後光と花をまとい、ご登場
この日。
台場は、大変に暑かった。
浜辺には、ビキニの女性ならびに短パンのオヤジが、肌を灼こうと集まっていた。
かくいう私も、オヤジと呼ばれるにはやぶさかでない年齢なのだが、今はそこを追求しないでいただきたい。
このような浜辺を散歩するときには、目のやり場に困る。
とても困る。
意識してビキニ方面を見ないようにすると、それはやはり不自然となる。
意識するあまり、オヤジ方面ばかり見てしまう。
それは精神衛生上、あまり健康ではないような気がする。
かといって、堂々とビキニ方面を鑑賞するような剛胆さも、持ち合わせていない。
「困ったな、夏の浜辺は、困ったな」
降り注ぐ太陽の下に、まったくそぐわないようなことを考察しながら、我が家に帰ってきたのだ。
開缶! レバーが入っているぞ
本日の缶詰さんは、フィリピンのSISIG。ブログ仲間dii-chaiさんのお土産であります。
これは味付けしたポークチョップの缶詰で、フィリピンではビールのお供になっているそうだ。
我が家でもさっそく、ビールを用意することにする。
折しも昼飯どき。
ナシゴレンのシーズニングも使って、本日は辛~いインドネシア風チャーハンを作ってみるのだ。
長ネギとともに炒める
ところで、このSISIG缶。
実は昨年の2月にも、缶詰blogに登場しております。
今回は、スパイシー・バージョンということらしいです。
パッケージデザインに、炎があがっているのが見えます。
いやが上にも、期待は高まるのであります。
かくのごとし。
SISIG缶が辛いうえに、シーズニングも相当辛いはずなので、覚悟を決めて口中へ運ぶ。
「むむっ...」
うっひー! かかかっ、辛いっす。
これは明らかに唐辛子の辛さ。
口の中が熱くなり、よく冷ましたはずの一口が、非常に熱く感じる。
その辛さを、いったんビールで流し込んで、小休止。
するとやはり、涅槃の境地と言いますか、辛さの奥に潜む旨味に、舌がじんわりと喜んでいる。
SISIGの肉片は、レバーの香りが利いていて、とても美味い。
ぶーちゃんの旨味があり、かの国では豚肉を美味しく食べる文化があるのだろうなと、推測出来るのだ。
薄くなった頭頂部から、滝のような汗が流れている。
早食いしたため、腹もぽってりと膨らんでいる。
やはり私も、オヤジ方面の仲間だったことが判明したのであります。
原材料名:豚肉、豚レバー、大豆タンパク、スパイス、シーズニング、砂糖、塩、酢、チリ
内容量:150g
原産国:フィリッピン