KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

何だか疲れる

2024年10月16日 | 俳句
天気 曇

あまりブログ不在にしていると、一人か二人くらいの人が入院?生きてる?と心配するので(しないかもしれない)、生きてることだけ書いておかなくては。

最近、体調はいつも悪いので、それが多少増えたとしてもあまり驚かないけれど・・14日、びっくりするほど血圧が上がった。倒れる寸前?
で、救急外来へ行く破目に。何でこんな日を祭日にするの、平日なら、かかりつけ医のクリニックが動いてくれるのに・・と思いつつ。さて、かいつまんで書くと・・
結果は、病院の循環器のドクターが「試しに投薬をやめて様子見ましょう」と、心臓の薬を一ヶ月止めたのが良くなかったらしい。この1週間くらい、血圧の下の値が上がり気味で気になっていた。でも、月初めの循環器科のドクターの診察で、検査結果も悪くはないので薬、止めてみましょう、と決まったばかり。ERのドクターがカルテを色々見て出した結論は、薬を止めたのが原因らしい、と。循環器のドクターはその日は当番に入っていなかった。

ちょっと副作用がめんどくさい薬で、飲まずに済めばラッキー・・と思ったのに。病院を恨んでも仕方なし。病気だらけの自分が悪い。

翌15日、かかりつけ医のクリニックのドクターが来てくれて、新しい薬を追加、以前の薬の投薬も復活して、今朝は血圧が正常になったけれど・・キツイふらふら状態などはちっとも良くならない。
今年になってから同じ階の人で、歩行器や杖使用だったのに車椅子に定着する人が数人増えた。何だか、私もその仲間になるのかなあ・・と少し弱気になってきた。足が動かないのではなく、エンジンがきちんと動いてくれないのだ。心臓の半分はとっくに壊れているので、あとの半分がいつまで頑張ってくれるものやら・・

ともあれ、衆議院選の投票は行きます。
昨夜聞いた話(何の引用かは聞き忘れた)
「選挙に無関心で居る若者たちが増えれば、彼らはいずれ戦争に行くことになる」
今の日本が住みやすいから、政治なんかどうでもいい、と思っている若者たちに、戦争が近付いている。遠い国の話ではなくなりつつあるのを、知った方が良くない?さてこれから先、日本はどうなる?私はもう関係ないけれど。
朝焼けを行く椋鳥の大群が、戦場の兵士に見えてぞっとした。

暁の雲引き連れて椋鳥(むく)の群れ  KUMI
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秋の空

2024年10月12日 | 俳句
天気 晴

昨日から、空が晴れ渡る時間も増えてきた。昨日はようやく駅前まで
用足しに。本当は市役所まで行かねば、という用事があるのだが、今の体力では自信がない。免疫療法を一時休むことにした11月には大丈夫かな?
ともあれ、副作用のせいもあると思いたい体力低下は、著しい。老衰へ突き進んでいるのかも・・と思うが、小食でも食欲はあるしと聴力と嗅覚はまだまだ大丈夫だし・・折角の秋晴れに足腰の思うように動かないのが悔しい。
こんな空が昨日も今日も、拡がっている。

昨日も、近くの部屋の人が救急車で運ばれた。転倒した訳ではなく、車椅子になってすでに半年くらい。それが最近急に弱ってきて、1週間くらい部屋から出て来なくなっていた。・・いつも来ている娘さんが付き添って救急車へ。再び、帰って来られるのかな?年齢は、私より少し上の80代らしい。
車椅子になったきっかけは、やはり転倒だった。認知症はあるものの何とか歩行していたのに、館内のどこかで転倒した。退院してから、少しはリハビリで歩行出来るようになりそうだったけれど・・認知症のリハビリはなかなか難しようだった。彼女はアルツハイマーでも、脳血管からの認知症でもなくて、見えないモノや人の見える「レビー小体型」だったようだ。
「今日は娘が迎えにくるの」といそいそと玄関へ下りて、長い間待っていた。「娘さん、いらっしゃったの?」と夜になって聞くと「玄関まで来たけど、忙しいからって帰ったわ」と。事務所の受付の人に訊いたら「娘さんは来なかったわよ、でも、立ち上がって別の人に手を振っていたわ」・・・
朝、ラウンジで会ったとき、「今、電話があって、ゴルフに誘われたの」と目を輝かせている。「どこのゴルフ場?」と訊くと「秩父ですって」・・・ゴルフの出来る体力はまずない。

