今年から、これまでの「推薦制」をやめて、事実上のアンデパンダン(自由出品)に移行した抽象派作家協会展。
一般出品者として11人がエントリーしました(うち1人は都合で出品とりやめ)。ベテランから大学院を修了したばかりの若手まで世代は幅広く、同人の今荘義男さんも
「入場者が増えたし、若い人が率先して受付などをやってくれるので頼もしい。来年以降も出品してほしい」
と笑顔で話しておられました。
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(承前)
上の地図をごらんいただくと(ケータイで見てる人、ごめんなさい)わかると思うのだが、勤医協病院の前の交叉点の太い道路が、昔の遊郭の中央を貫いていた通りだ。
その両側を通っている、やや細い道路が、遊郭の境界だったらしい。
この道路が、ほかと違う性質を持っていることは、菊水稲荷神社の角が、クランクになっていることからわかる。地図をよく見ると、その反対サイドの、保育園の角もク . . . 本文を読む
「ボックスアート」
ということばの正確な定義があるかどうかはわからない。ただ、美術業界では、米国のジョセフ・コーネルの作品が有名で、ボックスアートを名乗る作品は多かれ少なかれ彼の影響を受けているともいえる。
ギャラリーたぴおでは、これまで4度、「閉塞形状展」というサブタイトルのついたボックスアートのグループ展がひらかれてきた。
いずれも「たぴお」の主宰者だった竹田博さん(昨年死去)の音 . . . 本文を読む
北海道新聞の4月19日、函館・道南版で、北斗市(旧大野町)の「孤高の画家」鵜川五郎さんが亡くなっていたことを知りました。
ブリューゲルなど北方ルネサンスを思わせる画風で、戦争や現代を諷刺する鵜川さんの絵は、「鋭い」などという並みの形容詞でくくれるようなものではないと思います。
そこには、人間のもつ狂気へ根源的な洞察があり、呪詛さえ、色濃く感じられるのです。だから、鵜川さんの絵は「社会派」と . . . 本文を読む