歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

新成人、未来は「暗い」は62%、「明るい」は37%

2019-01-13 | 世相
 インターネット調査会社「マクロミル」が、2019年成人式を迎える500人を対象に、「2019年新成人に関する定点調査」を実施した(1月8日発表)。
 調査は2018年12月18日19日にネット上で実施し、500人(男性250人、女性250人)から回答を得た。
 調査は2018年12月中旬に実施し、
 日本の未来は、
   「明るい」と考えている新成人:37.2%
   「暗い」と考えている新成人:62.8%
  今年は、昨年より「明るい」と考えている新成人が増えた
  ◆日本の未来は明るいと思う(n=500)
   2010年 20.8%
   2014年 44.4
   2015年 34.4
   2016年 33.0
   2017年 32.8
   2018年 34.4
   2019年 37.2
  「暗い」の理由:少子高齢化への不安や政治問題が目立つ
 関心のあるニュースは、
   景気・雇用:39.8%
   少子化:36.8%
   経済・金融:35.8% らが上位
   憲法改正:18.8% にとどまる
 日本の政治にどの程度期待ができるのか尋ねたところ、
   78.0%:期待できない と答えた

ニワトリの孵化前の性別判断可能に

2019-01-12 | 日記・エッセイ・コラム
 新聞を読んでいたら、「殺処分されているオスのヒヨコ60億羽が助かる!?--孵化前の性別判断可能に」なる記事があった(12月27日)。
 養鶏事業では、オスのひよこは、肉用鶏として飼育されるものを除き、多くが殺処分される。米国の食品・農業研究財団(FFAR)によると、その規模は世界全体で年間60億羽にのぼり、アニマル・ウェルフェア(動物福祉)の観点から課題となっている。
 独ライプツィヒ大学のアルムース・アインスパニア教授は、孵化前のひよこの性別を約98%の精度で判断する独自の手法「セレクト」を考案した。
 「セレクト」では、まず、産卵から9日目の卵を孵卵器から取り出し、センサーで受精しているかどうかをチェックしたうえで、レーザーを使って卵の殻に0.3ミリ未満の小さな穴を開け、受精卵から少量の尿酸膜を抽出する。この尿酸膜に性別を特定するホルモンであるエストロン硫酸が含まれているかどうかを専用マーカーで検査する。
 エストロン硫酸が検出されれば、メスと判断されて21日後の孵化まで孵卵器で育てられ、受精していない卵やオスと判断された卵は高タンパク質飼料として加工される。なお、一連のプロセスは安全なもので、受精卵が傷つくことはない。
 受精卵から尿酸膜を抽出するプロセスを自動化するマシンが開発され、年間およそ4500万羽のオスのひよこを殺処分しているドイツでも大いに歓迎されている。
 ◆ニワトリのヒナの雌雄鑑別
 生まれたばかりのニワトリのヒナ(ヒヨコ)の性別を鑑別することである。
 ニワトリは商業的には性別によって異なる目的で飼育されるが、ヒヨコの性差は非常に少なく雌雄の区別は困難であるため、いくつかの鑑別方法が発達している。日本では初生雛鑑別師(しょせいびなかんべつし;ひよこ鑑定士)というヒヨコの性別の区別についての資格が存在する。