彼女のおかげで、レビー小体という種類の認知症のことも覚えた。
なので、「見えないモノ(人)が見える」症状の認知症の人にも驚かなくなった。夏に入所した人で私と同じテーブルで食事することになったSさんが、びっくりするようなレビー小体の症状なのだ。
娘が面会にきてくれた、という翌朝のこと。「昨日は母親も一緒だったの」
と言うから仰天。隣の席の人と顔見合わせて「誰のお母さん?」と訊いたら「誰、って私の母ですよ」と真顔で抗議するように言う。「だって、貴女、90歳過ぎてるでしょ、お母さんは一体幾つなのよ」と隣の方が・・
「母のトシは幾つでしょ。娘は30歳くらいだから50歳?」もう、めちゃくちゃ。娘と母親が、彼女の中では時々合体するようで、近所に住んでいるらしい娘さんが来ると「今日は母は来なかった」と言ったり。そうしたことを否定してはいけない。彼女の実話として、頷いてあげればいいだけ。必死で否定したり真実を突き止めようとしても、その「会話」そのものを翌日には忘れてるから、無駄になるだけ。


幻影でも夢でもいいから、私も母に会いたい。

異国語のなべて声高秋の風  KUMI
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10月10日・・御開帳でした

2024年10月10日 | 俳句
天気 曇

秋の空気にはなったが、秋空にはならない。今日は東京オリンピックの開会式の日で、旧「体育の日」、それ以来晴天になる日と決まっていたのに、最近は空のご機嫌が悪くなった。あの日(オリンピック開会の日)の空が懐かしい。
その日は、薬師堂(武蔵国分寺)の如来さまの年に一日だけの御開帳の日でもある。「目の日」の10月10日に決めたのだそうだ。無論、晴れることが前提の、本堂の虫干しも兼ねてのこと。写真は、私が最後に行った。2018年の御開帳の時のもの。普段は入れない本堂へ、この日は入ることが出来て、重要文化財の薬師如来さまや十二神将を身近に拝観出来る。カメラは、フラッシュや三脚は使えないので、素人にはこれがやっと、という写真ではあるけれど。
今のお寺さんのHPには素晴らしく良く撮れた写真が載っているので、時々覗いている。
お寺さんの周囲は公園を歩いて崖(ハケ)を下りて名水百選の湧水から繋がる散歩道、数え切れないほど歩いた日々が懐かしい。


この年の末、夫の病気が発覚して、一年後には彼の世に旅立った。
薬師如来さまには随分とお参りして温情に縋ったけれど・・夫は助からなかった。その分、私は生き永らえているのかもしれない。同じ真言宗なので馴染みがあって、檀家ではないが本堂での御開帳の法要にも何度か加わったことがあった。

あんまり,ブログを思い出だけで埋めるのは(私は)好まない。だんだんそうなっていくのも仕方ないけれど・・一日一回くらいは、今日のことも書かねば。
さて、昨日チラと書いた、強盗事件と同じような事件が首都圏のあちこちで起きている。また、千葉でも老夫婦が襲われて900万円のタンス預金を盗まれた、という。でも、信じられないことが・・強盗にヤラレタことを家族へ伝えたのは事件の数日後、しかも奥さんの方は肋骨を骨折していて重症だったという。娘に電話出来たくらいだから、なぜすぐに警察消防へ連絡しなかった?
・・・・資産家の気持は解らないけれど、公けにしたくなかった事情は解かる気もする。タンス預金って、日本中に何兆円もあるらしい。どうせ使わないのなら、札束もタダの紙切れでしかない。
え?私はタンス預金なんて持ったことありませんよ、なけなしの金で有料ホームの費用を捻出しています、ほんとです。
「ない」などと言う人に限って札束がタンスに積んであるそうだけれど。私は長く生きていて「タンスに大金」という人の存在に出逢ったことが一度もない。でも私の周りにもそんな嘘つきがたくさん居たのかもしれない。

