炸魚とは揚げた魚のことらしい
「春なのにぃ~ お別れですかぁ~♪」
ちょいと冷える今日の東京。朝から曇天でもあり、なぜかこんな切ない曲が頭に浮かんだりする。
しかし、春である。
家の前の通りも、八重桜、ハナミズキ、チューリップ、ジャスミンなどなど、花が満開なのである。
そして春は、物事が動き出す時期。
我が缶詰blogも、来月はAMラジオ番組出演、再来月は東京カルチャーカルチャーでのイベント出演と、にわかに活動的になってきたんであります(詳細は追ってお知らせいたしますです)。
読者諸賢よ! 筆者はこれからも缶詰エバンジェリストとして、面白い缶詰たちをどんどんご紹介していく所存であるぞよ。
缶を包装紙で包んであるのが珍しい
包み方も木訥そのもので大変よろしい
ところでみなさん。
このブログは便宜上、記事をカテゴリに分けております。
(右側のサイドバーに『カテゴリ』というメニューがある)
その中で、もっとも閲覧数が多いのが『魚関係』というカテゴリなのだ。
2位の『肉関係』に比べて、ほぼ倍の閲覧数がある。
やはり我々は魚食民族、缶詰といえば魚なのであろうか。なかなか興味深い結果ではある。
包装紙を広げてみる。
プルタブを描いたイラストと、オレンジ色のチェッカー模様が実に個性的。
笑う魚ブランドのトレードマーク、SMILIMG FISHの顔付きが愛らしい。
外国産の缶詰は、こんなところに魅力があるのだよなあ。
開缶はモダーンなプルトップ
かくのごとし。
魚を筒切りにして、油で揚げてから味付けしているようだ。
わずかに魚の生臭さが立ち昇る。個体の大きさは鰯程度。包装紙を見ていただければ分かる通り、表記はすべてタイ語なので、何の魚か不明であります。
それでは失敬して、一口...。
むっ、以前ご登場いただいた笑う魚ブランドの味付け蛤を思い起こさせるお味。甘辛く、ぴりっと小気味いい唐辛子の辛さがあとを引く。
あの、ほら、鯵の南蛮漬けというやつがありますね。油で揚げて、赤唐辛子入りの甘酢に漬けたやつ。
感覚としてはそれに似ていて、さらに色々な香辛料が絡み合っている。しかし酢は使っていないようだ。
背骨が意外と硬い。しっかりと奥歯で砕いてから嚥下しないとキケンな感じがする。
包装紙の愛らしさと違って、意外にも“ホネ”のある缶詰なのであった。
内容量:90g
原材料名:タイ語ゆえ、なーんも分からんです
原産国:微笑みの国タイランド
追:この缶詰は『チャイディーな世界』のchai-diiさんからの贈り物であります。
缶詰blogがやっていけるのも、こうしたみなさんのご協力があったればこそ、であります。
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