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缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ハギスとは何ぞや

2014-10-19 13:27:14 | 

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 外国缶の魅力はすなわち、外国料理の魅力。
(いったいどんな食べ物が詰まってるんだろ…?!)
 このワクワク缶(感)がたまらないのだ。
 今回ご紹介するのは、スコットランド名物料理のハギス(Haggis)。
 ものの本によれば、ハギスは

「羊肉、内臓、オーツ麦、玉ねぎ、スパイス類を羊腸に詰めて蒸し上げたもの」


 なのだそうな。
 ハギス自体、未体験である。その缶詰を知人が買ってきてくれたのであります。缶謝!




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確かにスコットランドと表記してある




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開缶! 常温だと脂肪分が固まっているぞ




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小鍋にあけて温めよう
弱火で気長にやらないと焦げつく




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 かくのごとし。
 温めている段階から、かなり強い羊肉の匂いがしていた。それと、レバーのような内臓の匂いも混ざっている。
 羊好きなら、間違いなく食欲をそそる匂いだ。
 熱々のところをさっそく、ひと口頬張ってみると…。
 粗挽きの羊肉をスパイシーに炒めたような味がまず、ある。
 そこにねっとりぺとぺとした舌触りも加わって、食感は単純ではない。
 そこで原材料を見てみると、羊肉のほかにオートミールとあった。
 これがねっとりぺとぺとの正体らしい。ただの肉料理ではなかったのだ。
 スパイスもしっかり利いており、塩気もほどよい。実に上手く調理された缶詰であります。
 あとはマッシュドポテト、茹でたインゲンあたりを添えて食べるのがオススメだ。




 内容量:392g
 原材料名:仔羊肉、仔羊の肺(45%)、オートミール(19%)、仔羊の脂、スコットランドの水、玉ねぎ、塩、スパイス
 原産国:スコットランド(BSE問題のため輸入禁止)







ファイアーなやきとり缶

2014-06-20 09:19:40 | 

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3月1日発売のニューフェイス
「やきとり」という字が燃えている

「辛いものが好き!」
 こうおっしゃる読者諸賢は多いと思う。
 僕も嫌いではないが、あまり辛いのはいけない。舌がれろれろし、脳髄がしびれ、やがて味など分からなくなるからだ。
 ちゃんと味が分かり、かつ気分も高揚し、健康的に汗をかく程度がもっともよい。
 とはいえ、その基準はどれくらいなのだろうか。いわゆる“激辛”は絶対ダメなのか、それともモノによっては大丈夫なのか。自分でも試してみないと分からないのだ。
 そこで、今回はホテイフーズのやきとり激辛味にトライしてみた。今年3月1日に出たばかりの新商品であります。




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 開缶。かくのごとし。
 ものすごく美味しそうだが、ものすごく辛そうだ。
 もしこれを食べて、明日の朝、臀部方面の出口関係が痛くなったらどうしよう。
 勇気を振り絞って、ひと口…。
 むっ。ウマいではないか。
 と思ったら、辛い。実に辛い。舌がじわりとしびれてくる。
 しかし、ただ辛いだけではない。辛さの奥に鶏肉のうま味、唐辛子のうま味があるのだ。
 それがあるから、箸が止まらない。
 しだいに顔中から汗が噴き出してきたが、恍惚感も湧き上がってきた。何か快楽物質的なものが脳から放出されているのだろうか。
 気付けば1缶をぺろり、平らげていた。
 従来のやきとりたれ味辛口より4倍辛いというこの新商品。同社O氏によれば
「1缶を食べ切れるくらいの辛さに仕上げています」
 とのこと。なるほど、明確な基準であります。
 暑い時期など、これを食べて汗をかき、冷たいビールをぐいっとやったら最高だ。




 固形量:60g
 内容総量:80g
 原材料名:鶏肉、醤油、砂糖、食塩、香辛料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、着色料(パプリカ色素、カラメル)、香辛料抽出物
 原産国:日本(静岡市・ホテイフーズ)
 希望小売価格:160円(税抜き)






コンビーフ戦国時代!