記憶痕跡の再活性化、記憶を復活させる薬

2019-01-11 | 健康・病気
 北海道大学大学院薬学研究院の野村洋講師、京都大学大学院医学研究科の高橋英彦准教授、東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授らの研究グループは、脳内のヒスタミン神経系を刺激する薬物をマウスあるいはヒトに投与すると、忘れてしまった記憶をスムーズに思い出せるようになることを発見した。本研究成果は2019年1月8日付でBiological Psychiatry誌に掲載された。
 覚えてから長時間経過すると、記憶は思い出せなくなる。しかし、ふとした瞬間に思い出せることがあり、一見忘れたように思える記憶であっても、その痕跡は脳内に残っていると考えられる。しかし、忘れた記憶を自由に回復させる方法は存在しない。
 本研究グループは、脳内のヒスタミン神経系を活性化する薬が記憶に与える影響をマウスとヒトで調べた。
 記憶テスト前にヒスタミン神経系を活性化すると、忘れてしまった記憶でも思い出せるようになることを見出した。この薬の働きには、嗅周皮質と呼ばれる脳領域の活動上昇が関わっていた。また、特にもともと記憶成績が悪い参加者ほど薬の効果が大きいことがわかった。
 本研究成果は、脳内ヒスタミンや記憶のメカニズムの解明に有益であると共に、アルツハイマー病などの認知機能障害の治療薬開発の一助となることが期待される。
 因みに、「人間での実験結果については実験方法や結論については一部に疑問の声も出ている」と言う。
 注意
 ベタヒスチン(ヒスタミン神経系を活性化するヒスタミンH3 受容体逆作動薬)の服用にあたっては医師、薬剤師の指示に従い、自己判断で薬の服用を止めたり、決められた量よりも多く服用したりしないでください。ベタヒスチンの副作用の検討は少人数の試験では検証できないこと、そして処方薬の安易な服用は認められないことから、ベタヒスチンを記憶改善の目的で用いることのないようにご注意ください。

若者の意識調査、7割が「20歳で成人式」希望

2019-01-10 | 世相
 日本財団が、「何歳で成人式を出るのがふさわしいか尋ねた」。
 民法改正で成人年齢が、2022年4月から18歳となるのを前に調査した。調査は昨年(2018年)12月、全国の17歳~19歳の男女800人にインターネットを通じて実施した。
 これによると、
 成人式にふさわしい年齢について
   20歳:74.0%
   18歳:23.9%
 20歳を選択した理由を複数回答で聞いた
   18歳だと受験に重なる:62.8% 最も多い
   18歳だと就職の準備がある:23.8%
 成人式に出席したいかどうか
   はい:70.6% とした
   理由は、「同級生に会いたいから」、「人生の節目にしたいから」の答えが多い

 今日の天気は晴れ。気温は、最高気温9℃と少し暖かい・・のかな。昨日がとても寒かったから。
 家の軒下のお庭(と言うより空地かな)に、”ハハコグサ”が花を咲かせている。最低気温が0℃以下の日もあるのに!。
 ”ハハコグサ”の開花時期は、4月~6月だから時期外れの開花なのかな。と思ったら、秋に花が咲く”アキノハハコグサ”があると言う。この”ハハコグサ”は、秋に花が咲くタイプの花なのかな。
 ”ハハコグサ”は、春の七草の一つ。御形(おぎょう、又は、ごぎょう)と呼ばれ、食べるのは春の茎葉の若いものだけ。草餅の材料に使われたが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として蓬(よもぎ)に代わったと言う。
 ハハコグサ(母子草)
 別名:御形(おぎょう、又は、ごぎょう)
 キク科ハハコグサ属
 1年草または多年草
   (春の七草の一つ)
 ムギ類とともに伝来した史前帰化植物
 開花時期は、4月~6月


出産後も仕事を続ける女性は73%、10年前は57%だった

2019-01-09 | 世相
 厚生労働省は、2012年10月末時点で20歳~29歳だった男女を対象に、結婚や就業の状況などを継続調査する「21世紀成年者縦断調査(第6回)」の結果を発表した(2018年11月28日)。今回は、2012年度の第1回調査から協力が得られた7,816人について集計した。調査対象者の年齢は25歳~34歳、調査期日は2017年11月1日。
 5年後の調査である。
 この5年間に子供が生まれた夫婦の妻(出産前に仕事あり)について、出産後の妻の就業状況をみると、
  「仕事あり」と答えた割合は2017年時点で73.7%
   10年前(57.0%)から16.7ポイント増加した
 この5年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、結婚後の就業状況をみると、
  「仕事あり」との回答は78.5%%
  10年前(64.2%)より14.3ポイント増加した
 この5年間に子供が生まれた夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、育児休業制度の利用にあたっての雰囲気をみると、
  「利用しやすい雰囲気がある」と答えた女性は84.1%が職場復帰した
  「利用しにくい雰囲気がある」と答えた女性は64.5%
 この5年間に子供が生まれた夫婦(同)を対象に、妻が出産後も同一就業を継続している割合を調べると、
  夫の平日の家事・育児時間が
  「4時間以上」では63.2%
  「2時間以上4時間未満」では61.5%
  「2時間未満」では58.7%
  「家事・育児時間なし」では42.3%と、夫の家事・育児時間が長いほど割合が高いことがわかった。

