北日本の4道県(北海道、青森、岩手、秋田)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す「縄文遺跡群」(18ヶ所)の登録推薦書の協議案(原案)を文化庁に提出した(3月29日)。遺跡群は、2009年にユネスコの世界遺産暫定リストに掲載されている。4道県は2015年の遺産登録を目指しており、登録推進会議は文化庁と協議しながら推薦書の原案を作成し、文化庁は文化審議会の審査を経て今年9月までにユネスコに推薦書の暫定版、来年2月までに正式版を提出する。
北海道・北東北地方には、縄文時代草創期~晩期の縄文遺跡群が良好な状態で保存されており、温暖湿潤な環境のもとで約1万年にわたり自然と共生し、高度に発達・成熟した定住的な採集・狩猟・漁撈文化を築いてきたことを示す貴重な遺跡群と評価されている。協議案は「遺跡群の価値」や「資産の保護と管理」などで構成。遺跡群については自然と共生し、狩猟・採集・漁労で定住しながら1万年以上にわたって続いた縄文文化を伝承する「無二の存在」と明記した。
◆登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」
北海道(6遺跡)
(1)キウス周堤墓群、(2)入江・高砂貝塚、(3)北黄金貝塚、(4)鷲ノ木遺跡、(5)垣ノ島遺跡、(6)大船遺跡
青森県(9遺跡)
(7)太平山元Ⅰ遺跡、(8)田小屋野貝塚、(9)亀ケ岡石器時代遺跡、(10)三内丸山遺跡、(11)二ツ森貝塚、(12)小牧野遺跡、(13)大森勝山遺跡、(14)長七谷地貝塚、(15)是川石器時代遺跡
岩手県(1遺跡)
(16)御所野遺跡、
秋田県(2遺跡)
(17)大湯環状列石、(18)伊勢堂岱遺跡
◆縄文時代
創成期(約12,000年前~13,000年前)から晩期(約2500年前)までの約10,000年間の時代。
寒冷な氷河時代が終わると温暖な天候となり、土器(縄文土器)の使用が始まり、定住化した集落が出現した。 特に縄文時代前期~中期は、気温が現在より2~3℃程高く温暖で、海面は数m程高かった(縄文海進)。
空は晴れて青空が広がる、でも風は冷たい。
道路脇のちょっとした空き地でムスカリが群生して咲いていた。昨年は見た記憶がないし、近くにフユシラズの小さな花も咲いていたから誰かが植えたんだろう。願わくば、雑草と思われて整理されないで欲しい。
ムスカリ
別名はブドウヒアシンス
(Grape hyacinth)
ユリ科(ヒアシンス科)ムスカリ属
原産地は地中海沿岸
球根植物(秋に植え、春に咲く)
丈は10cm~30cm
開花時期は3月~5月
花は壺形・長楕円形で1本の花茎に沢山咲く
付いた花がブドウの様に見える
花色は明るいブドウ色(青紫色)、白・黄・黄緑色もある