あ、私もタンス預金がありました、10万円くらいはいつも現金にして収納しています。災害の時のために。

薬師堂前を秋蝶飛ぶ低さ  KUMI
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転倒~骨折~車椅子

2024年10月09日 | 俳句
天気 雨のち晴

昨日が10月で今日が11月の陽気? 予想通り、秋の来るのが駆け足で、免疫療法の副作用の全盛期と重なり、体調が最悪の毎日だ。こんな目眩のひどい時に訪れたら最悪になりそうな場所・・上の写真は群馬の吹割の滝、通称日本のナイアガラ。写真はほんの一部で、実際にはもっと広い。カナダの本物も行ったけれど、日本の「もどき」も規模は小さくても確かに迫力がある。
遊歩道には(今は知らないが)柵が殆どなかったので、滝壺へ落ちようよ思えば簡単だった。つまり、水に濡れた遊歩道で転倒でもしたらそのまま滝に吸い込まれるかも・・何度も行ったけれど、もう行けない体力とトシになってしまい、危険な目に合わずに済む。幸いなこと。

上皇后さまが転倒されて、大腿部骨折され、手術なさったという。リハビリで再びの歩行を可能にされるとか。リハビリ効果をお祈りするしかない。

私の周りにも同じような道を辿る年上のお姉さまが何人も、あとを絶たない・・
全く歩行に支障のない人で認知症がなければ、リハビリで再び歩行可能になるけれど、最低限、歩行器は使うようになる。
先日の、隣席で食事していたOさんは、結局、1ヶ月近く経っても病院から退院してこない。あくまでも噂の範囲だが、骨折して車椅子のリハビリ中だという。他の病気はさほど進んでいなかった人なので、認知症もなかったし、車椅子にはなるかもしれないけれど・・それとも、歩行訓練で歩けるようになるだろうか。
高齢者の転倒の原因は、室内の荷物などに躓くことが多いという。外を歩くときは気を付けて危険物を避けているのに、室内では気が緩む。この施設も同じで、一人では外出出来ない人が殆どだから、室内で転倒する。とはいえ、普通の家ではないから、危険物は可能な限り歩行者の居る廊下などにはおかないし、段差もない。自室内で、一人になっている時の転倒が多いらしい。

ともかく、私も運動不足で骨が弱っていると思う。足腰膝は正常で歩行に支障はないが、心臓の機能低下で足の動きが弱っている。それでも、転倒はしたくないし転倒即骨折は避けたいので、目眩がどんなに酷くても、転倒防止の足腰のストレッチは欠かさない。それでも、最近はバスの乗り降りやエスカレーターなど、必ず手摺りを持つことにしている。
いずれは動けなくなるにしても、人生の中で車椅子暮らしの時期は、短いに越したことはない。


話違って・・普通は俳句の内容説明はしないけれど、先日の高齢者連続強盗傷害事件の現場、直線距離では線路を挟んでここから割合に近い。明け方、妙に騒がしくて目が覚めた・・起きてからメモした句。

長き夜をパトカーそして救急車  KUMI  
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「おむすび」と「おにぎり」

2024年10月07日 | 俳句
天気 曇のち晴

気候が秋になろうとしている、と思ったら。今日は夏に戻ってしまった。青空の面積も大きくはならず・・
テレビで、ばら園の情報を流していた。そろそろ秋薔薇の見ごろ。明日からは晴れる日はまだ来ないが気温が秋本番になる、って本当かしらん?急激に寒くなるのも困る。体調が付いていけない。今月になってからというもの、気温差の激しい日が続き、化学療法の副作用もあって、ともかく地面に足の付いていない状態がずっと続いている。
ばら園であの香りに包まれたら癒されるかも。秋薔薇は、初夏の花よりも香りが高い。


