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水から水素を高効率で生成する光触媒が開発

2017-08-26 | 科学・技術
 大阪大学の真嶋哲朗教授らの研究グループは、黒リン・金ナノ粒子・チタン酸ランタンの3つの材料からなる可視光・近赤外光応答型光触媒を開発したと発表した(5月29日)。
 今回開発した光触媒は、三成分から構成される複合体で、層状の黒リン:紫外・可視光に加えて近赤外光にも応答する光増感剤として働く、層状のチタン酸ランタン:数層からなる超薄膜、金ナノ粒子:数nmサイズの可視光に光増感剤として働く。黒リンの使用で太陽光広帯域利用が可能となり、高効率で水からの水素製造が可能になる。
 ◆光触媒
 光を照射することにより触媒作用を示す物質。代表的な光触媒は、アナターゼ型酸化チタン(TiO2)で、紫外光の照射によって水が分解して水素と酸素を発生する。
 ◆可視光・近赤外光
 太陽光は様々な波長の光が混ざっている。波長の短く・エネルギーの大きい順番に、紫外光(約4%)、可視光(約44%)、近赤外光(52%)である。
 ◆光エネルギー変換効率
 入射する光子の数に対して、反応に利用された光子の割合を示す。現在の太陽光エネルギー変換効率は数%程度。
 ◆リン
 リンには同素体が存在する。白リン以外の同素体は、安定でほぼ無毒である。白リン(黄リン)・赤リン・紫リン・黒リンなど。

 今日の天気は、朝に少し強い雨、9時過ぎに雲が多い晴れ。仙台の連続降雨日の1位は6月~9月で、1934年の35日である。今日も仙台は雨、なので36日連続降雨記録で第1位となった。・・楽しくない記録だけど。
 散歩で見つけた、塀に掛けるフラワーポットに”スカエボラ”の花が咲いている。花弁を広げた様子が扇(おおぎ、ファン)に見えることから、”ファンフラワー”とも呼ばれる。花色に青(青っぽい紫色)が多いので、”ブルーファンフラワー”とも呼ばれる。ポットに、”サンク・エール”のラベルがあったが、サントリーが紹介する流通名かな。
 花色は、青(青紫)が良く知られているが、白・ピンク・紫・黄(交配種)・複色(覆輪)がある。
 スカエボラ
 学名:Scaevola aemula
 別名:ファンフラワー(Fan flower)
    ブルーファンフラワー(Blue fan flower)
 クサトベラ科スカエボラ属
 匍匐性常緑多年草(一年草扱い、寒い冬には枯れる)
 原産地はオーストラリア
 開花時期は4月~10月
 花径は2cm程、5弁花