まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

万緑の 中に子供の 遍路かな

2009年08月05日 | 自然
 私のブログ「ゆめやかた」の写真の補充というか撮り直しの必要があって、さぬき市の山間部に向かった・・・。時間も迫っていて・・・お寺の前でのおうどんになりそうだなぁ・・と思った・・。

 ま・・、いきなり・・門前のおうどん屋に入るよりも・・坊さんなんだから、お大師さんやご本尊さんにご挨拶をしないとね・・なんて殊勝なことを考えて仁王門から大師堂へ向かった・・。

 

 すると・・おじいさん・おばあさんに連れられた小学生らしい女の子がお参りしている・・。多分・・おじいさん・おばあさんだと思う・・。お父さん・おかあさんにしては年齢がね・・。その・・おじいさん・おばあさんは・般若心経がたどたどしく・・経本を頼りに読んでいるのに、その・・小学生の女の子は・・そらんじて・・堂々とお経を読んでいる・・。さすがに若いから・・・覚えが早いのかねぇ・・・。

 で・・・子供用の巡礼式章・・・いわゆる・・輪袈裟をちゃんとつけて、頭陀袋を提げ・・そこには・・ピンクの参拝用のライター(おろうそくや線香に着火するライター)まで提げている・・。(彼女のおしりの部分に見えるでしょ・・)

 <この子は・・ただものではないな・・>と思った・・。

 

 ここでは・・三人が歩いて・・本堂に向かって歩いているが、私の背中に、もう一人のお遍路さんがいて、それが白ヒゲの老人なんだ・・。

 ま、ここにはいろんな事情のお遍路さんがいるから、それぞれの事情にまで踏み込むことはないので、私は本堂に軽くお参りして・・境内を散歩して歩いた。

 

 で・・、私は・・三門前にある土産物屋のうちの・・「野田屋」さんを訪ねた。ここのおうどんは・・まだ・・一度も食べていないのだ・・。ここに・・五十年以上来ているのに・・、このお店のおうどんは食べていない。そこを攻略しようとやってきたのだが・・・「あれれ・・・」お店は閉まったまま・・・。臨時休業らしい・・。

 せっかく・・ここに来たのに・・休業とは・・。

 仕方がないので・・その前にある・・「八十八(やそば)庵」に入った。そこで・・食べたことのないメニューを探して・・「かまたま」をお願いした。ここは、打ち込みうどんとか、団蔵うどんとか・・しっぽくうどんとかという、ここならではのメニューがあるが、そういうものは、しっかりと食べているもので、そうではない・・メニューを選んだわけだ。「かまたま」が珍しい訳ではないのだよ。

 

 「うん? これが・・かまたま??」と思うようなおうどんがやってきて、それを・・カメラで撮影をやっていると・・。

 「お邪魔しまぁす・・」と、私の横に座ったのは誰あろう・・・あの・・小学生の「YOU:ゆー」ちゃん・・。詳しい名前は知らないんだけれど、「ゆ~ちゃん・・」。

 

 「お邪魔しますね・・」と、にっこり・・。大師堂から・・ずっと・・私がカメラで追っていたのを知ってたのかね・・。旅なれしてて・・「すみません、ここへオレンジジュースお願いします」なんて。この子はただものじゃないね・・。ジュースが欲しければ・・すぐ横にある自動販売機で買えば早いのにね・・。

   

 で・・、このおじいさんだ。真っ白いひげのおじいさんだけれど、ゆうちゃんのおじいさんだろうか、ひいじいさんなんだろうかね・・。よくわからん四人なんだけれど、このおじいさんは・・お坊さんみたい。ゆうちゃんは・・そのお寺のおまごさんみたい・・。ま、どうでもいい話題といえば話題なんだけれど・・。

 ちなみに・・かまたまうどんは・・400円。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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