2014-04-03 13:03:43 | 

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味付コンビーフが勢揃い

 コンビーフ界に異変が起こっている。
 味付けをほどこした新商品が、続々と登場してきたのだ。
 コンビーフ(あるいはニューコンミート)といえば、これまでは塩&スパイスのみの味付けだった。
 それゆえ市井の人々は、玉ねぎやじゃがいもと炒めたり、マヨネーズと和えてサンドイッチの具にしたりしてきたのだ。
 それが、ついに転換期を迎えた。
 現在ではメーカー4社が、様々な味付けで真っ向勝負を挑んでいる。
 例えば、国分・缶つまシリーズの[ハバネロソース味]。
 辛うま味の[マリーシャープス]というソースを使っていて、汗をかくほど辛いが、うま味があるからついつい食べてしまうという
「本当に困った…」
 味付けなのだ。
 さらに、明治屋[プレミアムほぐしコンビーフ]
 サブタイトルには[粗挽き黒胡椒味]と記され、肉のほぐし方もかなり粗い。すなわち
「俺は今、肉を食ってるぞ!」
 というギャートルズ的ヨロコビが味わえる。

 我が国では明治時代に試作が行われ、昭和23年に大量生産が始まったというコンビーフ。
 その長き歴史の果てに、ついに戦国時代が到来したのであります。




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 例えば、川商フーズの[ノザキの和風コンビーフ]はかくのごとし。
 従来のコンビーフよりジューシーで、開けたとたんに醤油と生姜の匂いが立ち昇る。
 これをひと口頬張れば、その濃厚な甘辛味から
「め、飯をくれ! 白飯をくれ!」
 叫ばずにはおれない。
 それもそのはず、このコンビーフは「ご飯にめちゃいける」と高らかに謳っているのだ。
 これ1缶でご飯4膳はいけるほど濃厚なのであります。

 他社商品も[ユッケ風]、[スパイシーカレー味]、[ラー油味]など、心そそられる味付コンビーフが一気に揃った。
 それぞれのお味をぜひ、読者諸賢も体カンしてほしい。




 ノザキの和風コンビーフ
 内容量:75g
 原材料名:牛肉、植物油、糖類(砂糖、水あめ)、しょうゆ、しょうがペースト、食塩、清酒、みりん、ゼラチン、寒天、香辛料、カゼインNa、調味料(アミノ酸等)、発色剤(亜硝酸Na)、酸化防止剤(ビタミンC)
 原産国:日本(販売・川商フーズ)
 希望小売価格:320円(税抜き)
 発売:2014年3月3日
 入手先例:全国のスーパーやコンビニエンスストアなど





新たなおつまみ缶 合鴨のアスピック

2014-01-30 09:30:47 | 

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アスピックとはゼリー寄せのこと

 昨年(2013年)11月、マルハニチロ食品から新しいおつまみ缶が登場した。
 シリーズ名は[夜のおつまみ缶・おうちでバル気分]。
 ちょいとその、色気のある名前であります。
「夜の・・・」
 と聞くと
「夜のお菓子うなぎパイ!」
 こう連想される読者諸賢も多いと思うが、あちらは色気とは何の関係もないらしい。
 何でも、発売した昭和36年は高度経済成長期で、女性も外に出て働く時代が到来したということで、夜のひとときくらいは
「一家団欒でお菓子を味わってほしい」
 この願いが込められての命名だったそうな(春華堂H.Pより要約)。
 それでもやはり、商品名に「夜の…」と副題が付くと、気持ちが動くというか、しっとりすることは確かだ。
 このおつまみ缶には「バル気分」という副題もついている。すなわち、これをひと缶開ければ、家でも
「スペインバル風の雰囲気が愉しめるよー」
 ということ。
 国分の[缶つま]シリーズと同様、酒の肴であることを明確に謳っている。そこが、従来の缶詰とまったく違うところなのであります。
[合鴨のアスピック]は、さいの目に切った合鴨肉を、ピーマンとともにゼリー寄せにしたものらしい。
 まるでレストランの一品料理を思わせるではないか。
(一体、どんな味だろ?)
 期待がぐんぐん高まっていく。




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イージーピールという最新のフタ
ヨーグルト容器みたいにはがせるのだゾ




