KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

寒波襲来そして「軟禁生活」始まる

2024年12月22日 | 俳句
天気 晴

列島に、少し早い年末寒波がやってた。この写真は、随分前の上越境のトンネルの新潟側へ出たところ。まだ積雪量は少ないこの時期に、何で新潟の家へ行ったのか解らない。無論スキーが目的だが、正月には行ってもクリスマス時期の年末にはあまり遊びに行く気分ではなかった筈。クリスマスにスキーをしていたのが余程珍しいのか、証拠のリフト券まで写真に残してあった。
今のようにスマホで簡単に・・という訳ではないのに。

何でこの日を思い出したかというと・・
今日はのランチは、クリスマス会・・老人ホームにもあるのですよ・・でランチにちょっとした美味しい料理が出ることになっていた。そして午後には、ボランティアの合唱会があり、クリスマスの歌を・・という日だったのに。昨日から、入所者はコロナ感染の有無を問わず、全員個室への軟禁生活となった。同じ階以外への移動禁止。
一年ぶりのこと、と言えばたいしたことではないけれど。せっかくのクリスマス料理も、使い捨ての弁当箱やら紙コップで供されて。


普段のメニューではないので、希望する人(殆どが希望していたはず)は別料金を1500円くらい、払っているのですよ。それなのに紙皿紙コップですよ・・みじめ。
で、普段の食事も軟禁中はこんな風になる。

ラップしてあっても冷えているので、ご飯と味噌汁は自分の持っている別の容器に入れ替えて、ラウンジの共有のレンジでチンする。自分でそれを出来ることを有難い、と思わなくては。要介護の人には自分では出来ないこと。かといって、介護士に頼んでも業務外だから無理かもしれない。今までの「コロナ監禁」は真冬ではなかったし、容器も今回のような簡易なコンビニ弁当とは違っていた。

本当のことを言うと、食器への不満以外は、部屋で食べるのは私にはとっても有難い。
食堂で同じテーブルの3人のお姉さまたちは、程度の差こそあれ、全員認知症で耳が遠い。正直、楽しい日常会話なんて出来る訳がない。体調悪い時なんか、ちょっとしたことの説明でも心底疲れる。
今年になってから入所したのでコロナ騒ぎのことはうろ覚えながら知識に残っているらしいけれど、感染者の隔離の話をしたら、
「私は外へ出ることもないし、こういう施設なら管理が行き届いていて、病気はうつらないと思って入ったのですよ。大丈夫でしょ」と、のたまわる。私を心配し過ぎの人間・・と思ったらしい。ああ絶望的。おまけに、「Sさんは発熱したので部屋で休んでいます」と職員から言われているのに、一日経って食事に来ないと「Sさん、娘さんの所へでも行ったのかしら」と。その都度、私は同じことを彼女たちに伝え直す・・するとびっくりして「あら、風邪でもひいたのかしら」あのね、コロナ隔離の患者が出てること、昨日話したでしょ・・
そんな彼女たちと話さずに済むことだけは、申し訳ないけれど本当にストレス解消となっている。でもまさか、正月も紙の皿にお節料理?

生き物のやうに枯葉の舞ひあがる  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする