KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

日本人は綺麗好き

2022年11月26日 | 俳句
天気 雨のち降ったり止んだり

曇天が寒そうで終日部屋に籠る。昨日、駅ナカの店で仏壇の供花を買っておいて良かった・・地元の畑の隅に咲く菊のいろいろ。これが結構安くて丈夫だ。

リハビリ体操やらリクリエーションのなにやかやと毎日午前午後と30分くらいはデイサービスを開催してくれるけれど・・マスクがイヤ、目眩がして下を向いての作業が出来ない、などなど、毎回断るので誰も誘ってこなくなった。コロナの行動制限のある時期はこの入所者向けデイサービスは開催していなかった。やはり、メンバーは固定していくらしい。元気があっても、参加したいなあ、と思うのは「大人の塗り絵」くらいかな? でも、下を向いての作業だし、今はまだ右手中指が自由にはならないし・・
でも、認知症の人も一緒に出来るものは、なかなか選ぶのも難しいらしい。

外国人観光客が自由に入国できるようになり、紅葉見ごろの観光地は物凄い雑踏風景になっている。いくら野外でも、あれだけ密状態になって大声の外国人に囲まれたら、ノーマスクはちょっと怖い。
欧米人が日本へ来て先ず驚くこと。日本人はマスクをまだ装着している。でも、これが法的規制ではない、と知るとまたびっくりするそうだ。欧米では、強制的に国家権力でマスク着用させようとしたので、反発もひどかったようで。日本では法的な規制は一度もなくて、もういいよ、と言われても外せない。そんな日本人を「変だ」と言うのは勝手だが、それでもいいんじゃない?と私は思う。外したければ、私のように外で一人の時には外せばよい。

マスクの次に、日本の都会の大通りにゴミ箱のないことに驚くらしい。というか、ゴミ箱がないのにゴミが落ちていないことに驚くようだ。いえいえ、落ちてますよ、植え込みの中とか道路の側溝のとか。一部の日本人はゴミを見えない所に捨てるのがお好きなようですよ。でも、それも、捨てるという「行為」に罪悪感を感じるから目につかないようにしている訳で。欧米では、そんなことは考えませんねえ。
パリのセーヌ川岸の遊歩道、タバコの吸い殻が捨て放題だった。カップルがタバコ吸いながら真昼のラブシーン、タバコが邪魔になると足元へ捨てる・・飲み終えた紙コップが足元のあちこちに。
散歩の犬がやおら「落とし物」をしても、飼い主のパリジェンヌは用の済むのを見ているだけで。自分は飼い犬の落とし物を踏みませんよ、でも、誰かが踏んだら「ウンが悪い」だけのこと? 犬の落とし物拾いの専用掃除器械があるようだ。税金使って・・冗談じゃあありません。犬の落とし物に税金使うなんて、東京だったら都民が許しません。

そんな欧米人から見たら、W杯のスタジアムで試合後にゴミ拾いをして帰る日本人サポーターは奇異に見えるかもしれない。マナーが良い、さすが日本人、などと書かれるが、そう思う人より、そこまでする?と冷ややかな人が外国には多い気もする。でも、映像で燃えるゴミとビン・カンとを分別しているのを見たら、本当に日本は凄いね、と思った。スタジアムの掃除人たちもとても助かったのではないだろうか。
さすが日本人。子供の時から自分で出したゴミは自分で始末する・・当たり前に言われて育ったし当たり前に周りの子供たちにも言う。ま、見えない所に捨てていくのもその教えの効果だろう。人目につく道端に捨てて平気な欧米人とはそこだけでも違うのだから。

仏壇の供花の菊の香闇に満つ    KUMI
コメント (6)
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