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出産後も仕事を続ける女性は73%、10年前は57%だった

2019-01-09 | 世相
 厚生労働省は、2012年10月末時点で20歳~29歳だった男女を対象に、結婚や就業の状況などを継続調査する「21世紀成年者縦断調査(第6回)」の結果を発表した(2018年11月28日)。今回は、2012年度の第1回調査から協力が得られた7,816人について集計した。調査対象者の年齢は25歳~34歳、調査期日は2017年11月1日。
 5年後の調査である。
 この5年間に子供が生まれた夫婦の妻(出産前に仕事あり)について、出産後の妻の就業状況をみると、
  「仕事あり」と答えた割合は2017年時点で73.7%
   10年前(57.0%)から16.7ポイント増加した
 この5年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、結婚後の就業状況をみると、
  「仕事あり」との回答は78.5%%
  10年前(64.2%)より14.3ポイント増加した
 この5年間に子供が生まれた夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、育児休業制度の利用にあたっての雰囲気をみると、
  「利用しやすい雰囲気がある」と答えた女性は84.1%が職場復帰した
  「利用しにくい雰囲気がある」と答えた女性は64.5%
 この5年間に子供が生まれた夫婦(同)を対象に、妻が出産後も同一就業を継続している割合を調べると、
  夫の平日の家事・育児時間が
  「4時間以上」では63.2%
  「2時間以上4時間未満」では61.5%
  「2時間未満」では58.7%
  「家事・育児時間なし」では42.3%と、夫の家事・育児時間が長いほど割合が高いことがわかった。