おにぎり持って吟行へ行った日々も、今となっては思い出でしかない。
おにぎり・・と思っていたら、今月から新しくなった朝ドラの題名は「おむすび」となっている。おむすび、って関西の古い呼び方でしょ、今は全国的に「おにぎり」ではないの?少なくとも、私は「おむすび持って出掛けましょ」「おむすびでも夜食に・・」などと言ったことはない。ドラマの地は福岡だという。
何だか自分の言ってきたことに自信がなくなったのでネットで調べてみた。
おおよそ、関東以北は「おにぎり」、関西以南は「おむすび」と呼ぶらしい、と解った。
私は中学3年から高校にかけて、父の転勤で四国に住んだことがある。遠足に「おにぎり」を持参したけれど、周りの人たちがどう呼んでいたかは記憶にない。ただ、級友の「おにぎり」がまん丸い形だったのにびっくりした覚えがある。隣に座っていた友人だけだろう、と思っていたが、関西以西では、丸いのが普通らしい。私は、子供の頃、三角に握る練習を随分とさせられたものだ。東京で就職してから、ハイキングに同僚が丸いおにぎりを持ってきていた。変なおにぎり・・どこから齧ればいいのか解らないその「丸いおにぎり」の友人を軽蔑すらしたものだ。

ところ変われば・・と言うけれど、食に関しては、日本は本当に地方地方での差異の深い国。朝ドラで、このトシになり改めて日本の広さを知った。


空青ければ秋薔薇の香の強し KUMI
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つかの間の秋の空

2024年10月05日 | 俳句
天気 雨 

写真は、昨日の昼頃、病院前のバス待ちに撮った珍しい青空の写真。ほんと、秋めく空は久しぶりで、これが秋に続くといいのに・・と思ったら、涼しさの増した今日からは秋雨前線が当分は居座るようだ。昨日の青空は貴重だった?

昨夜、ここのコメントに書き込みをしていたら、突然、震度4くらいの衝撃が上半身を襲った。あ、倒れるかな?と思ったのでパソコンの椅子を下りてカーペットの床にうずくまった。どうしよう、緊急ボタンを押す?と考えているうちに少しずつ気分が戻ってきた。血圧を測ると結構高いけれど血管切れてしまった、というほどのこともないし・・第一、介護士を呼んでも、「救急車呼びます?」になってしまいそうな・・夜勤の3人のうち1人は派遣介護士。あとの2人は・・誰だっけ。先日、入浴の件で衝突した彼女だったら、余計具合が悪くなりそう・・などと考えて暫くソファで休んでいたら目眩はしても、「体調悪い」いつもの体調に戻った。
一昨日の点滴の副作用もあるし。

昨日は循環器科の心臓のドクターの診察日。午前中に検査結果やらは、総合的にそう悪くはない、と言われたばかり。動悸息切れは、心臓のせいばかりではないらしい。要は早急にどーかなってしまう症状ではないようだ。だから、突然の目眩も慌てる必要はなさそう。ペースメーカーを入れる前に同じような目眩に何度か襲われた。不思議と、家の中ばかりだった。倒れた場所が悪いと死んでますよ、と病院で言われたことを思い出す。駅のホームとか、車道を横断中とか。
1月に、ペースメーカーの電池替えをする予定と言われている。そろそろ、バッテリー切れ?
そんなことがあると迷惑かかるので、私は100mの外出も障害者手帳とぺースメーカー手帳をお守りのように持参している。今まで、必要になったことはないけれど。

