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2018年の紙の出版物販売額1兆2921億円、14年連続の減少

2019-01-26 | 本と雑誌
 出版科学研究所(出版業界の調査研究機関)は、2018年の市場規模を発表した(1月25日)。
 紙の出版物の推定販売金額は1兆2921億円、前年(2017年)年比5.7%減で14年連続のマイナスとなった。ピークだった1996年(2兆6563億円)の半分以下である。電子書籍市場は伸びているが、紙の出版物の販売低迷に歯止めがかからない状況が続いている。
 内訳では、
  紙の雑誌:5930億円(前年比9.4%減)
  書籍:6991億円(前年比2.3%減)
   紙の雑誌の落ち込みが著しい
   雑誌は21年連続、書籍は12年連続の前年割れ
 電子の出版物(スマートフォン(スマホ)やインターネット)は、
  2479億円(前年比11.9%増) 拡大した
  2017年に漫画やアニメを著作権者に無断で掲載する海賊版サイトの「漫画村」の影響で電子コミックスが落ち込んだが、18年は漫画村が閉鎖されたことなどが影響し、売り上げが回復しているという。
 紙と電子を合わせた出版全体の市場はの1兆5400億円(前年比3.2%減)だった。
 ◆アングレーム国際漫画祭でグランプリを受賞
 高橋留美子(61)さんがフランスのアングレーム国際漫画祭でグランプリを受賞した(1月23日)。
 アングレームはフランス南西部にある町で、同市で毎年行われるフェスティバルは「漫画のカンヌ」とも呼ばれている。
 受賞は日本人二人目の快挙となる。
 著作は、めぞん一刻、らんま1/2、うる星やつら、などで知られる。