小児のエナメル質形成不全の割合は西高東低

2019-01-07 | 健康・病気
 日本小児歯科学会と富山大学の共同研究で、小児のエナメル質形成不全(むし歯になりやすい歯の異常)の割合は、西日本で高く東日本で低い、西高東低の分布を示すことが明らかになった(平成30年11月26日発表)。
 調査は、日本小児歯科学会臨床研究推進委員会(委員長:北海道医療大学齊藤正人教授)が、平成27年(2015年)10月から平成28年(2016年)1月の間に、全国47都道府県の388歯科施設の協力を得て、7歳~9歳の健常児童4,985人に対して、日本小児歯科学会認定小児歯科専門医による診察と質問票を用いて実施した。そのうち、エナメル質形成不全の情報などが完全であった4,496人を分析の対象とした。分析は、富山大学地域連携推進機構地域医療保健支援部門で行われ、大学院生の浅香有希子歯科医師と関根道和教授らが担当した。
 これによると、エナメル質形成不全の有病率は、日本全体で19.8%であった。
 地域別では、
  北海道:14.0%
  東北:11.7%
  関東信越:18.5%
  東海北陸:19.3%
  近畿:22.3%
  中国:19.8%
  四国:28.1%
  九州:25.3%
 全体として西高東低の地域差が認められる。
 永久歯の奥歯(第一大臼歯)と前歯(中切歯)のエナメル質は出生直前後の時期に形成される。エナメル質形成不全は、歯の色が変化し、特に前歯では審美的な問題があること、歯の質が低下するため、むし歯になりやすいことから近年注目されている。全国規模の調査で、エナメル質形成不全を持つ小児の割合(有病率)や、その地域間の差が明らかになったのは初めてである。
 今後、エナメル質形成不全の西高東低の地域差が発生する背景について、詳細な研究が望まれる、と言う。
 ◆エナメル質形成不全の問題
 エナメル質が正常に形成されないと、歯の質が低下することから、むし歯になりやすくなることが知られている。また、しばしば前歯では審美的な問題となる。
 ◆エナメル質形成不全の原因
 妊娠中から乳幼児期までの歯の形成時期の種々の要因によって起こるとされる。乳歯の形成不全は、早産や栄養障害、妊娠中の抗生物質の服薬など、永久歯の形成不全は、感染症・栄養障害・乳歯のむし歯や外傷などが考えられている。
 ◆エナメル質形成不全の治療
 軽度の場合はフッ素塗布、重度の場合はセメント等による補強を行う。

 今日は正月7日、天気は晴れ。風が少し強く気温も低い(最高気温4℃とか)ので寒い。
 正月7日は五節句のひとつで、人日(じんじつ)・七草の節句。無病息災を祈って、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れて炊いた粥(七草粥)を食べる。
 お店でセットとなった「春の七草」を購入し、我が家で利用。
 ◆春の七草
 セリ(芹):芹 (せり)、セリ科
 ナズナ(薺):薺(なずな)、別名:ぺんぺん草、アブラナ科
 ゴギョウ(御形):母子草(ははこぐさ)、キク科
 ハコベラ(繁縷):はこべ、ナデシコ科
 ホトケノザ(仏座):田平子(たびらこ)、キク科
           シソ科のホトケノザではない
 スズナ(菘):蕪(かぶ)、アブラナ科
 スズシロ(須々代):大根(だいこん)、アブラナ科


