某私鉄駅

天気　晴

小田急線の某駅、亡姉のマンションのる世田谷の街。今日は、もしかしたらこれで最後になって欲しい、と思いながらちょっとした「仕事」があり。でも、もう一二度は行くことになるかしらん？
姉の入院以来、1年8ヶ月の間に何十回通ったろうか。
思い出したくないことばかりの駅。

で、帰路の乗り換え駅の登戸の手前では電車が多摩川を渡る。多摩川の東は東京都、この駅は川崎市になる。登戸駅に近い多摩川土手は、何度か吟行句会でも行っている。
電車の中からスマホで写真を撮ってみたけれど、駅に降りて気づいた。下りホームの東端へ行ったら多摩川が良く見えるのでは？


思ったとおりだった。台風で水嵩の増した川下を見た風景。電車の中から撮るよりもずっと安定した画面になる。今度はカメラ持参したい。
この駅は、吟行句会でも月に一度は通っているのに、今までホームから眺めらるとは気づかなかった。でも、あまりホームの端に行くと特急に飛び込む人と間違えられるおそれはあるかもしれない。

今日は鷺も鵜も見えなかったけれど・・

鵜の一羽水辺動かぬ秋暑かな　　　KUMI

台風一過

天気　晴

台風は日本海沿岸を北上して北海道へ抜けた。その、ちょうど新潟あたりを通ったらしい時刻の午前2時頃、窓のガタピシという音で目が覚めて、しばらく眠れなくなった。風はかなり吹いたようだ。ともかく、台風にはいつも縁遠い地域。被害に遭った地域の方には申し訳ないくらいに・・

で、朝起きてカーテンを開いたら久々の富士山がすっきりと。眠い目を覚ましてくれた。

溜まっていた洗濯を片付け、まだ風の残る中を買い物に出かけ、現金が心もとなくなたので銀行へ寄るつもりが・・あれ？街の風景が何となくいつもの月曜ではない。
そうでした、今日は敬老の日でした。と、呑気な後期高齢者。
昨日は10月後半の気温、今日は30℃越えという台風後の暑さ。この変化についていくのも楽ではない。やっぱり、暑さ寒さも彼岸まで。

青々と眩しき富士や敬老日　　KUMI

台風待ち

天気　雨　

台風が九州から四国～北陸の方へ進むという。こちらも朝から雨。体調は気圧が低くて眩暈がして。
朝、震度2という地震があったのを眩暈と間違えた。
どこへも出られないので、ベランダの花の写真を撮って気分転換・・といっても小さな花はなかなかとらえられない。スマホのマクロレンズを使ってみたものの。
三日くらい前から、先週買ったコスモスに小さな花が咲きそうになった。でも、一向に開かないままだ。


台風は明日の朝には過ぎるらしいので、それまで我慢我慢。
被害の出ている地域の人たちを思えば、なんとも呑気な話だ。

台風の目の青空を見し昔　　KUMI

句会・大久保

天気　曇のち雨

もう花は咲かない、と思って、種を採るために置いてあった朝顔の鉢、三日ぶりに一輪が咲いた。花は小さいし、色褪せた感じで。結局、最後まで咲いたのは江戸紫だった。
種を採り、来年は朝顔市の鉢とは別に自分で仕立ててみようと思う。

午後、大久保の俳句会館での勉強＆持ち寄りの句会。
今日は8名に、いつもの郵便での投句の仲間の2名、という句和数でいつもより多くなり、にぎやかだった。様々な句があって選にも迷った。

今日の句会に出た季語。
彼岸花・邯鄲・柘榴・案山子・星月夜・蓑虫・などなど、今日は季語もまた豊富だった。
わが句は・・評価は普通。最近、インパクトのある句はまったく作れない。

白粉花の咲きあふれたる裏通り　　KUMI

西新宿

天気　晴

西新宿のコクーンビル。
「大仕事」で西新宿の某事務所へ。私にとっては蟻地獄にもがいていたような1年9ヶ月も、やっと蟻地獄の縁まで登ることが出来た。あともう少しで縁へ立つことが出来る。外へ出るまでにはまだまだ日にちはかかるけれど、ひとまずは出口が見えた。空を見上げる場所まで進めた。
考えたら、姉が倒れて入院して、私にとっての地獄の始まりが、去年の2月15日。今日も15日だ。偶然にしては出来すぎかも。

終わって、駅へ向かうと、西口広場の一画で祭の準備中だった。熊野神社の秋の祭礼なのだそうだ。
立派な神輿が3基、テントの中に鎮座していた。みごとなお神輿だった。ちょっと寄り道して眺めてきた。新宿のど真ん中で神輿を拝めたのも、何かの縁。


新宿のビル滑りきし秋の風　　KUMI