まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

濁流に 午睡の夢が 流れ去り

2009年08月09日 | 自然
 蒸し暑い夜をどうやって乗り切ろうかと考えていたらば・・・激しい雨になった夜中から・・今朝がた・・。

 「なんだよ・・、雨かぁ・・・」雨だと・・何もできんなぁ・・と思ったような朝だった・・。でも・・雨が激しく降っていた・・。

 ビオ・トープのコイや金魚が流れないようにと・・水を汲みだしたり・・排水作業をやっていたが・・・。

 

 まぁ・・東側の横の小川は・・さほどでもない・・。少しばかり・・水量が増加したかなぁ・・というような程度・・。

 それがだ・・、10時を過ぎたころあたりから・・・雨量が増加して・・、ビオトープの水槽があふれ出した・・・。これは大変だぞと・・対策をとりはじめたころ・・・。

 

 川の水位がぐんぐんと上がり始めて・・・、水中ポンプが流され始めた・・。これはいけないと!と・・、水中ポンプを引き上げて安全な場所に避難・・。そうする間にも・・ぐんぐんと濁流が押し寄せてくるし、トイレを流したような・・イヤな匂いがあたり一面に漂ってくる・・。これはいけない・・と思った。土砂の流出とか路盤崩壊とか・・地面に異常が起きた証拠・・・。

 

 お昼過ぎからは・・どんどんと水位が上がってきて・・茶色い濁流が・・広い河川がほぼいっぱいになって流れ出すようになったし・・、

 

 我が家の西側を流れる水路も満水状態になってきた・・。この水路・・深さは1mくらいある大きな水路・・・。それが満水になっているのだ・・。我が家は東西と南側を水に占領された格好になってしまって・・・。三方を水に囲まれてしまったわけだ・・。残るは・・北側のみ・・。

 さぬき市からは・・避難準備勧告が出されている。町の体育館に避難する準備をして自主的に避難するように放送している・・。ダムの管理事務所からは・・ダム放水の緊急サイレンが繰り返し・・吹鳴されている・・。緊急状態みたい・・。

 これは・・ダメじゃん・・とばかりに、枕やらタオルケットやら、下着やら携帯電話やら、お茶やらをかばんに詰め込んで・・避難準備・・。母のさっちゃんにもせかしてもらって・・避難準備・・。けいこばぁは・・、こういときに限っておとまり勤務。それがいいのやら、わるいのやら・・。

 残った二人は・・お風呂に入れるときにお風呂に入っておいて、笑点でも・・・見て・・夕食を食べて・・・と思ったころから・・雨は小ぶりになって・・・、だんだんと川の水位も下がったみたい・・。

 

 激しい雨の中でも・・・セミたちはけんめいに鳴き続けているの・・。セミが鳴いてるから大丈夫・・みたいな気がして・・。本当かどうかはわからんけれども・・。でも・・本当に危ない大雨だったらば・・・セミも鳴いてはいられないのだと思うのだけれど・・。

 もう・・すっかりと日が落ちて薄暗くなったけれど、相変わらず雨は降り続けているし、セミは鳴き続けているけれど、川の水位はぐんぐんと下がってきて・・・川底の岩が見え出してきている・・。

 

 このまま・・雨が降り続けなければ・・おそらく大丈夫だと思う・・。ご近所さんに連絡を取れば・・「大丈夫。避難するようになったら、集会場に集まるように連絡するから・・」と言ってくれたが、それっきりだ・・。避難準備はしたままで・・今夜は川の水位を監視しながらのおやすみかな・・・。

 でも・・、すごい雨になったもんだなぁと思うことだった・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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