豊洲市場の初競り、大間産本マグロが1匹3億3360万円

2019-01-06 | ニュース
 豊洲市場で、5日早朝(午前5時10分)築地から移転後初めての新年の初競りが行われ、クロマグロが1匹3億3,360万円で競り落とされた。記録の残る1999年以降で最高値となる。過去の最高値は、築地市場の2013年初競り15,540万円(222kg、青森県大間産)であった。
 最高値をつけた「一番マグロ」は、青森・大間港で水揚げされた278kgのクロマグロで、キロ当たり120万円である。2013年の15,540万円(222kg)は、キロ当たり70万円である。
 競り落としたのは、すしチェーン運営会社「喜代村」だった。釣った人は、青森県大間町の藤枝亮一さん(64)。
 因みに、出品者に競り値の89%が入ると言う(手数料?=組合に5.5%、市場に5.5%)。
 ◆築地・豊洲市場マグロ初競りの最高値
  2019.1.5 青森県大間産  33,360万円(278kg)
  2018.1.5 青森県大間産  3,645万円(405kg)
  2017.1.5 青森県大間産  7,420万円(212kg)
  2016.1.5 青森県大間産  1,400万円(200kg)
  2015.1.5 青森県大間産   451万円(180kg)
  2014.1.5 青森県大間産   736万円(230kg)
  2013.1.5 青森県大間産  15,540万円(222kg)

2018年の交通事故死は3,532人、戦後最少の3,790人(1949年)を下回る

2019-01-05 | 社会・経済
 警察庁は、全国で2018年に交通事故で死亡した人は3,532人で、統計を取り始めた1948年以降最少となったと発表した(1月4日)。最少だった1949年の3,790人を68年ぶりに下回った2017年(3,694人)に比べて162人減り、2年連続で過去最少を更新した。交通事故死者数は、1970年に過去最悪の1万6765人に達し、1990年前後に1万1000人強で推移し、1996年に1万人を切ってからは減少傾向が続いている。因みに、最少だった1949年は全国の自動車保有台数が約30万台、現在は約8100万台(49年は0.4%程)である。
 同庁は、車の安全性能向上や歩車分離式信号の設備、交通安全教育や取り締まり強化などの対策が功を奏したとみている。国は2020年までに年間死者数を2,500人以下にする目標を掲げており、高齢ドライバーの事故対策などを進める。
 死者数のうち65歳以上の高齢者は1,966人(前年比54人減)。全死者数に占める高齢者の割合は55.7%と過去最高になった。75歳以上の高齢運転者による死亡事故は、昨年11月までに407件あり、前年同期より31件増えた。
 人口10万人当たりでは5.59人で、高齢者の統計が残る67年以降最少となった。
 ◆2018年の都道府県別の交通事故死者数(カッコ内は前年比)
 1、愛知  189人(11人減)
 2、千葉  186人(32人増)
 3、埼玉  175人(2人減)
 4、神奈川 162人(13人増)
 5、兵庫  152人(9人減)
  ・
 43、佐賀  30人(6人減)
 44、高知  29人(増減なし)
 45、石川  28人(6人減)
 46、鳥取  20人(6人減)
   島根  20人(3人増)
 ◆2018年の都道府県別の交通事故死者 人口10万人当たり
 1、福井  5.26人
 2、富山  5.11人
 3、三重  4.83人
 4、岩手  4.70人
  ・
 東京  1.04人
 大阪  1.67人
 神奈川 1.77人

食道がんの恐れがある遺伝子の異常は過度の飲酒や喫煙で促進される

2019-01-04 | 医学
 京都大の小川誠司教授(分子腫瘍学)らのチームが、「食道がんを引き起こす恐れがある遺伝子の異常は年を取るとともに増加し、過度の飲酒や喫煙で促進されることが食道上皮の遺伝子解析で分かった」と発表した(1月2日付の英科学誌ネイチャー電子版)。
 チームは、発がんに先立って起きる遺伝子の異常を調べようと、20歳~80歳代のがん患者や健康な人計約130人の正常な食道上皮を採取し、解析した。その結果、患者、健康な人を問わず、正常な細胞であっても、食道がんで頻繁に見られる遺伝子異常が加齢に伴って増え、過度の飲酒や喫煙歴があるとさらに増加する傾向にあった。
 異常を持った細胞は、70歳以上の高齢者では飲酒や喫煙の有無にかかわらず、食道全体の面積の40~80%に拡大している。異常は生後間もない時期に生じていた場合があることも分かった。
 小川教授は「加齢とともにがんになる人がなぜ多くなり、飲酒や喫煙がそのリスクをどう高めるのかを解明する重要な手掛かりとなる成果だ」としており、早期診断や予防につなげたいという。
 ◆食道がん
 食道がんは、男性や比較的高齢者に多い。
 原因は過度の飲酒や喫煙、バレット食道がある。
 喫煙
 飲酒
 アルコールを分解するアルコール脱水素酵素(ADH)、あるいはアルコールの代謝産物であるアルデヒド(二日酔いの原因)を分解するアルデヒド脱水素酵素の遺伝学的異常。
 バレット食道
 胃逆流(胃の内容物が食道下部に逆流する)によって食道が長期的に刺激されると、食道下部の内腔を覆っている細胞が、食道がんに発展しうる異常な細胞に変化する。

