朱塗りの、美しいカンカンであります。
これは、いったい何であるか?
ぱっかんと、開缶!
これはかりんとうなんであります。
銀座八丁目の路地にひっそりと佇む老舗、たちばなのかりんとうなんであります。
「これ、缶詰なの?」
という疑問をお持ちの読者諸賢よ。
厳密に言えば缶詰ではありまへん。ありまへんが、そこは、ほら。
カンカンに入っていて、開けるのがすごく楽しみで。
世の中には『おもちゃの缶詰』なるものも、あるのです。だからして、これも缶詰なのです。
かくのごとし。
色つやが、素晴らしいです。
これは細めのかりんとう。もっと太めの、普通サイズのもありますです。
「かりりっ」と噛んで味わうと、おお、何ともあっさりとした甘さ。
黒糖の、しっかりとした甘さのかりんとうとは、また違った美味さであります。
ちょいとぬるめの、いいお茶が欲しくなる。
それにしても、この缶の美しいこと。今回はほぼパケ買い(パッケージに惹かれて買うこと)でありましたぞ。