閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

やっぱり怪しいこの頃の「軍事的」雰囲気

2021-10-20 22:50:37 | 日記

本のことではないけれど 黙ってはおけないと思って書付ます。 海上自衛隊の2隻の「空母まがい」の大型艦について、建造当初は「ヘリ空母」という触れ込みで、洋上での潜水艦対策や、災害時の支援に役立つという理由でした。ところが運用が始まると、いつの間にか航空自衛隊のF35を使えるように飛行甲板の耐熱強化改修することになりました。 その費用は35億ともそれ以上ともいわれています。ここで小生は???でした。海上自衛隊は「戦闘機」を持っていません、USAやUK,ロシアは海軍にも戦闘機の部隊があります。然るに、太平洋戦争の時、陸軍と海軍の仲が悪く、航空機だけでなくほとんどの分野で共同行動・運用ができなかったのは有名。そして今、自衛隊も全く変わらず、陸・空・海は折り合いがよいとはとても言えない現状(伝統?)です。 本当に空自の戦闘機を乗せるのか?大変疑問に思っていましたが、やはり!というべき。何のことはない現実に実施訓練をしたのはUS・MARINESでした。
 US・NAVYには有名な原子力空母が西太平洋に2隻おかれていますが、いざ(中国と)ことが起こった時、台湾近くにいて切り込み隊であるMARINESの面倒を見るのは危険です。沖縄のMARINESにとっては基地が攻撃された時、洋上で補給をしたりする「移動する」基地がないと作戦行動に対しての抗堪性が保てない。MARINES自前の艦船もあるけれど、「空母」に近い自衛隊の2隻は全くありがたい存在、あると無しでは戦闘の展開がまるで違うだろう。素人でもわかることだが、しかもこの一連の増強は日本からの「慮り・忖度・おもてなし」だと考えられる。見事に国民を欺いたということだ。マスコミはこの危険な状況を全く報道もしない。今や日本の状況は「戦時体制」に着々と歩を進めている。昭和10年ころとそっくりであることをもっと知らなければならない。
 北朝鮮のミサイルも「大問題」と大きくあおっているけれど、本当に国家にとって危険なのだろうか。もし実弾で発射されればもちろん多少の損害・犠牲は出るだろう。しかし「戦闘」にも「戦争」にも北朝鮮は日本に対して「勝利」はできない。海を乗り越えて日本に攻め込むことは全く不可能であることは誰の目にも明らか。それは中国の方がズット「危険」である。事の本質は那辺にあるかもっと真剣に注意する必要があると痛切に思うこの頃です。
 
コメント
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