これがスパムのキャラクター『スパミー®くん』だ!
3月10日、六本木のグランドハイアットホテルでホーメルフーズの記者発表会が行われた。
筆者はこれまでスパム缶を「塩辛い」とか「脂っこい」などとブログに書いてきたのだけど、そんな筆者にもちゃんとお誘いの声が掛かったので、いそいそと出掛けてみた。
思い返せば、缶詰ブログでスパムを取り上げた記事は6本もあった。
これは素直に「大ファンです」と告白したほうがいいのではないか。
相手に悪口を言うのは、実は好きな証拠だというではないか。
誰に告白するのかは分からないが、恐らくホーメルフーズの社長に申し上げればいいのではないか。
そんなことを思いながら、六本木ヒルズ付近をてくてく歩いていったのであります。
ホーメルフーズ・インターナショナル社の
リチャード・A・ブロス社長
この人に告白すればいいのだろうか?
販売代理店・伊藤忠商事食品流通部の亀岡正彦氏
この人にも告白したほうがいいかもしれない
ホーメルフーズ・ジャパン日本支社長の行田ちづる氏
女性相手では誤解を生むので気をつけよう
世界のスパム缶テレビCMが上映された
これはイギリス。スパムにはアウトドアがよく似合う
これはアメリカのCM
こういうの、筆者はすごく好きだなー
韓国ではイケメン俳優が登場していた
これが日本で流れるCMであります
缶詰ブログがいち早くスクープであります
スパミーくんの決め台詞は
「煮るなり焼くなり好きにして~♪」
ストップモーションアニメで訴えるのだ
関東の1都6県で、今月15日から放送開始
ホームページにもアップされますぞ
ホーメルフーズ・ジャパン
そしていよいよ試食会
スパムを使った“ジャンキーではない”料理が勢揃い
サーモンマリネとスパムwith林檎のサラダ
手前はスパム入りの生春巻き
スパムのカツとフリッター
ではでは、いただきます!
衣にココナッツを使ったカツがウマかったー
そうして最後に、ようやくブロス社長に告白。
「僕はスパムが大好きです!」
「オー! そんなら私は君が好きだ!」
うーむむむ。何だ、それ。
しかし筆者の英語力ではこれが精一杯。ツーショット写真も撮ってもらえたし、楽しい記者発表会でありました。
ブログ仲間であり、缶詰仲間でもあるdii-chaiさんから缶詰が届いたのだ。
同封された手紙によると、なんと今回は東ティモールで買ってきてくれたものだという。東ティモールというのは21世紀に入って最初に独立を果たした国家なのだそうだが(Wikipedia参照)、未だに内紛が続いているところ。
そのような、ニュースでしか見たことのない国からやってきた缶詰たちなのだ。
(軽々しく扱ってはならぬ)と思う。
(我が家での短い逗留を、快適に過ごしていただかねば)と、民宿の主のような気持ちにもなってくる。
その中のひとつ、ターキーのスパム缶であります。
裏側に、このような愛らしいイラストが描かれていた。
写真を撮ったのち、しばしうっとりとこのイラストを眺めてしまった。
筆者の缶詰好きと、このようなイラストが、深い部分で結びついているのであります。
幼少時代、洋食がまだ憧れだった頃は、外国の絵本に出てくる食事がどれも美味そうに見えたものであります。
TVアニメの『トムとジェリー』や『ポパイ』にも、ものを食べるシーンがたくさん出てくる。
そういったシーンの中では、我が缶詰たちが大活躍していたのですね。
缶詰のハムを切り分けて、高さ30センチもありそうなサンドイッチを作るシーンとか(妹と筆者は、今でも巨大なサンドイッチを目の当たりにすると「トムとジェリーのサンドイッチだ!」と表現する)。
ポパイのほうは缶詰入りのほうれん草。あんな緑色一色の野菜が、不思議と美味そうにみえたっけ。
そんな事柄を想い出させてくれる、舶来物の缶詰たち。見ているだけでわくわくしてくるんであります。dii-chaiさん、ありがとう。
この記事は『チャイディーな世界』“拝啓缶詰blog様”へトラックバ~ック!!
缶詰や瓶詰を使って料理をする場合、その独特の風味がどうしても鼻につく場合がある。
それゆえ、どんな高級缶・瓶詰を使っても
「んー、所詮は缶詰料理だなァ」
というB級の評価をいただいてしまうのである。
例えば、サバの水煮缶。
サバは本来、血合と脂の混じった香ばしい匂いがするものだが、水煮缶になると、どことな~くネコ飯的な匂いがする。
サバに限らず、魚関係の缶・瓶詰はどうしてもネコ飯的匂いが強い。また、濃い味付けもやはり独特のものだ。
そういう風味は最後まで残る。これを業界では『缶・瓶詰料理の壁』とよび、業界人ならびに一部の缶・瓶詰マニアから恐れられているのである(ウソですけど)。
私は、この問題の解決に取り組みたい。
正面からのぶちかましで壁を突破したい。
そこで今回実験するのは、瓶詰の鮭ほぐし身なのである。
まず酒を煮切る
それをオリーブオイルと混ぜる
こうして酒・オリーブオイルのミックス液を作り、瓶詰の鮭ほぐし身にかけてみたのである。
その目的は、
1、瓶詰の鮭特有のネコ飯的匂いを緩和したい
2、旨味調味料的な味を打ち消したい
3、オイルを加えて身のパサパサ感を改善したい
の3点であった。
では、検証のため一口...。
ふーむ。む、むむ。煮切った酒のおかげで、かなりの甘さが加わってしまった。これは予想以上であった。
それから当然ではあるが、オリーブオイルのかほりが強く出ている。これはオリーブオイル好きの人なら構わないが、より普遍的な味を求める上では不利であろう。
ただの思いつきでやってみた結果、目的の1と3は改善されたものの、2の旨味調味料的な味は最後まで残っている。そこで...。
こっそりと大葉を刻み...
こっそりと混ぜ込んでしまった。大葉の香りは絶大なものだから、これは一種のズルなのである。しかし今回は、どうか許してやってください。
酢飯をよそって...
かくのごとし。
海鮮丼を食べたかったのだけど、材料がまぐろとイカしかなかったのである。
そこで瓶詰鮭ほぐし身のご登場を願ったわけであった。
今回の主役は、あくまでも鮭ほぐし身である。
この写真からも、そのことは充分みなさんに伝わっていると思う(伝わらないかナ)。
さて、さっきズルをしてから3時間ほど経過したこともあって、鮭ほぐし身は酒・オリーブオイルタレに馴染んでいる。大葉のかほりも身に移り、実験第一回目としてはまあまあの結果となった。
しかしズルをしたのが最後まで気に掛かった。
缶・瓶詰特有の風味を消す万能タレの開発は、まだまだ続きそうである。