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血液1滴で13種のがん早期発見する検査、3年めどに事業化

2017-08-13 | 健康・病気
 国立がん研究センターなどは、血液1滴で13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し、来月から臨床研究を始める。同センターの研究倫理審査委員会が7月中旬、実施を許可した。早ければ3年以内に国に事業化の申請を行う。
 検査法では、細胞から血液中に分泌される、遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」を活用する。がん細胞と正常な細胞では「マイクロRNA」の種類が異なり、一定期間分解されない。
 同センターや検査技術を持つ東レなどは、がん患者ら約4万人の保存血液から、乳房や肺、胃、大腸、食道、肝臓、膵臓すいぞうなど13種類のがんで、それぞれ固有のマイクロRNAを特定した。血液1滴で、がんの病期(ステージ)が比較的早い「1期」を含め、すべてのがんで95%以上の確率で診断できた。乳がんは97%だった。
 ○診断可能ながん
 1、胃がん
 2、大腸がん
 3、食道がん
 4、膵臓がん
 5、肝臓がん
 6、胆道がん
 7、肺がん
 8、乳がん
 9、卵巣がん
 10、前立腺がん
 11、膀胱がん
 12、骨軟部腫瘍
 13、神経膠腫(こうしゅ)
 一度に複数の種類のがんを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入されれば、がんによる死亡を減らせる可能性がある、と言う。
 ◆マイクロRNA(miRNA 、microRNA)
 マイクロRNAは、ゲノム上にコードされ、多段階的な生成過程を経て最終的に20~25塩基長の微小RNAとなる機能性核酸である。
 この鎖長の短いmiRNAは、機能性のncRNA (non-coding RNA,ノンコーディングRNA,非コードRNA:タンパク質へ翻訳されないRNAの総称) に分類されており、ほかの遺伝子の発現を調節するという、生命現象において重要な役割を担っている。
 miRNAの発見は、1993年、C.elegans (Caenorhabditis elegans, 線虫) で、R. C. Leeらが最初のmiRNAを発見した。このときはmiRNAではなくstRNA (small temporal RNA, 小分子RNA) と呼んでいた。miRNAという学名は、2001年に発行されたScience誌の論文で提唱された。

 ズット、ズット、曇・小雨の天気が続く。今日も曇り~小雨。
 こんな天気の散歩は心も晴れない。街はずれ(現在は街の中)に見かけた、お地蔵さん。思わず、手を合わせる。
 「お地蔵さん」・「お地蔵様」と呼ばれるが、正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」と言い、仏教の信仰対象である「菩薩」の一尊、との事。菩薩は如来に次ぐ存在である。現在仏様と言われる釈迦如来が入滅して、未来仏とされる弥勒菩薩が悟りを開き如来となって人々を救済するまで56億7千万年という時間がかかると言われる。その間この世に如来が存在しないことになるので、地蔵菩薩が世界の人々を苦しみから救ってくださると言う・・受け売りです。