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干ばつに強いイネの実証栽培に成功、夢の作物の実用化に向け

2017-08-12 | 園芸
 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と国立研究開発法人理化学研究所は、国際熱帯農業センター(CIAT)と筑波大学との国際共同研究を通じて、干ばつ耐性が向上した遺伝子組換えイネの開発に成功した。研究成果は、国際科学専門誌「Plant Biotechnology Journal」電子版(日本時間2017年4月4日17時)に掲載された。
 遺伝子組換えイネは、シロイヌナズナのガラクチノール合成酵素遺伝子(AtGolS2)を導入した。このイネ(原種Curinga)は、非遺伝子組換えイネ(原品種)と比較してガラクチノールを多量に蓄積することが確認され、さらに、複数年にわたる圃場試験から、干ばつの程度が異なる条件下で原品種より高い収量を示すことを実証した。
 今後は、アフリカや南米の異なる栽培環境下で現地栽培試験を行い、干ばつ条件で原品種に比べて安定的に2~3割の増収を目指す、と言う。
 ◆ガラクチノール
ブドウ糖などの単糖が数個結合したオリゴ糖の一種。ガラクチノールから合成されるラフィノースやスタキオースは、植物の乾燥ストレス耐性獲得に関与すると考えられている。
 ◆Curinga
 ブラジル農牧研究公社(Embrapa)が開発した南米ブラジルの主要陸稲品種。熱帯ジャポニカ。長粒、多収、いもち病抵抗性、褐色葉枯病抵抗性、酸性土壌耐性、乾燥耐性を特徴とする。

 今日も天気は曇~小雨。梅雨開けしたが、晴れた日は少ない。
 小雨が混じる曇り空。田圃の小川で見つけた、”セリ”の花。川面から高さ30cm程で、纏まっている。葉は二回羽状複葉、小葉は菱形様。茎先から複散形花序を出し、白色の小さな花を沢山付ける。
 名(セリ)の由来は、1所に競り(せり)合って生えることから。
 春の七草のひとつ
 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
 因みに、「仙台せり」は県内生産の約8割が名取市で生産されているブランドで、根っこの部分まで丸ごと食す「せり鍋」が名物となっている。4月~6月出荷を「葉せり」、9月~3月出荷を「根せり」に分類している。

 セリ(芹)
 別名:白根草(しろねぐさ)
 セリ科セリ属
 多年草
 土壌水分の多い場所を好む湿地性植物
 開花時期は7月~8月