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土着の根粒菌を用い、ダイズ畑での温暖化ガス発生を削減

2016-11-02 | 環境
 東北大学と農業・食品産業技術総合研究機構は、温暖化ガスの「一酸化二窒素(N2O)」がダイズ畑から発生する量を土着の微生物を活用して減らす手法を開発した(10月20日情報公開)。「一酸化二窒素(N2O)」を窒素に変える根粒菌をあらかじめダイズ種子につけておくと、収穫期に畑から出る量を3割減らせた。
 温室効果ガスは二酸化炭素(CO2)の他に、メタン(CH4)や一酸化二窒素(N2O)などがある。中でも、「一酸化二窒素(N2O)」は温暖化効果が二酸化炭素の約300倍穂で、オゾン層破壊の原因にもなる。発生は農耕地からが6割を占めるとされ、ダイズは世界的に生産量が増加しており、農耕地全体の6%を占めている。
 ダイズ(大豆)の根に住む根粒菌は空気中の窒素を植物の栄養源となる窒素化合物に変える。「一酸化二窒素(N2O)」を窒素に分解できる菌もいる。研究では国内32カ所の農地から「一酸化二窒素(N2O)」を分解できる根粒菌を63株集め、ダイズにまぶして栽培した。これにより、ダイズ畑からの収穫期のN2O 発生量を30%削減できることを野外実験で証明した。もともと国内にいる根粒菌を使うため、環境への影響が小さく、農地で応用しやすいとみる。
 ◆温室効果ガス排出量
 温室効果ガス排出量は、直接大気を測定せずに、統計データなどに基づき算定する。排出量は活動量に排出係数と地球温暖化係数(GWP)をかけて一酸化炭素(CO2)換算として算出する。2013年以降はIPCC第4次評価報告書(2007)のGWP(メタン:25、一酸化二窒素:298 など)が使用される。
 一酸化二窒素(N2O)
 一酸化二窒素は大きな温室効果を持つ気体であり、大気中の寿命(大気中の総量を、大気中で年間に分解される量で割った値)が114年と長い。海洋や土壌から、あるいは窒素肥料の使用や工業活動に伴って放出され、成層圏で主に太陽紫外線により分解されて消滅する。

 晴れ。気温は低く、最高気温11℃とかで、12月の気温かな。
 所用があり、街に出かけた。通りの街路樹(銀杏)は黄葉が大分進んでいる。まだ葉は落ちていないが、銀杏の実が沢山落ちている。・・拾う人もいない。


 畑では、食用菊(しょくようぎく)の花の盛りである。霜が降りる頃にはお仕舞となる。
 食用菊とは、食用として栽培されている菊である。菊の花弁(かべん、花びら)を食べるもので、チョットほろ苦い味、切れの良い歯ごたえ、ほのかな香りが特徴である。菊は奈良時代に中国から薬用として渡来したもので、江戸時代に品種改良して食用にした。因みに、菊が”国の花”となったのは鎌倉時代である。
 菊の食べ方は色々である。色どりなら、味噌汁や吸い物などに放つ。色どりとシャキシャキした歯ごたえなら、茹でてお浸し・酢の物・あえ物など。保存するには、蒸して海苔の様に乾燥させる(干し菊・のし菊と言う)。
 食用菊の品種は色々あるが、2大品種が良く知られている。黄色い花弁の阿房宮(あぼうきゅう)と薄紫色の延命楽(えんめいらく)である。阿房宮は青森県南部地方、延命楽は「もってのほか」として山形県や「おもいのほか」「かきのもと」として新潟県が特産地である。畑の菊は頂いたもので、花色が黄・薄紫とも品種名は不明。
 ◆食用菊の甘酢漬け
 花びらのみを毟(むし)る・・余り苦いのを好まない方は中心部を少し残す
 お湯を沸かす。お湯には少々の酢を入れておく
 湯が沸いたら火を止める
 菊の花びらをお湯をくぐらす様に入れ、直ぐに取り出す
 取り出して直ぐに冷水に入れ、ザルにあける(水切り)
 用意した甘酢に入れる・・・完成