
天気 晴
公園でイヌフグリを見かけたが、写真にはしなかったので、カメラでの去年の写真。何とかピントは合っているようだ。一面に咲いていると、踏むのをためらってしまう花。
今日の新聞の広告に、東京都医師会が全面広告を出していた。
「もう一つの緊急事態・・フレイル」
フレイルとは(ネットから抜粋)・・健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
私の、今いちばん心配していること。コロナで高齢者は閉じ込められた暮らしを強いられて、だんだん機能が落ちていき、要介護でない人もどんどん要介護になっていく・・それを、医師会が本気で心配しているのだ。現実に、この高齢者住宅に居るとよく解る。私自身が筋肉の衰えを感じているし、歩行器で歩いていた人が、ある日、車椅子になっていたりする。
朝、一階で2000歩は歩くことにしているが、普段から動かなくては、と心がけている人は一人二人しか知らない。リハビリ施設でも病院でもないので、体力保持は個人の責任だ。自分で出来ないなら、保護者の家族が考えねばならない。
目まいがしてきて、今日も2000歩でやめてしまった。真っすぐな道を歩きたい・・とは思うものの、今月一番の寒い日とかで、窓の外を行く人たちが皆、風に身を縮めていた。今日は外は歩かない方が良かったかも。
体力も衰えるが、認知機能の衰えはもっとスピードが速い。もう、びっくりしてしまう。
食事をした直後に食事したことを忘れるようになってしまった人が、この数日は、エレベーターの何階で下りればよいか解らなくなった。足腰は大丈夫な人だが、認知能力はこんなに早く衰えるものか、とびっくりしている。私の顔は、とうとう覚えないで終わりそうだ。
「4階ですよ、Hさん。下りましょう」と促したら「お宅様もここで下りるのですか」と。毎日顔を合わせてるじゃん。
そして彼女が付け加えた。
「本当に4階で下りていいんですか」
ダメだ、こりゃ。
ご主人は亡くされているというが、子供が居るのかどうかは知らない。でも、子供に会ったら「どちら様ですか」と言うタイプになりそうだ。
今の私の目標は、寝たきりや車椅子の生活と認知症の期間を出来る限り短くすること。フレイルの手前で何とか食い止めなくては。本当に、コロナめ!だ。
退屈の先に春愁あるらしく KUMI
春の野の花も、そちらではもうあれこれと見られるのでしょうねえ。
これから先、とくに団塊世代からは、介護する人が減少し要介護者が増えます。
元気にほどほどに長命・・なんてうまくはいきませんね。
体力は自分でも鍛えられますが、脳の方は?
なのです。
退屈だけはしませんが、ま、ことば遊びでもしないと句が作れません。
外へ出られないストレスって、本当に春愁ですねえ。
今日は家から一歩も出ていませんが春愁にはなりませんでした(笑)
でもそんなことって時々ありますね。
今、上から下まで読ませていただきましたが、正にそのような状態になりたくないのが、自分の健康を保持しようと思う一番大きな要素です。
人より勝りたいわけでも、鍛えたいわけでもないんです。
5人の兄や姉の半生を見て来て余計にそう思うのかも知れません。
しかし、フレイルって確実に向こうからやってくるのでしょうね。
イヌフグリの写真に癒されます。
有難うございました。