(株)日立製作所は、レンズの代わりに同心円パターンを印刷したフィルムを用いて、動画撮影後に容易にピント調整ができるレンズレスカメラ技術を開発した(11月15日発表)。
普通のデジタルカメラは、レンズで外からの光を屈折させてモノなどの像を結ばせ、画像センサーで読み取る。「レンズレスカメラ」は像を結んでいない光を読み取り、特殊(同心円パターンを印刷)なフィルムが起こす光の干渉の具合を元にパソコンの画像処理で像を再現する。画像処理によって、撮影後でも写真の焦点を自由に変えられる。
「レンズレスカメラ」の開発では米国の大学や企業に先行例があるが、日立とは別の画像処理方法を使っている。日立方式はこれより計算が数百倍速く、1秒間に約30コマの動画撮影もできると言う。
◆開発したカメラ技術の概要
(1)モアレ縞を用いた撮影画像処理技術
外側ほど間隔が狭くなる同心円パターンのフィルムを画像センサーの直前に置き、入射する光線が作る影に、画像処理内で同じ同心円パターンを重ね合わせると、光線の入射角に対応した間隔のモアレ縞が生じることに着目した。このモアレ縞を利用し、フーリエ変換と呼ばれる広く普及した簡単な画像処理で撮影画像を得ることができる技術を確立した。
(2)撮影後のピント調整技術
入射する光線がフィルムを通じて画像センサー上に作る影に重ねる同心円パターンの倍率を変えると、ピント位置を移動させることができる技術を確立した。撮影後に倍率の異なる同心円パターンを重ね合わせて画像処理を行うことで、自由にピントを調整することが可能。
今日の天気は曇り、夕方から雨の予報。
散歩で見つけた”ジギタリス”の花。”ジギタリス”の開花時期は春~初夏だから時期外れだ。咲いている場所は風が当らず陽が射して暖かく、少し凹んだ位置だからかな。
”ジギタリス”は”ホタルブクロ(蛍袋)”に良く似た釣り鐘状の花である。違いは、”ジギタリス”には袋の内側に斑(まだら)模様が見える。ジギタリスには幾種類もある。その中で広く普及しているのは”ジギタリス・プルプレア”で、普通ジギタリスと言うとこの種を指す、と言う。
別名は狐の手袋(きつねのてぶくろ、英名foxgloveの直訳)。
ジギタリスは強心剤(鬱血(うっけつ)性心不全の特効薬)の薬効で知られている。薬(毒?)は葉に含むジギトキシンなどの強心配糖体である。この薬は今日では化学的に合成され、ジギタリスから抽出することはない。
ジギタリス
ゴマノハグサ科ジギタリス属
多年草、若しくは二年草
全草に猛毒があり、取り扱いに注意
ヨーロッパ原産、明治時代に渡来
草丈は0.4m~1.8m
開花時期は5月~7月
釣鐘状の花を斜め下向き付ける
花色は赤・白・桃・紫・黄色
花の内側に斑点が付いている
普通のデジタルカメラは、レンズで外からの光を屈折させてモノなどの像を結ばせ、画像センサーで読み取る。「レンズレスカメラ」は像を結んでいない光を読み取り、特殊(同心円パターンを印刷)なフィルムが起こす光の干渉の具合を元にパソコンの画像処理で像を再現する。画像処理によって、撮影後でも写真の焦点を自由に変えられる。
「レンズレスカメラ」の開発では米国の大学や企業に先行例があるが、日立とは別の画像処理方法を使っている。日立方式はこれより計算が数百倍速く、1秒間に約30コマの動画撮影もできると言う。
◆開発したカメラ技術の概要
(1)モアレ縞を用いた撮影画像処理技術
外側ほど間隔が狭くなる同心円パターンのフィルムを画像センサーの直前に置き、入射する光線が作る影に、画像処理内で同じ同心円パターンを重ね合わせると、光線の入射角に対応した間隔のモアレ縞が生じることに着目した。このモアレ縞を利用し、フーリエ変換と呼ばれる広く普及した簡単な画像処理で撮影画像を得ることができる技術を確立した。
(2)撮影後のピント調整技術
入射する光線がフィルムを通じて画像センサー上に作る影に重ねる同心円パターンの倍率を変えると、ピント位置を移動させることができる技術を確立した。撮影後に倍率の異なる同心円パターンを重ね合わせて画像処理を行うことで、自由にピントを調整することが可能。
今日の天気は曇り、夕方から雨の予報。
散歩で見つけた”ジギタリス”の花。”ジギタリス”の開花時期は春~初夏だから時期外れだ。咲いている場所は風が当らず陽が射して暖かく、少し凹んだ位置だからかな。
”ジギタリス”は”ホタルブクロ(蛍袋)”に良く似た釣り鐘状の花である。違いは、”ジギタリス”には袋の内側に斑(まだら)模様が見える。ジギタリスには幾種類もある。その中で広く普及しているのは”ジギタリス・プルプレア”で、普通ジギタリスと言うとこの種を指す、と言う。
別名は狐の手袋(きつねのてぶくろ、英名foxgloveの直訳)。
ジギタリスは強心剤(鬱血(うっけつ)性心不全の特効薬)の薬効で知られている。薬(毒?)は葉に含むジギトキシンなどの強心配糖体である。この薬は今日では化学的に合成され、ジギタリスから抽出することはない。
ジギタリス
ゴマノハグサ科ジギタリス属
多年草、若しくは二年草
全草に猛毒があり、取り扱いに注意
ヨーロッパ原産、明治時代に渡来
草丈は0.4m~1.8m
開花時期は5月~7月
釣鐘状の花を斜め下向き付ける
花色は赤・白・桃・紫・黄色
花の内側に斑点が付いている