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採血せず、指に光を当て血糖値を測定

2017-08-24 | 参考資料
 量子科学技術研究開発機構(QST)の山川考一らの研究グループが、採血せずに指に光を当てるだけで簡単に血糖値を測定できる技術を開発した(8月18日発表)。
 開発したのは、比較的小型で明るい中赤外レーザー装置。山川氏が社長を務めるベンチャー企業「ライトタッチテクノロジー」でより小さい血糖値測定装置を試作し、医療機器メーカーとの協力や臨床試験を経て厚生労働省の承認を目指すと言う。5年後の一般向け販売を目指す。
 研究グループは、「高輝度中赤外レーザー」と呼ばれる波長6~9マイクロメートルのレーザーを利用し、糖だけを正確に捉えることができる「非侵襲血糖値センサー」技術とこの技術を応用した試作品をそれぞれ開発した。試作品は精度も臨床機器に求められる基準を満たしたと言う。大きさは手のひらサイズで、患者は指をセンサーの中でレーザーを発するくぼみ型部分に置くだけで血糖値を測ることができる。電源部分を除く試作品は縦15cm、横10cm、高さ5cm。光を発するくぼみに指を置くと5秒で計測できる。将来はスマートフォンのサイズまで小さくする。販売価格は高額になりそうで、月1万2000円程度で貸し出すレンタル方式も想定している。
 糖尿病患者は自分の血糖値を調べるためには針を刺して採血しなければならかなったが、この技術が実用化できれば手軽に調べられる測定器が実現する。
 ◆糖尿病
 糖尿病とは、膵臓から分泌されるインスリン(ホルモン)の量や作用が低下し、血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気である。食事からの糖質は、消化されてブドウ糖になり、腸で吸収され、肝臓から血液中に送り出される。このブドウ糖を、筋肉や脂肪の細胞が取り込み、エネルギーとして利用する時に必要なのがインスリン。インスリンの働きが悪いと、細胞が糖を取り込めなくなり、血液中のブドウ糖が多くなる。これを高血糖といい、この状態が長く続いているのが糖尿病。
 2015年の国際糖尿病連合(IDF)の報告によると、日本国内で720万人、世界では4億1,500万人が糖尿病患者であると言われており、これは世界の成人人口の8.8%を占める。今後患者数は更に増加すると予測され、2035年には世界で5億9,190万人、10人に1人は糖尿病という時代がまもなく訪れる。

 午前は曇、午後から曇り~雨。少し強い雨だ。
 ”ムクゲ”に花が咲いている。一重・八重の花だ。
 ムクゲ(木槿)は韓国の国花と言う(韓国語では”無窮花:ムグンファ”とか、国花の定めはない)。韓国の最高勲章は大統領に贈られる「無窮花大勲章」。朝鮮半島を古に”槿域:きんいき”と呼んだことがあったとか。”ムクゲ”の花言葉に「いつも新しい美」があり、花が毎日咲変わる”一日花”からの由来なのだろう。
 ムクゲ(木槿・無窮花)
 別名:ハチス、キハチス
 英名:Rose of Sharon
 アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)
 落葉低木
 原産地はインド・中国、日本には奈良・平安時代に渡来
 開花時期は6月~10月
 一日花と言われるが数日は咲いてる
 花径は10~15cm、花色は白・紅・紫など
 沢山の種類がある、咲き方(一重咲き・半八重咲き・八重咲き)、花弁の形や枚数、花の色(白・青紫・濃紅・濃紫など)。園芸品種に、日の丸(白地に底赤で、一重の大輪)がある。