KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

たかが「ささくれ」、されど・・

2022年11月21日 | 俳句
天気 雨のち晴

午後、雨が上がったのでコンビニへ通販の支払いに行った途中の、児童館前の花壇。マリーゴールドが手入れよく咲いていた。
その手前の家に咲く皇帝ダリア。今年は咲かないのかと勘違いしたのは、一ヶ月くらい前、まだ何も咲かない時期に逆光で遠くから眺め、勘違いしたようだ。
本当は家が入るので写真にはしない方が・・でも、どこの家か特定は出来ない平凡な二階の窓なので許してください。


朝、NHKの「あさイチ」という番組で「指のささくれ特集」をしていた。いつもなら、連続ドラマを見たあと、余程興味がなければテレビは消すのだが、「ささくれ」には興味格別。ささくれが元で3ヶ月以上も右手中指が使えなくなり、酷い目に遭い、やっと治癒しかけてきて久々に右手で箸を持てる身になったばかり。そりゃ、興味ありますよ、自分の不注意で化膿させてしまった、たかがささくれ、されどささくれ・・夜も眠れないくらい痛んだこともあったし、入浴の際の指サックの用意やら、包帯を日に何度も巻きなおしたり、その他色々・・イレウスで緊急入院の前にやっと9割は治ったのに、指は訴えても何もしてくれず病院でほっておかれたら退院のときは又化膿したり・・

さて、悪化しなくても、「ささくれ」には若い頃から悩まされた身、せめて予防の方法でも、とテレビを見ていたのだが、何と、「ささくれ」は病気とは認められていない症状なので医学全書には載っていないのだと。皮膚科のドクターも、ささくれを病気として扱ったこともないという。
でも、化膿すれば私のように「ヒョウ疽」や「蜂窩織炎」になる場合がある。昔から「ささくれが出来るのは親不孝の証拠」と言われた。私は始終出来るので、やっぱり親不孝なんだ、と悩んだものだ。
でもそれは、たかが「ささくれ」と放置していると昔の暮らしでは土などの菌が指先の傷から入り、命とりの病気になりかねない・・その戒めだったのだろう、と。要するに「親より先に死ぬは親不孝者」と言われた、その原因になってしまわぬための戒め。日本人って良い心がけだったなあ、と思う。「夜、爪を切ると親の死に目に会えぬ」に通ずる戒めだ。灯りの少ない昔、夜になって暇が出来てやっと爪を切る・・暗くてつい指を傷つける・・菌が入って命とりになって親より先に・・

とにかく、ささくれは出来ぬようによく手入れをすること、しか方法はないようだ。私は洗剤かぶれなど、化学薬品にはアレルギーがあり、病院の洗面の石鹸を使ったあと、よく洗い流さないと、すぐに「かぶれ」が出る。コロナになってからはアルコール消毒などでもかなり荒れた。家事はしなくてもそんなことで手に良いわけのないコロナ生活、ことに施設内ではやたらに消毒させられて・・私はマスクの方が大事な気がするけれど・・指は荒れ放題だった。
なので、十分にハンドクリームを使っていたのだが、どこかに傷があったのだろう、化膿してしまった。今日の放送で、皮膚科のドクターが「爪の間も脂分が行き届くような手入れが必要」とのことで、でも私がそこまで気配りするようになったのは指が化膿してからのこと。
やっぱりねえ・・これからは多分、大丈夫。最近は毎日3回くらい、一度に小さじ1杯ほどのニベアを使い手入れしている。なので今、私の指先は「手指タレント」になれるくらい手入れが良くて美しい。といっても指先の第一関節までと爪、だけの話。あまり美しくないカタチは見ないでください。

母に似て皹(ひび)荒れの出来やすき指  KUMI
コメント (4)
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