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 かくのごとし。
 合鴨肉と赤ピーマン、黄ピーマンがゼリーで固められている。しかしそのゼリーは柔らかく、フォークでつつくと容易に崩れていく。
 盛りつける前にそのまま味わってみたのだが、合鴨肉はいかにも鴨の親戚らしく、鉄分の豊富な野趣溢れる匂いがする。
 しかしまわりに展開するピーマンは甘く、それらをまとめるチキンブイヨンのゼリーも穏やかな味付け。
 合鴨肉のパンチのある風味に対し、周囲が
「まあまあ、穏やかにいこうよ」
 みんなでなだめているという感じだ。
 ここに筆者はバルサミコ酢を垂らしてみた。
 甘さとコクのあるバルサミコ酢の酸味が加わったことで、合鴨とそれを取り巻く野菜・ゼリー連合との距離が縮まった。
 それを小さめの器に盛りつけて、今回は赤ワインのアテとした。
 ブルゴーニュの軽やかかつ酸味が味わえるワインがよくマッチしたのでありました。




 内容量:70g
 原材料名:合鴨肉、ピーマン、チキンブイヨン、ワイン、食塩、酒、みりん、水あめ、しょうゆ、香味油、ラー油、還元水あめ、酵母エキス、醸造酢、香辛料、しょうが汁、おろしにんにく、トレハロース、ソルビット、ゲル化剤(増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、香辛料抽出物、発色剤(亜硝酸Na)
 原産国:日本(販売・マルハニチロ食品、製造・マルハニチロ北日本)
 参考価格:330円(税込)





春の新商品! タコライス缶

2013-03-06 11:53:36 | 

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沖縄ホーメルが3月1日に発表したタコライス缶
3月中旬をめどに、沖縄以外の地域でも販売予定だ

 沖縄はいい。
 沖縄には、独特の魅力がある。
 南の島に行こうと思ったとき、ハワイと並んで候補に挙がるのが沖縄だ。
 ハワイは世界中の人々にとって憧れのリゾート地。一方の沖縄は、そこまで外国人に知られているわけではない。
 そのマイナーさが、魅力のひとつのような気がしている。
 ハワイと違って、ちゃんと日本語が通じるし、車も左側通行で安心。
 それでいて、濃厚な異国情緒が楽しめる。
 碧い海に、白い砂浜。
 その砂をよく見ると、小さな貝殻がたくさん集まっているのが分かる。
 家並みの屋根が低い。家と家のあいだの通路がすごく狭い。
 何もかも新鮮な風景。なのにどこか、懐かしい。
 そんな沖縄で、80年代に誕生したというご当地メニューが、タコライス。
 テックスメックスでタコスという料理があるが、あれはスパイシーに炒めた挽肉を、レタスやトマト、アボカドなど野菜と一緒にトルティーヤという皮で巻いて食べる料理だ。
 その皮をやめて、具材をご飯のうえに乗っけて食べるのが、タコライス。
 今では外食店がメニューに取り入れたりして、沖縄県外でも知られるようになった。
 そのスパイシーに炒めた挽肉(タコミート)が入っているのが、この沖縄ホーメルの新商品なのであります。




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さあさあ、本日も開缶!
一見してドライカレーのように見える




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おもむろにトマトとレタスを刻む
トマトを切るのはいつでもいい気分




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 かくのごとし。
 熱々のご飯にタコミートを乗せ、溶けるチーズ、トマト、レタスを盛りつけた。
 タコミートに含まれるチリペッパーが、たまらなくいい匂いを発散している。
 それでは早速、ひと口...。
 むっ。これは確かに、タコスの味だ。
 それがご飯と一緒になっているのが、意外と違和感がない。
 試しにタコミートだけ食べてみると、しっかりとした味付けがされていて、辛さもけっこう利いている。
 それをトマトやレタスで和らげながら、食べすすんでいく。
 美味しいです。

 食べ終わって思ったのは、トルティーヤの皮を買ってくれば
(本来のタコスも楽しめるな)
 ということ。
 挽肉をチリパウダーで炒める手間が省けるわけであります。
 1缶で1人分のタコスが作れると思う。タコライスの場合も同様、これ1缶で1人分使い切りがいいと思う。




 内容量70g
 原材料名:食肉(鶏肉、牛肉、豚肉)、玉ねぎペースト、チリソース、粒状大豆たん白、香辛料、食塩、砂糖、チキンコンソメ、でん粉、酵母エキス、粉末魚醤、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)
 原産国:日本(沖縄ホーメル
 希望小売価格:170円(税込)