 今日の天気は晴れ。所用があり、朝早く郊外に出かけた。
 空を見たら、天使の梯子(気象用語:薄明光線、光芒)が見えた。

胃がん発生を促進する「microRNA」を特定した

2019-01-03 | 医学
 金沢大学ナノ生命科学研究所/がん進展制御研究所の大島正伸教授の研究グループは、胃がんの発生を促進する「microRNA」の特定に成功した。本研究は、金沢大学・ハドソン医学研究所(オーストラリア)・ソウル大学(韓国)との共同研究により行なわれた。
 日本人で罹患率の高い胃がんには、ヘリコバクター・ピロリ菌感染が関わっている。ピロリ菌陽性の人が1年間に胃がんが発生する率は平均0.5%程と考えられる(胃がん患者の98%は感染してる)。因みに、子宮頸がんはHPV、肝臓がんの多くはHBVとHCVというウイルス感染が原因である。
 研究グループでは、ヘリコバクター・ピロリ菌感染により引き起こされる慢性炎症反応による発がん促進機構に着目した。本学で開発した胃がんマウスモデル(Ganマウス)にヘリコバクター・ピロリ菌の類縁種であるヘリコバクター・フェリス菌を感染させた。結果、サイトカイン分子の一つであるインターロイキン1(IL-1)の刺激により、胃粘膜上皮細胞でmiR-135bという「microRNA(短鎖RNA)」の発現が誘導されることを突き止めた。miR-135bは、胃がん細胞の増殖抑制に作用するFOXN3やRECKなどの標的遺伝子の発現を抑制することで、胃粘膜上皮細胞の増殖を亢進し、胃がん細胞の浸潤などの悪性化にも関与すると考えられる。
 これらの知見は将来、miR-135bの検出による胃がんの早期診断や、miR-135bを標的とした新規予防・治療法の開発に活用されることが期待される。
 ◆microRNA
 20~25の塩基で構成される微小RNA分子で、標的とするメッセンジャーRNAの分解により遺伝子発現を制御する。
 ◆ヘリコバクター・ピロリ菌
 胃に感染する細菌で,胃がん発生の重要な危険因子。
 ◆サイトカイン分子
 炎症の局所で免疫細胞などが産生し,炎症を誘導する分子。

 今日も晴れ。でも、時々小雪が舞う。気温は、最高気温数度℃ほどと平年より少し暖かいのかな。
 近所のスーパーでは、3日だけど初売りをしている・・出かけました。
 敷地のお庭には、”シロシタン”が植えられており、赤い実が沢山付いている。”シロシタン”は”ベニシタン”の花が白色の枝変わり品種だと言われる。両者の違いは花の色と花の開き方で、”シロシタン”は花色が白色で花は大きく開き、”ベニシタン”は花色が紅色で花は全開せず少し蕾んだ状態である。秋には両者(シロシタン、ベニシタン)とも同じ小さな赤い実となる。・・区別は、分からない。
 シロシタン(白紫壇)
   ベニシタン(紅紫壇)の枝変わり品種
 学名:Cotoneaster horizontalis
 バラ科コトネアスター属(シャリントウ属)
 常緑小低木
  関東以北では紅葉・落葉する
  枝は地上を水平に這うように伸びる
 原産地は中国西部の山岳地帯
  日本には大正時代~昭和初期に渡来
 開花時期:5月~6月
 葉脈に花を開き、秋に枝一面の小果(径5mm程)が赤く熟す
 花色は紅色(ベニシタン)、白色(シロシタン)


