天気 晴
昨日の塗り絵とは違い、ちょっと油絵風のもの。春はまだ遠いけれど「待春」の一枚。
ああもう大寒・・と思ってしまうほど、月日の経過が早い。
大寒の一戸もかくれなき故郷 龍太
この日にはなぜか、この句を思い出す。あまり諳んじている句はないのに、蛇笏・龍太の故郷の甲州の風景が目の前に拡がってくる。寒々とした甲州の山間の村の枯れた風景。冬に通ったことはないけれど。
今日は大寒なのに、少し暖かかったようだ。昨日の続きでお腹がまだ治まらないので、外へは出なかった。
私の部屋は一日中日差しがない。なので日当たりの良いラウンジの窓際で少しの間でも日向ぼっこ、と思うのだが・・前にも書いた通りの、ノーマスクの連中に占拠されている。とても空いている椅子やソファに座る気分にはなれない。せめて10分でも良いのに・・午前中2時間、午後も2時間くらい座って、時々居眠りしている人も。午後は自分の部屋に陽が入るでしょ、と言いたくなる。
仕方ない、今日は午後、西日のよく入る3階のお友達の部屋へ行き、日差しを浴びさせてもらった。太陽の何と暖かいこと。駅前という立地条件なので、どの部屋も日当たり良くする余裕はなかったのだ。暖かい部屋は夏は暑く、私のように寒い部屋は夏は涼しい。それでも、日当たりの良いラウンジを自由に使えたのであまり苦にもなっていなかったのだが・・ノーマスクで日向ぼっこをしている連中のうち3人は、去年の夏以後に入所した軽度の認知症の人。去年の冬にはこんなことはなかったのだ。
90歳を越えた3階のお友達曰く
「何で最近は変な人ばかり入所者を選ぶのかしらねえ、入りたい人なんかたくさん居る筈なのに」
確かに、立地条件が良いので空室はすぐに埋まる。私もそのお友達も市内住まいだったが、遠い所から入る人も多い。駅前なので、子供が沿線に住んでいるから、という理由をよく聞く。車よりも電車利用が便利なので、親類縁者も面会に来るのが面倒ではないし。
でも、入所者を選別する訳にはいかない。入所条件に合致していれば「面倒な要介護者お断り」は出来ないだろう。明日は我が身。自分もいつ、認知症になるかもしれないし。90歳を過ぎたお友達は、今さら認知症はないだろうと思うけれど。
日向ぼっこの皆さん、マスクしてくださいよ、お願い・・
大寒や末(うれ)の高さの揃ふ樹々 KUMI
なるほど、タッチが違うので・・・立ち止まりました。
♪春よ来い 早く来い ですね。
蛇笏・龍太?とあったのでググったら?
へへへ、蛇笏の四男が龍太で、俳誌「雲母」を父に継いで主宰でしたか。
KUMIさんの深さを感じます!
>今日は大寒なのに、少し暖かかったようだ。
早朝、寒くなるというので毛糸帽子にネックウォーマーにマスクして毛糸の手袋でウォーキングしましたが、大冷えするのは火曜日でしたか?汗かきました(笑)
>ノーマスクの連中に占拠されている。
非常ベルでも押しますか~(笑)
主演・佐藤二朗 土曜ドラマ「ひきこもり先生」でそんな場面があったもので・・・。
>午前中2時間、午後も2時間くらい座って、時々居眠りしている人も。
特等席なんですね。
>暖かい部屋は夏は暑く、私のように寒い部屋は夏は涼しい。
はっはっは、設計者よ考えろ!と言いたくなりますね。
>去年の冬にはこんなことはなかったのだ。
そうでしたか!
>駅前なので、子供が沿線に住んでいるから、という理由をよく聞く。
経営者がうまく目をつけたものですね。
>日向ぼっこの皆さん、マスクしてくださいよ、お願い・・
困ったものですね。
「大寒という寒さが厳しい季節だけに、草木も枯れて家一軒も隠れることなくよく見えるほど、寒々とした故郷である」
龍太の現代語訳でやっと理解できました。
末(うれ)・・・という言葉も初めてしりました。
有難うございました。
小父さんが現代俳句を選んだのでご存知なかっただけです。
私は不勉強で、たまたまこの父子の句が好きだっただけです。
今日は少し出かけたら結構寒い風でした。
脅かされていますが、寒波が何ごともなく過ぎるのを祈ります。
本当に、体が暖かいからと、日向ぼっこばかりしているのが信じられません。
私はたった10分で良いのです。
でも、マスクをお願い、と渡してもそれきりなので、もう渡す気力をなくしました。
話しかけてこなければ、ノーマスクでも我慢しますけど、なぜか話好きなのです。
ほんと、火災報知器、ですね。