今日も体調は気象病の症状で相変わらずの目眩に軽い頭痛も加わった。気にしない、気にしない。

病む者の窓濡らしゆく秋の雨  KUMI
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10月の真夏日

2024年10月03日 | 俳句
天気 雨のち曇のち雨

病院へ行くバスの中から、以前住んでいたマンション近くの小さな市の公園が見える。公園の端に彼岸花が、狂ったようにたくさん咲いていた。(写真は6年前のもの)
やっと、朝晩の気温だけは秋になったので、街のあちらにもこちらにも・・一斉に咲いたようだ。

10月になっても真夏日から抜けられず、昨日は病院で化学療法の点滴の日、やっと冷房に悩まされないと思った10月になっても、病院は何所へ行っても冷房対策が必要で。とうとう、血行の悪さからの、足の親指の腫瘍は治りきらなくて、靴を履くと痛みがまだ・・夏の寒さ対策を少し間違っていたかもしれない。去年、寒くなってから症状が出たので、夏になれば治癒するもの、とあまり警戒しなかった。イヤな病気だ。膠原病に派生する強皮症の症状の一つ。

病気が私の体を構成しているのではないか、というくらい病気の症状は色々あるが、昨日はほんの少しだけ、良いことも。
点滴前に必ず確認する血液検査とレントゲン検査で、肺がんの症状は今年になってから患部が育たなくなっているのだそうだ。月1回の治療を副作用が酷いので2ヶ月近くお休みしたこともあったが、悪化はしていない。なので、主治医が「来月のCT検査で結果が良ければ暫くお休みしましょう」と言ったのだ。
心臓が悪くなければ手術で治せるくらいのステージ1~2の症状、でも、とても無理、ということになっての免疫療法。完治はないと言われていたが、ある程度までは回復することはあるのだ。副作用と闘いながら、30回近く頑張ったからねえ・・パチパチパチ・・
でも、その代りに20年前の乳がんが転移だか再発だかで、先月から経過観察になってしまった。ま、仕方なし。乳がんの方は、万一となっても、今は簡単に手術が出来るらしいから。

北欧その他の西欧では、殆どの国が治癒不能の高齢者に対して積極的治療は行わないと聞いたことがある。がん患者すべて、とは言わないが、日本でもそういう時代が来るのだろう。長寿=恵まれた老人ではない。長寿=幸福=QOLの充足、でなければ意味がない。(QOL=Quality of life =生活の質)

与えられている命、大事に毎日を楽しまなくては・・と思ってはいるものの・・時々生きていることに疲れる。でも、戦争やら地球破壊規模の自然災害の渦中の人のことを思えば、生きている私は本当に恵まれている。まだまだ、生きる権利はあると思いたい。

6年前の今頃の写真。富士山がすでに冠雪している。今年の天候では夢のまた夢でしかない冠雪だ。



十月に入った一昨日は、久々にぼんやりと富士山が見えた。

十月の富士より雲の剥がれゆく  KUMI
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九月尽・雑感

2024年09月29日 | 俳句
天気 曇のち雨

明日で九月が終る・・と、カレンダーを見て気づいた。色々あった九月、猛暑の続きはやっと終わりが見えたものの、台風が二つも列島を狙っている。九月はいちばん台風発生が多いとはいうものの、二つが連続して一緒にこなくても・・

自民党の総裁選挙で、とうとう、石破さんが当選。別に喜んでいる訳ではない。女性を応援したい私でもあの、「危険な」本命だった彼女だけは初の女性首相にしたくなかった。(私は自民党は応援していないけれど、女性の進出は歓迎する)
ということを考えると、ほっとした。夫婦別姓問題だけ考えても、まだ反対する女性の居ることが信じられない。「選択制」というのに、なぜ頑なに執着するのか、どうしても解らない。それで家族が困ることになったって、他人さまの家のこと。それよりも、仕事を続ける女性の不便解消・権利保障の方が大事でしょ。
ま、私にとって最後になるかもしれない首相が、又、「顔も見たくない人間」になって欲しくないだけのこと。

大谷選手の記録更新が止まらない。今時点では三冠王だという。あと残り3試合くらい?まさか・・とは思うけれど、やり遂げるかも。夫が生きていたらどう思うかな、と考えることがある。二刀流なんて絶対に成功しない、ましてや大リーグでは無理なこと、日本だから出来たことだ・・と夫は言っていたけれど。

千日紅と野鶏頭 


9月は、秋雨前線やらゲリラ豪雨やら台風やらで、私の体調の悪さに休息がなかった。すっきり爽やかな秋晴れ、という日が二日くらい続いてくれたら、少しはおさまるかなあ、と思う。それも、夢になってきたのかも。つまり、回復の見通しがないままこれが永遠に続く?イヤですよ。

一昨日は、心臓の検査。薬を一つ減らして一ヶ月近いので、減らしても悪化していないかどうか、という検査だった。どうなのだろう?浮腫みをとるための朝一錠の薬の利尿作用で昼食が終るまで自由に行動出来なかった。その薬がなくなってこの一ヶ月、少しはトイレから解放されたものの・・。来週、諸々の検査を合わせて心臓の今の結果が解るらしい。
でもねえ・・動悸息切れおまけに狭心症かも、という痙攣と不整脈・・小さな心臓はもう疲れました。
蝶になりドローンのように花野を俯瞰してみたい。


台風の二つ列島挟み撃ち   KUMI
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秋が来た

2024年09月25日 | 俳句
天気 曇がち

写真の葉鶏頭は、昨日の薄と同じファイルに入っていた。でも、場所は違うような・・昭和記念公園かもしれない。当時は、あまり意識せずに撮った写真の保存はいい加減なものだった。

やっと、秋らしい気温になって、自室内は一昨日から全く冷房不要。今朝の最低気温はようやく20℃を割って、起きてベランダ側の硝子戸を開いたら冷たい風が入ってきた。秋ってこんな爽やかな空気だったのか・・と感動した。暑さ寒さも彼岸まで・・という格言も、昔は「暑さは秋彼岸の頃まで」と解釈したのだろうが、今は「暑さは秋彼岸が過ぎる頃まで」になったということだろう。ともかく、猛暑はもう帰ってこないらしい。

この涼しさに、今日のうち眼科通院しなくては・・と、思い立った。明日は都内のクリニックの定休日、明後日は病院の検査日。点眼薬は来週まではもたない。9時半に出て、いくら私の足が遅くても10時前には着く。三連休の直後でもあるしいつもより待たされるかも・・いつも休日明けに行っても30分以上は待たされないし・・
と考えながら、まだ足の親指の腫瘍が治りきらないのでゆっくり歩き・・と、余裕を持って眼科へ着いたつもりなのに、もう待合室は座るところのないくらいの患者数。
よく見ると、受付の事務の人の姿はなくて、薬剤師さんが受付兼務している。(この眼科は薬が院内処方) 看護師さんも半数くらいしか居ないし、いつもの視力検査の技師さん?も居ない。結局、診察前検査まで1時間以上も待った。
先生、何かあったのですか?と聞きたくなった。地域の小学校の校医もしていて、とても信頼されている女性ドクター。働いている人の顔ぶれも滅多に変わらないくらい、とても働きやすいと噂の医院なのに。終了が午後5時なので、看護師は子育てしやすい、とも言われていた。
たまたま、休暇の人が多かっただけ?・・と思いながら診察を待った。終わったら12時。まだ何人も待っている患者がいた。眼底検査は諦めた。
まさか、この眼科まで看護師不足? 今、医療と福祉の現場は看護師も不足しているとはいえ。

帰路、雑木林の横を通ったら、団栗がもう落ちていた。大木の櫟と楢の、いわゆる武蔵野の名残りの林だ。拾っては来たけれど・・どうするつもり?


