「沖縄の方々は、小さい頃からゴーヤーを食べているのか知らん」
「いやいや、子供にはゴーヤーはムリだらう」
「こいつぁだいぶん苦いものなあ...」
ゴーヤーは本当に苦い。初春の山菜で味わえるような軽やかな苦みと違う。
ここ数年で、沖縄料理を目にする機会がずいぶんと増えた。先日も、私は友人と居酒屋に行き、思いがけずゴーヤーチャンプルーがメニューに載っているのを見つけた。そこは牛タンと鰯で有名な店だったのだが。
「苦い苦い...苦いが美味い、美味いはゴーヤー...」
そしてこれは、とある店で見つけたドリンク。好奇心のみで買ってみたが、こうして開けてみるとアオミドロ的不透明液、なんだか五色沼のようである。おまけに小さなつぶつぶが浮遊している。ゴーヤーは嫌いじゃないので買ってみたのだけれど、一寸凄まじい色合いなのだ。
しかしレモン果汁とはちみつ入りとある。「身体にいいんだよね!」と思い切って一口。
「...???」
なんだこれ? レレレのレ? まっずーい、ってことはないけれど、一度も経験したことのないお味。頑張って例えてみると、わりかしきれいな沼の水を汲んできて、そこにビリヂアン系絵の具を溶いたような味(そんな飲み物ないよ)。かすかな苦みと、枯れ草のような匂い。
不味くはないと思うんだけど、えーと、やっぱりこれ、不味いと言うべきなのかな? でも全部飲んじゃったよ...。
内容量:190g
原材料名:ゴーヤー汁、果糖ブドウ糖液糖、レモン果汁、はちみつ、酸味料、着色料(ベニバナ黄、くちなし)、安定剤(ペクチン)、香料、ビタミンC
原産国:日本・沖縄
追:この記事は沖縄ライフを満喫している『音風景日記』“さりげなくウチナーバージョン”にさりげなーくトラックバックである