寄生植物「ストライガ」の撲滅に期待される分子を開発

2019-01-02 | 科学・技術
 近年、世界では人口爆発や環境の変化による食糧危機が起こっている。北アフリカに位置する大国スーダンでも大きな問題となっている。ナイル川の恩恵もあり肥沃な大地での農業が盛んに行われているが、近年「魔女の雑草」の異名を持つ「ストライガ」という植物による農業被害が深刻化してきた。
 ストライガは、スーダンの主食であるソルガムやミレットに寄生して栄養を奪い、枯らせる。被害は日本の本州の約2倍の面積に及び、損失額は数千億円から1兆円にも達する。経済的に余裕のないスーダンでは大規模な対策を施すことが難しい。
 名古屋大の研究チーム、土屋雄一朗特任准教授(植物生理学)らは、ストライガの種は養分をほとんど蓄えておらず、発芽から4日以内に寄生できないと枯れてしまうことに注目した。近くに穀物があると勘違いして発芽の合図となる「ストリゴラクトン」という分子をまねた人工的な分子の開発に取り組んだ。
 1万2千種類の分子で実験して発芽を促すものを見つけ出し、さらに改良して「SPL7」という分子を開発。「琵琶湖の水量に小さじ1杯分」というきわめて薄い濃度でストライガを発芽させる一方、穀物の成長には影響しないことを確かめた。研究チームは来年、ケニアの農場で試験を始める。
 チームは「農業被害を起こす別の寄生雑草を殺す薬も、同じ方法でつくれるのではないか」と言う。
 ◆ストライガ(Striga)
 ストライガはトウモロコシやキビなどイネ科の穀物の根に寄生し、栄養や水分を吸い取って枯らせてしまう。アフリカのサバンナ地域の耕作地の40%に影響を与え、サハラ以南のアフリカだけで40万ヘクタールの耕作地に影響を与え、3億人の生活に影響しているとされる。「魔女の雑草」と恐れられる。
 ストライガは、1個体につき50万の種子を生成し、種子は20年程度、土壌中に生存し続けることができる。種子の大きさは、200μm程度と小さく土壌に落ちた種の回収は困難である。一年草であり、種子の状態で越冬する。宿主の根から分泌される物質を検知すると発芽し、宿主の根の細胞に侵入するための吸器を発育させる。宿主の根から分泌される物質にはストリゴラクトンが含まれており、その物質がストライガの種子を発芽させるのを促進するシグナル伝達分子である。地下に寄生部を形成し、その状態で4~7週間を過ごし、その後、地上に出現し、開花し種子を生成する。種子は風、水、動物に付着する土壌によって容易に広がる。
 ストライガの生活環の大半が地面下に行われるため、それに対する対策が困難である。地上部に現れる前に発見できない場合、作物の損失を低減することができない。

謹賀新年

2019-01-01 | 日記
 謹賀新年
 本ブログをご贔屓頂きありがとうございます。
 本年もよろしくお願いします。
 朝から空は晴れ、風も穏やか、気温は最高気温7℃とか。

 ”ソシンロウバイ”の蕾が大きくなってきた。春が近づいて来たのかな。
 名(ロウバイ:蝋梅)の由来は、「蝋細工の様な梅に似た花」説、「花色が蜜蝋(みつろう)に似ている」説、「臘月(ろうげつ、旧暦の12月)に、梅に似た香りの花」説がある。
 ロウバイ(蝋梅)
 別名:唐蝋梅(とうろうばい)、唐梅(とうばい、からうめ)
 ロウバイ科ロウバイ属
 落葉低木(丈は2m~4m)
 原産地は中国、17世紀頃に渡来
 開花時期は1月~3月
 花径は2cm程
 果実の種子は、抑制性神経伝達物質の放出を阻害して痙攣を誘発する有毒物質「カリカンチン」を含む