振り向けばまたも木の実の落つる音  KUMI

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だんだん、自由がなくなる

2024年09月24日 | 俳句
天気 晴のち曇

写真は、多分、富士山麓でのもの。下の富士山の写真と同じく、夫と最後に墓参で行ったときのものだと思う。
やっと猛暑の日々と訣別できそうだ。昨日も今日も気温は冷房を必要としない。ゲリラ雷雨もおさまっていきそうだ。能登の水害の悲惨さが今年最後の災害であって欲しい。

暫くブログを書けなかった。書かない時は理由がある。書くことがない、ということはまずない。最近多いのはやはり、体調不良で夜遅く書く気力がないこと。テレビドラマなんか見る気力はあるのに・・。昼間が色々忙しいと最近は疲労感がハンパないので、思考力停滞することもあって休む。体力も脳力?も老衰の一途をたどっている。片方だけ、とはいかないようだ。
昨日は月1回のLINEでの句会で、午後1時に始め、終わるのは夜になる。疲れるけれど、即吟で15句を出句する句会に参加出来る間は、脳力の方は大丈夫なようだ。

で、最近は施設に「管理されている」感が強くて、それに疲れている。いちいち問い質したりクレーム付けていたら疲労困憊するので、余程無茶でないことなら、なるべく言うことは聞こうと行動している。無論、食事が出ないとか、入浴させてくれない、などという大きなことではない。私が黙って聞いていれば済むこと。
でも、今日は疲労の極になってしまって、とっても頑張っている若い女性の介護士に少し怒りをぶつけた。「入所者の危険を回避するため、というよりは、施設の管理のため、でしょ。問題が起きないように・・」「いえ、そうではありません、万一の事故があったら、KUMIさんが困ることです」「どんなに気を付けたって誰でも転倒することはあるわよ・・」云々。ナースの許可なしには風呂場へ入らないで欲しい・・と言うのだからもう・・
今まで、体温血圧、自己管理で報告して、自由に入っていたのに。「ナースの許可が出るまで、鍵は開けることは出来ません」って、数日前までは自由だったのに・・今、自由に入浴できるのは私を含めて3人くらいだろうか。

というのは事例の一つに過ぎず。
で、怒り心頭でナースの許可なるものを待っていたら、廊下でもう一人の介護士に逢った。彼女はちょっと口の軽い人。週4回出勤の、パート扱いらしい。その彼女に「なんか最近、色々厳しくなったのね、何かあった?」とカマかけてみたら「今日一日、都庁の監査が入ってるんですって。下っ端の私には関係ないけど、事務所はカリカリしてます」と白状した。
だったらそう言えば?上記の介護士は正社員。
だから、今まで緩くしていたことを厳しくマニュアル通りにしているということなのかもしれない。介護士に「入浴はどうしています?」と訊いて「自立している人は自分で勝手に・・」なんて答えられたら困るのだろう。
おまけに、入所以後自由に使えていた洗濯室も鍵を掛けられていて「使うときは声をかけてください、すぐ開けます」だって。ほんと、メンドクサイ。
実は、これには別の理由もあって、去年入った他の階の徘徊する人で何でも自分のモノにしてしまう「癖」のある人が居る。人の洗濯物も、乾燥機で乾いていたら自分の部屋へ持っていくらしい。うっかり間違えてエレベーターを使って他の階へ行くこともあるとか。


そうした入所者が一人とか二人居るために、他の何十人が不自由を強いられるのもおかしなこと。私は認知症患者に理解はあるけれど、ここは公営の施設ではない。選んで大枚をはたいて入所している。施設が管理しきれない人は、入所を断れないの? と、今日珍しくケアマネさんに文句を言った。今後のことは家族と相談中だという。意識なくても窃盗を働く人とは隣りあって暮らせない。

そんな酷い施設、変ってしまえば・・と思う人も居るかもしれない。簡単ではない。ここの親会社は、私の見る限りではかなり良い方だと思う。職員も法の範囲で人員は足りているし、その職員の資質を言ったら、この人不足の時代にキリのないこと。前出の職員も、優秀過ぎて言われることを「理解し過ぎ」と、ケアマネさん。

ともかく、監査の結果で締め付けが厳しくなりませんように・・

昨日の句会での作。題は「首」

首塚のあたり穂芒揺れやまず  KUMI
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