験などの研究を共同で実施し、ホタルイカには血中および肝臓の脂質を低下させる作用のあることを初めて実証した。今回の発表は、その有効成分についてさらに研究を進めた結果、内臓部分に脂肪肝の改善が期待される成分が含まれていることを明らかにしたものである。
グループは今後この成分の特定を行っていく予定で、4月からヒトを対象とした栄養試験を実施して効果を確認する。竹内教授は「ホタルイカは内臓ごと食べることが多く、おいしくて体にもいい。食品や薬品の開発につながれば」と言う。
◆脂肪肝
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪やコレステロールが必要以上にたまった状態、肝臓の肥満症と言える。
脂肪肝の原因は、肥満・アルコールの飲み過ぎ・糖尿病など。
脂肪が蓄積して肥大すると、肝細胞が死滅・減少し、線維組織に置き換わり、肝硬変(肝臓が硬く変化し、肝機能が著しく減衰した状態)に至る。
脂肪肝の人は国内で1000万人を超えると言われる。多いのは、女性より男性で、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年。
◆蛍烏賊(ほたるいか) --ほたるいかミュージアムより--
”ほたるいか”は、明治38年、東京大学教授の渡瀬庄三郎博士の命名によるもので、地元では”まついか”と呼ばれていた。その後、ホタルイカの学名は博士の名前にちなみ「Watasenia sintillans:ワタセニア・シンティランス」と命名された。
ほたるいかの腕発光器は刺激を与えたり驚かせると簡単に発光する。この発光は、熱をもたない光(冷光と言う)で、発光物質(ルシフェリン)に発光酵素(ルシフェラーゼ)が作用することによって起こる。
ほたるいかは、普段は200~400mの深海に生息し、日本近海では日本海全域と太平洋側の一部に分布する。特に富山県の滑川市で多く水揚げされる。
◆ほたるいかミュージアム
富山湾に面した滑川市にある
http://www.hotaruikamuseum.com/
歯医者さんの駐車場横にあるお庭で、ハナカンザシが咲いていた。お庭はいつも手入れされて季節毎に綺麗なお花がさいている。時々立ち寄って見させてもらう。
お花は鉢植えでは良く見かけるが、お庭で見るのは初めてだったので嬉しい。名(花簪)の由来は、茎の先の花が簪(かんざし、女性の髪にさす飾り)の様だからと言われる。そう言えば、最近簪をさした髪型の方をあまり見けない。
ハナカンザシ(花簪)
別名:アクロクリニウム
ヘリプテラム
英名:Strawflower
キク科ハナカンザシ属
一年草(本来は多年草)
原産地はオーストラリア
開花時期は4月~7月
花茎の先に径5cm位の花を付ける。花は黄色い筒状花を白いカサカサした総苞(苞は葉の変形したもの)が取り囲む。