ノーベル賞学者のフランシス・クリック博士(英国)が1962年受賞のノーベル医学生理学賞メダルが4月11日、オークションに掛けられ、事前予想の4倍以上となる227万500ドル(約2億2600万円)で落札された。
落札者は、中国のバイオケミカル関連企業、百慕迪再生医学科技有限公司(Biomobie、百慕迪)のジャック・ワン(Jack Wang)最高経営責任者(CEO)。
これに先立ち(4月10日)、クリック博士が息子宛てに二重らせん構造の発見についての直筆の手紙もオークションで605万9750ドルで落札された。手紙の競売では最高額と言う(落札の最高額は、リンカーン大統領の子どもたちへの手紙で、2008年の340万ドル)。
遺族は、「メダルを見る機会を与えることで、未来の科学者たちの励みになれば」と出品したとの事。売り上げの2割は2015年新設予定の医学研究機関に寄付される。
◆フランシス・ハリー・コンプトン・クリック
Francis Harry Compton Crick
1916年6月8日 - 2004年7月28日
クリックとジェームズ・ワトソンは、モーリス・ウィルキンスらのX線回折の写真を参考に、DNAの二重螺旋構造を発見した。
発見は、「デオキシリボ核酸の分子構造」論文でまとめ、1953年4月25日発行の「ネイチャー」に掲載された。これにより、1962年、フランシス・クリックとジェームズ・ワトソンとモーリス・ウィルキンスはノーベル生理学・医学賞を受賞した。
DNA(デオキシリボ核酸)は高分子生体物質で、生物における遺伝情報を担う物質である。デオキシリボース(五炭糖)・リン酸・塩基(アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類)で構成される。
今日の天気は曇りで時々小雨。朝は吐く息が白くなる程に低い気温。
こんな日には散歩道で見かける満開となったレンギョウの黄色い花で癒される。
日本の公園や庭木などで見かける”レンギョウ”は、レンギョウ(連翹)、チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)、シナレンギョウ(支那連翹)の3種類が一般的と言う。レンギョウとチョウセンレンギョウは枝が垂れ、シナレンギョウは直立する。この”レンギョウ”の枝は直立しているものが多いので、シナレンギョウ(多分)。また、レンギョウ属は雌雄異株なので、雄花・雌花があることになる・・私には勉強不足で判らない。
レンギョウ(連翹)
モクセイ科レンギョウ属
(レンギョウはレンギョウ属の総称)
原産地は中国、渡来は江戸時代説が有力
雌雄異株
開花期は3月~4月
花は4弁で2~3cmの黄色
細い枝に沢山咲く