しわく地方は気圧の谷や湿った空気の影響で終日、雨が降っている。気温は19度から25度、湿度は91%から90%。風は1mから2mの東風が少し・・・。
起きたら雨・・・。今日はしわく広島の広島神社の秋の例大祭。せっかくのお祭りが雨ではねぇ・・・。幟(のぼり)もお旅所の幕もずぶ濡れになっている。
雨のせいか、お参りの人もほとんどいない・・・。お当家(お当番)の方が10人、お参りの方が5人という寂しさ。
昭和の二十年代当所はにぎやかなお祭りだったそうだが、どことも過疎と高齢化の影響で、お祭りのスタイルも変わってきつつある。
私が広島にやってきた当時(平成7年)のもの。このほとんどがお浄土にお帰りになってしまった。
これが今日の記念撮影。御神輿を出すにも人手不足。今日はあいにくと雨だったもので、「据え神輿(みこし)」ということで「行幸:みゆき」はなし・・。
三年前ほどからお母さんについて島に来るようになった娘さん。近く、神官の学校に行ってお勉強するので、予備練習みたいなことでお作法から実習中。
こうして、民俗文化が少しずつ薄れてゆくなぁと思ったことだった。それに、今まで祭礼を取り仕切っていた宮総代さんが、急遽、救急ヘリコプターで搬送されたということもあって、どこに何があるのやら、どういう配置でお供え物を並べるのやらがわからん・・ということで大騒ぎになったりして・・・。
でも、神職さんのご指導で、どうにかこうにかおまつりは終わった。そういうこともあって、おまつりのマニュアル作りを頼まれた。お供え物の並べ方とか三宝の置き方とか、御神輿のお飾りの仕方とか・・・・。
一年に一度のことだから、覚えても覚えても忘れてしますし、当番は二年に一度だから、大事なことも忘れてしまうもの。
今日のお昼は「直会:なおらい」ということで、神さんとのお食事会。ここでも、お当番さんとお客さんとの15人と神職さん2人の17人というこぢんまりしたお食事になった。だから、今日もおうどんはなし。
こうして、島の小さな集落の秋祭りは・・・肩すかしみたいな雨の中で終わってしまった。
今日の掲示板はこれ。「役に立たなくても 人の親切をありがたく受ければ それはお役にたっているのです」というもの。お祭りの助っ人に頼まれてやってきたのだけれど、お役に立たぬママに終わってしまったのだけれど、それでもお役に立ったのだろうかという気持ちはなったのだけれど・・。
じゃぁ、また、明日、会えればいいね。