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中年者の日常生活動作の保持には人と一緒の運動・スポーツが有効

2016-11-03 | 健康・病気
 筑波大学武田文教授らの研究グループの分析。
 中年者(50歳~59歳)の日常生活動作能力を保持する上で、男性では運動・スポーツが、女性では趣味・教養および運動・スポーツが、有効であることが確認された。男女とも、運動・スポーツは、人と一緒に実施する場合のみ日常生活動作を保持する効果が見られた。すなわち、中年者の身体機能を良好に保つ上で、運動・スポーツは人と一緒に実施することが有効であることが見出された。
 厚生労働省が全国で実施した「中高年者縦断調査」第1回(2005年)および第6回(2010年)の回答者22,770名のデータを用いて、中年者の余暇活動や社会活動(趣味・教養、運動・スポーツ、地域行事など)が5年後の日常生活動作に及ぼす影響を分析した。
 分析はオッズ比で表示
 オッズ比:実施していない人を1とした場合の「日常生活動作能力」不良のリクス
 ○を実施している人は、実施していない人に比べて、5年後の日常生活動作が不良であるリスクが小さいと言える
 ◆中年者の日常生活動作に影響する余暇活動・社会活動は
 男性
 趣味・教養  0.91
 運動・スポーツ 0.70   ○
 地域行事   1.02
 子育て支援・教育・文化 1.33
 高齢者支援 1.13
 女性
 趣味・教養  0.80
 運動・スポーツ 0.79   ○
 地域行事   0.98
 子育て支援・教育・文化 1.61
 高齢者支援 1.32
 ◆運動・スポーツ
 男性
 一人で実施  0.81
 他者と実施  0.68   ○
 いずれもあり 0.79
 女性
 一人で実施  0.90
 他者と実施  0.74   ○
 いずれもあり 1.15

 今日は文化の日。
 この日には、文化の発展に功労のあった方々に勲章が授与される。これらの方々に”おめでとう”と”ありがとう”の言葉を贈りたい。
 ◆文化の日
 1948年(昭和23年)に「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として国民の祝日に定められた。
 この日(11月3日)は明治天皇の誕生日で、戦前には「明治節」の休日であった。因みに、この日は統計的に晴れとなる日が多い・・今年も晴れた。
 散歩で、”イヌホオズキ”を見つけた。花が咲いており、黒い実も付いている。”イヌホオズキ”に似る、アメリカイヌホオズキ・テリミノイヌホオズキ・オオイヌホオズキの区別はとても難しい。花・葉・果実の付き方・果実の照りなどで区分するが何れも微妙なので難しい。私は果実の付き方で区分し、”イヌホオズキ”の実は房になり、果柄が少しずつずれて付いている。
 名(イヌホウズキ:犬酸漿)の由来は、ホウズキに似ているが液果は黒く、これを包む赤橙色の萼がなく、使い道がないからと言う。別名でバカナスと呼ばれる。
 イヌホウズキ(犬酸漿)
 別名:バカナス
 ナス科ナス属
 1年草
 史前帰化植物だと考えられている
(史前帰化植物とは稲と随伴して渡来した植物)
 開花時期は7月~10月
 花は径6mm位、5裂して裂辺は尖る
 果実は未熟な場合には青く、小さいトマト様
 熟すと径7mm~10mmの黒色の果実となる
 果実には光沢がない